初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ヘリコプターでの撮影

2009年03月18日 18時41分34秒 | Weblog
 私はかって「スパイ小説」」冒険小説」に凝ったことがありました。
イアン・フレミングの「007シリーズ」から始まって、ケン・フォレット「針の目」。ジョン・ル・カレ「寒い国から帰ったスパイ」。フレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」などです…。

 グレイト・トーマスの「ファィア・フォックス」はロシアの新鋭戦闘機を盗むというストーリーで、映画ではクリント・イーストウッドが出ていました。スパイ物が映画になると映像的にどう工夫がされているのか興味があります。

 トム・クランシーの作品も大体読みましたが、映画化された「レッド・オクトーバ゜ーを追え」もよく出来ていました。映画ではロシアの潜水艦の艦長ショーン・コネリーが、艦橋で双眼鏡を持ったバストショットから始まります。カメラが後ろに下がっていきますと、潜水艦のフルショットになります。カメラはまだ下がってゆきます。やがて、潜水艦を護衛する艦隊全体が俯瞰で写ります。ヘリコプターを使ったのでしょうが見事なショットでした。このワンカットに何日かけたのでしょう。

 ヘリコプターを使った映画にアラン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカスの「冒険者たち」があります。ある島の城の屋上で銃撃戦があって、城の屋上からカメラは引いていきます。城の周りを写しながらやがて、島が小さくなるショットで、エンドタイトルがスーパーインポーズされました。

 ジョン・ポールの「夜の大捜査線」(夜の熱気の中で)では、小説もなかなかよかったのですが、映画も黄色いサングラスをかけた町の保安官ロツド・スタイガーと町の駅に降り立った黒人刑事のシドニー・ポワチエとのやり取りは良かったです。
 事件が解決して走る列車の窓にシドニー・ポワチエのミディァムショットが写されます。カメラが下がってゆきます。列車全体がだんだん遠くに離れていくとクインシー・ジョーンスの音楽がかぶさります。

 ヘリコプターを使った移動撮影は段取りや準備に大変でしょうが私は大好きです。


 

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