前から気になっていたのですが、看護師業界と、保険業界はフィリピン人だらけです。そして年季の入った方々の話すフィリピン英語は どうやったらこんな発音ができるのかパカパカパカパカと聞こえます。
看護師さんたちのほうは、外人のそれと違って優しくて気が利いて、知識が豊富な方々が多く、ある意味フィリピン系の天職ではないかと思っています。
保険業界のほうは、まあ日本もそうですが、ガンガン押してくる人が多いです。
先日、生命保険のことでサンマテオ市のAAAにいくと、前回会ったことのある、年季の入ったフィリピン人の担当者のおばちゃんが出てきました。60代かなあ。。
かなり気合の入った営業魂のおばちゃんは、常に相手の顔を至近距離で「ビシッ!ビシッ!」と何度も何度も指をさして話します。机を隔てているのに、おばちゃんの指は私の鼻の前に迫ってきます。前回もそうですが、これを1時間近く何回も何回もやられるとうんざりしてきます。パカパカパカパカと聞こえる独特の英語も馬の蹄の音のようです。
そこで、いたずら心がむっくりと起きてまいりました。
いきなり!このおばさんの人差し指を左手で「むんず!」とつかんで、ニヤリと笑いながら言いました。
「なあおばさん、、ちょっといいかい?人の顔を何度も何度も何度何度も指さすもんじゃないぜ。。」
おばさんは真っ青になって「なっ!なに??」とびびっています。
わたくしは「同じことするね。」といって私の右人差し指でおばちゃんの鼻の至近距離を指さして言いました。
「かぁうどゆぺぇるっ!?かぁうどゆぺぇるっ!?」これは私がとっさに考えたフィリピン英語のまねで「How do you feel?」と言っているつもりです。通じるかなあと期待しつつ、指をさし続けてみました。
すると、おばちゃんは今度は真っ赤になって額に汗をかきながら「あいぺぇるのーぐーっ。。。I feel no good..」といいました。あ、通じてるんだ、、よかった。
「おばちゃん、、人が嫌がることはやめましょうね。おばさんはね、怖かわいい顔をした校長先生みたいなんだよ。これまでみんな遠慮して、誰も指摘してくれなかったんだね。私はずーっと嫌だったんだよ。この癖をやめたらお客さんがずーっと増えるよ。間違いないよ。」
おばちゃんは「そ~り~、、自分で気づかなかったよ。。もうやらないよ。。」
しかし、でも長年の癖はそう簡単には治らないんですね。
それからも、何回も何回も私の鼻を指さしてのびてくるおばちゃんの指を、全部うち受けで払い落としてやりました。ぴしっぴしっと優しくですがね。。。
さすがにこれだけ払いのけられると、こんなにやってたんだ、、、と本人も愕然としているようでした。
なんかすかっとしたなあ。。。。でもま~た、どうでもいいことにエネルギーを使ってしまった。。。わかってるんですよ、私はどうかしてますよ。鼻ではなく、どうぞ後ろ指を指してください。。
あいぺぇるそ~ぐ~っ!(I feel so good.)
このおば様、先生に気づかせてもらって良かったですね。今まで、これで保険のお客さん失っていたと思います。
私も鼻先に指を差してくる人に時々遭遇するので、閉口してばかりでなくて、試しにやってみよう。