けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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はしかの予防注射をしてきました

2007-06-04 11:42:39 | 雑記
一昨日、はしかの予防注射に行ってきました。最近日本でははしかが猛威を振るっていて、大学が何校か休校に追い込まれていると聴き、早速行ってまいりました。
私ははしかになったことがありません。
私は40数年前に、当時としては最新の各種予防注射類をしていたらしいので、肩にもどこにも予防接種の痕がなく、母のうろ覚えの記憶では心もとなく思っていたのです。

今回私の打ってもらった予防注射はMMRといって、はしか、おたふくかぜ、風疹の3種混合でした。おたふく風邪と風疹は確かやったことがあるので終生免疫があると思われるのですが、はしかの抗体検査の結果を待ってからというのじゃとろくさいので、えいやっとやってもらいました。

東洋医学的には毎日足の三里などにお灸をしていれば理論的には外からの邪(じゃ。病原菌や寒冷の気温による要素)を受けることはないのですが、疲労がたまっていたりしたときにはやはり抵抗力が弱まることはあるわけです。さすがに大人になってからのはしかにはなりたくないというわけで、予防注射を決行いたしまいた。

よく、フルーショットをやったほうがよいか患者さんに尋ねられます。高齢の方には「そうですねーーおうけになってもよろしいのではないですか」とお答えしていますが、お若い方々には「お灸をして、うがい手洗いをよくしているほうがよっぽどいいですよ。」とお答えしています。
一般的にこのフルーショットのワクチンはその年にはやると思われるフルーの種類が香港型なら香港型、スペイン型ならスペイン型の一種類しか生産されないと聞いています。でも、その時期が来て、スペイン型を打っていても、実際に香港型のフルーがはやればやはり感染してしまう可能性が大きくなります。 要は丁半ばくちなわけです。

だったら、日ごろから週に1-2回足の三里などにお灸を吸えて、手洗いうがいの習慣をつけていたほうがよいかもしれません。お灸やうがいで、ご自分の免疫力全体が上がっておれば、ワクチンを受けたことによって体にできる選択的免疫力ではなく、拒食細胞(マクロファージ)が強くなっているので、侵入してきたあらゆる外敵に対しての免疫効果が強くなります。

はしかのお話に戻りますが、最近の10-20代の方々の中には、ここ30年くらい日本でははしかがあまりはやったことがないことから、はしかの予防接種を受けていない方々が多いそうです。そこで今回のような日本の大学内での感染が一気に発生したと考えられるとのことです。

米国では公の場で教鞭を取る外国人と、永住権を申請するときの外国人以外、とくに留学生や非移民ビザの方々にはあまり予防注射が徹底されていないようなので、学生の皆様はご注意ください。

また、妊婦さんが万が一風疹にかかると、視聴覚に障害のある子供が生まれやすくなります。十分ご注意ください。

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