時々、米人の空手の先生がいらっしゃいます。70代かな。松濤館空手の大先生です。
日本の文化をこよなく愛していらっしゃり、とても素晴らしいかたです。
もともと科学者なんだそうです。しかし、放射能に関しては私と話が合いません。
一度派手に激論を交わしたことがあるのですが、さすがディベートになれている西洋人です。論議が終ったらすっきりと恨みも残さずに私の治療を受けに来てくれます。
こういうところは、私たち日本人が学ばなければいけないところだと思いました。
彼の家には電子レンジがありません。。放射能が出るんだそうです。
科学者さんだけに、少し度が過ぎるらいの徹底ぶりです。
いろいろなこだわりがあって、一緒に暮らしたら大変そうです。。
ちなみに家内は被爆二世です。義母様の代が被爆者ですが、とても元気です。
被爆者の方々は、その場で焼け死んだり、大量の放射能を浴びてほぼ即死した方以外は、いまでも元気でいらっしゃいます。
生き残った方々は実はとても健康で、お孫さんたちも全く普通で、幸せに暮らしています。
被爆者1世は日本政府から生涯医療費免除となっているので、義母様も毎日近くの病院に出かけて、被爆者仲間と楽しい時間を過ごしています。
被爆者の方がとても嫌っているのは無責任な科学者と悲惨な報道しかしないマスメディアと被爆者をテーマに悲劇を書きまくった小説家やマンガ家だそうです。
1.被爆地は30年間は草木も生えず虫も飛ばない。--翌年にはセミが鳴きまくり、カナブンが乱舞して、草木はぼうぼうだった。
2.被爆者を嫁にもらうと奇形児が生まれる、とまことしやかに報道された。--子も孫もみんな普通に元気に生まれ育っている。中学生の時にNHKのドキュメンタリーで広島か長崎で生まれた無脳症の少女とその悲惨な過程を描いているのを観たことがあります。年頃になった少女が異常に小さい頭に生えている髪の毛を無心にとかしている。。「この少女も原爆がなければ健常に育って幸せになっていた。彼女のまなざしからはそれでも女のなまめかしさが出ているのが悲惨に拍車をかけています。。」というおどろおどろしいナレーションが今でも耳に残ります。
大人になって気づいたのですが、これは被爆地で無脳症の少女を無理やり探し出して作成したこじつけドキュメンタリーです。無脳症と放射能の関連が不明のままです。
3.当時、韓ドラみたいな悲劇が好きな作家どもによって、白血病で婚約者がたおれて助からない悲劇が多く書かれた。
そういえば劇画「巨人の星」の星飛雄馬が初めて好きになった彼女は、いきなり白血病で死んでしまうことになり、親が被爆者で~みたいな結末であったのを思い出しました。
今回の帰省で、家内は被爆2世の無料検診を受けてきました。
彼女はめちゃめちゃ健康です。髪の毛も往年の天地真理のように太くてたくさんあって、カゼなどはほとんどひいたことがなく、若いころは千葉真一や志穂美悦子がいたJAC(Japan Action Club)に入りたかったんだ!と豪語するほど健康です。
いまでも、私が体調を崩しそうになったときに、看病をしてくれるのは家内の方です。
被爆者の方いわく
「少しぐらいの放射能はむしろ体によかばい!」
「無責任なマスコミや科学者が被爆者の差別を生んだとさ!」
わたしも完全に同意いたします。世の中の常識はほんとうは非常識であることの方が多いんじゃあないかなあ。。
長崎の実家で近所の被爆者さんを集めて無償治療をしたことがありますが、皆様本当にお元気でお孫さんもたくさんいて、明るく生きていらっしゃるので、とても嬉しく思いました。
そんなわけで、例の科学者さんが診察に来ると。
「Hi! Just call me NUKE boy!」
「今日も電子レンジで牛丼温めて食べたらうまかった!」
「将来、原子力携帯電話とか、原子力PCができたらいいなあ!」
といって、大先生の眉毛がぴくっと動くのを楽しみにしています。
ひとでなし。。。
漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/
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