映画のスタジオとテレビのスタジオの大きな違いは、映画は床が地面ですが、テレビはフローリングになっていることです。
映画の場合、小津安二郎監督の「東京物語」の居間の場面のような撮り方を、ローアングル撮影と言いますが、もっと低い位置の撮影のときは地面を掘って穴の中にカメラを沈めて撮影します。
テレビスタジオではフローリングですからから下はありません。必要な角度を計算して、その分セットの方を高く作りました。二階の部屋を見上げて撮るようなものです。かって、芸術祭参加ドラマで、全編ローアングル風のドラマがありました。俳優さんが高い場所で演技をする不思議な雰囲気でした。
下から見上げて撮りますと、当然、天井が写ることになります。照明器具は天井の位置から照らします。天井は必要ですし、照明器具はどうするのかと大変でした。
オーソンウェルズの「市民ケーン」で、天井付きのセットをローアングルでしかもレンズを絞り込んでパンフォーカスにした場面がありました。現場の照明が大変でしたでしょう。
テレビのフローリングで困ることは、庭のセットで植木を入れられないことです。映画の床は地面ですから根付きの植木は植えればよいのですが、フローリングでは根の処理に困ります。小さな植木の場合は、植木の根が見えない様にそのまま置いたり、大道具さんは大きな木の幹に枝を打ちつけて根のない大木を見事に作っていました。
映画の場合、小津安二郎監督の「東京物語」の居間の場面のような撮り方を、ローアングル撮影と言いますが、もっと低い位置の撮影のときは地面を掘って穴の中にカメラを沈めて撮影します。
テレビスタジオではフローリングですからから下はありません。必要な角度を計算して、その分セットの方を高く作りました。二階の部屋を見上げて撮るようなものです。かって、芸術祭参加ドラマで、全編ローアングル風のドラマがありました。俳優さんが高い場所で演技をする不思議な雰囲気でした。
下から見上げて撮りますと、当然、天井が写ることになります。照明器具は天井の位置から照らします。天井は必要ですし、照明器具はどうするのかと大変でした。
オーソンウェルズの「市民ケーン」で、天井付きのセットをローアングルでしかもレンズを絞り込んでパンフォーカスにした場面がありました。現場の照明が大変でしたでしょう。
テレビのフローリングで困ることは、庭のセットで植木を入れられないことです。映画の床は地面ですから根付きの植木は植えればよいのですが、フローリングでは根の処理に困ります。小さな植木の場合は、植木の根が見えない様にそのまま置いたり、大道具さんは大きな木の幹に枝を打ちつけて根のない大木を見事に作っていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます