
大半のカメラがロールフィルムを使うようになりました。
ブロニー判、ベスト判は光を通さない黒い裏紙にフィルムが巻かれています。
フィルムをカメラのフィルム供給側に装填します。
裏紙を引き出して,巻き取り側のスプールに巻き込みます。
カメラ裏蓋を閉めて,フィルム巻き上げノブを巻いていきますと
、
カメラ裏蓋の赤色の窓に①が出てきます。
一番目の撮影の準備が整いました。
写真を撮り進んでカメラの画面の寸法によって⑧~⑫~⑯が
最後のカットになります。
最後のカットを撮り終えてフィルム巻き上げノブを巻き込んでいきますと,
巻き上げノブが急に軽くなります。
フィルムを巻き取り側のスプールに完全に巻き取ったことになります。
カメラの裏蓋を開けて,巻き取ったフィルムを出します。
フィルムは裏紙の最後に付いているシールを貼り付けます。

ライカのフィルムは35㍉です。
ライカはマガジンに入ったフィルムを使います。
暗室か,ダークバッグ,夜,布団の中か(布団は埃が多いですから注意)で、
手探りで35㍉フィルムを36枚巻き込みます。

ライカの撮影はフィルムを巻き上げて,シャッターを切りながら、
35㍉フィルムをマガジンから裸の巻き取り軸にフィルムを巻き上げていきます。
36枚撮り終わるとマガジンの中へフィルムを巻き戻さなくてはなりません。
… … …
後発のコンタックスも,マガジン式です。
コンタックスは,巻きとり側にもマガジンを置いて、
フィルムを巻き戻さなくても良い方式があります。(ダブルマガジン式)
勿論,ライカの様に,撮影終了後,マガジンに巻き戻しても良いのですが。

35㍉フィルムをマガジンに巻き込むのは、
誰でもできるわけにはいきません。
写真機店で詰めてもらったのでしょうか,
現像焼き付け(DPE)のときは,マガジンごと渡していたのでしょう。
35㍉フィルムカメラは、他のロールフィルムに比べて,
多く撮れますが、マガジンが厄介でした。


1934年にコダックから「コダックレチナ」が発売されます。

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