けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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アレルギー その後

2010-02-26 11:16:42 | 東洋医学全般
アレルギー症状に使う漢方方剤もたくさんの種類があります。
ジンマシンやアトピー性の皮膚炎など皮膚に出る症状は、体にこもった熱がちゃんと発散できずに、皮膚の下にこもってしまった時に起こります。

1.この原因は、皮膚の表面(毛穴)の開閉がうまくいっていない。
2.発散したい熱が多すぎて皮膚の動きがついていっていない。
3.体にこもった熱を皮膚から押し出す力が足りない。
4.これらのいくつかの状態が混在している。

これらの状態とその原因、そしてその体質を考慮しながら調剤をいたします。

私の場合は急性のジンマシンと考えられましたので、消風散(しょうふうさん)を飲みました。
そして、皮膚自体のケアのために、紫雲膏(しうんこう)をぬりました。

幸いこの漢方方剤がマッチしていたようで、体の表面がすっと緩んで軽く汗が出て、2時間後には元に戻りました。しかし翌日になるとまぶたが乾いているようなので、数日間紫雲膏をぬって治しました。

漢方医学では皮膚の症状と肺の症状の元が同じことが多いものです。
例えばゼンソクの治療とアトピー性皮膚炎の治療の性質がほぼ同じであることからもうかがえます。

ちなみに私が「当たった」のはナビスコのWheat Thinsというクラッカーでした。漢方医としては良い体験をしたものです。。。。。

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

 

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コメント
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