新規格の横に長いスクリーンの
シネマスコープの洋画は次々に
制作、上映されました。
新しく始まったシネマスコープ映画を
シネスコと簡略して言われました。
シネスコ映画を上映する劇場では
映写機に装填するアナモフィックレンズが
必要ですし、立体音響再生用の
スピーカーを劇場内のあちこちに
備えなくてはなりません。
上映するフィルムはいままでは
光学録音でしたが、磁気録音が
使われる作品もありました。
ー ー ー
斜陽化した映画を盛り返す意味も
あって、劇場側も大変でした。
シネマスコープ方式の邦画は
国内各社で製作されました。
東映の「鳳城の花嫁」、大友柳太郎、
花川裕見子、出演。
新東宝の「明治天皇と日露大戦争」
嵐寛寿郎ほか。
日活の「月下の若武者」主演は
長門裕之、浅丘ルリ子
東宝は「大当たり三色娘」
出演はひばり、いづみ、チエミ。
松竹は「抱かれた花嫁」
有馬稲子ほか。
など、日本でも各社で
シネスコ映画が作られました。
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