現代劇、時代劇映画の制作は
撮影所のスタジオに建てられた
セットでの撮影と
野外のロケーションで
撮影される二通りで
構成されます。
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一般に劇映画のセット撮影と
ロケーション撮影との割合は
セット撮影の方が多いです。
セット撮影はスタジオのセットを
電灯(タングステン)の照明器具で
照らします。
電灯照明のセットを撮影する
カラーフィルムの色温度は
3200°Kです。
新発売のイーストマンカーは
色温度3200°Kの
タングステンタイプ・フィルムとして
発売されました。
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劇映画のセット撮影では
イーストマンカラーはそのまま
撮影することが出来ます。
このタングステンタイプのフィルムで
野外、ロケーションで撮影する場合は
撮影レンズに色温度変換フィルターを
掛けることになります。
スタジオセットに比べて
はるかに明るいロケーション撮影では
色温度変換フィルターによる光の損失は
大したことではありませんでした。
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