
雨降りの交差点で信号が変わるのを待っていると,
手前の水溜まりに、向こう側の歩行者信号の
赤灯が写っているのを偶然見つけました。
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ロールフィルムを使い始めたカメラの世界的なヒットは、
コダックの「ベスト・ポケット・コダック(VPK)」(ベス単)でしょう。
このカメラが発売されたのは大正元年(96年前)です。
この、カメラに裏紙付きベスト判のフィルムを装填するには
カメラの底蓋のツマミをまわしてカメラの底蓋を外すと、
フィルムの通るスリットが現れます。
その狭いところへフィルムを入れる方法でした。


その一年後にオスカーバルナックのライカが出てきます。
ライカのフィルム装填が、このベス単とおなじ方法なのです。
ライカより1年早くベス単がありますから、
この方法がライカのオスカーバルナックに影響を与えたと思っています。
このフィルム装填方法が機械的にカメラを小型にできるのかもしれません。

次に登場する35㍉カメラの「コンタックス」のフィルム装填は
カメラの裏蓋がごそっと外れます。
フィルム装填がライカより楽にできるように考えられていました。
「コンタックス」カメラの印象は精緻な機械の固まりのようでした。
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その後、「ライカ」と「コンタックス」がどちらが良いかと,
カメラ雑誌を交えて論争になります。

日本で,木村伊兵衛が軟焦点の「タンバール」レンズの使用で,
欧州では「決定的瞬間」で有名なアンリ・カルティエ=ブレッソンが
それぞれライカの名手でした。
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「コンタックス」名手は聞いていません。

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