先日、日本の漢方薬の検索をしていたら、「ギャクリア」という漢方方剤(方剤とは、いくつかの単品の漢方薬を配合して作られた処方のこと。)が出てきました。
調べてみると、古来から非常に効き目のある、六君子湯(りっくんしとう)のことでした。
伝統的な漢方方剤にユーモアに富んだ名前を付けて販売するのは「小林製薬さんの十八番です。」
以前にもこんな記事を書きました。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/b4717df18ddce980d7b1799a8f797f37
いいんじゃあないですか? 皆様に漢方薬をより身近に感じてもらえるので、わたくしは賛成です。
これがそのURLです。
http://www.kobayashi.co.jp/brand/gyakuria/index.html
今回の方剤は、胃酸の逆流の治療薬として、「ギャクリア」とのこと。。なかなか面白いネーミングです。
このギャクリアこと「六君子湯(りっくんしとう)」は、逆流性食道炎、胃腸炎、消化性潰瘍、食欲不振、胃内停水、胃ガン、肝硬変または肝臓ガンの腹水の症状の治療ということで知られています。
胃腸が虚弱で、食欲がなく、手足が重だるく、元気がない。食後に極端に眠くなり、下痢しやすい状態であれば、上記のような病名の症状が出ていなくとも、この六君子湯の出番です。
胃腸を中心とする消化器官の本来の特性は、口から入ったものを上から下に運びながら消化して排便、排尿に至らせることです。
この機能が弱っているので、結果的に胃酸が逆流して、みずおちが使えたり、胃痛や嘔吐が起るのです。
このような方には、六君子湯(りっくんしとう)と足三里のお灸がおすすめです。
足三里のお灸についてはこの記事をご参考になさってください。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%E4%B8%89%E9%87%8C%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%81%B8
六君子湯(りっくんしとう)はこちらです。
http://www.kanpouamerica.com/product/120
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