けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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のどに物が詰まった!!

2007-06-02 17:37:48 | 雑記
昨日急に目が覚めたらのどがつまっていて、息ができなくて死ぬか(またかい!)と思いました。てっきり家の者に首を絞められたのかと思ったのですが今回はそうではありませんでした。息を吸おうと思うと、のどからは明石屋さんまの「引き笑い」のような音が出て、息を吐いてのどに詰まったものを吐き出そうとしても、肺の中にのこった気が少ないので、吐き出せずに大変苦しい思いをいたしました。
子供たちは私ののどから出る不気味な音にビビッて近づいてもこないし、いやはやおどろきました。

私たちは東洋医学の免許を受ける前に、救急処置の講習を受けて2年毎に更新しているのですが、いざ自分がこうなってみると一人ではなかなか処置できないものです。本当は術者が患者を後ろから抱きしめて、みぞおちの辺りに両手を組んで前傾しながらエイッと胸を締め付けて異物を吐き出させるのですが一人ではこうは行きません。

頭のなかは「落ち着け!意識が遠のく前になんとかせい!」という自分の思いがきこえます。そこで気がついたのは寝ていて吐いたものがのどに詰まっているということでした。胃酸と夜に食べた中華料理の香りがしました。(なんか汚くてすいません。)
そこで両腕で腕組みをして、すごく苦しいのですが、えびのように丸くなった体を起こして後ろにそらせて、腕組みを強くしながら体を前に一気に丸め込む!これで胸に残った空気がゲフッと出て、つまったものが除かれました。

後はよくうがいをして、のどに残った粘液と胃酸を洗い流して、一件落着でした。最近なんかいろいろおきるなーーー。大丈夫かな。。。。
でもね、こういうことがおきるのは治療家としてはいいことなんですね。患者さんの気持ちがわかりやすくなるかもしれませんから。

昔、故伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」で大滝秀治さんの演ずる「食べてばかりいる上品な老人」が急にもちをのどにつまらせる場面で、お付の者たちがこの老人をさかさまにして掃除機でガーッと口からもちを吸い出す場面がありました。
あの時は笑っていましたが、本気で「掃除機は寝る時に用意しておこう」と思いました。

自分におきたネタでした。。。。。苦しかった。。。。

コメント
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