言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

気になる日本語の言い回し

2011-12-19 09:25:04 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の経営販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝、ゴミ捨てに外に出たところわが愛車に霜がびっしりとついていました。
ガレージもない露天駐車なので、そういうことになります。
こういった霜はこの冬初めてですね。
それだけ夜に冷え込んだということです。
いよいよ真冬なんですね。

こういう朝は、ぱっと目が覚めたときにすぐに起き上がらないと、ちょっとでも躊躇すると、だらだらと30分ぐらいは、軽く過ぎていきます。
辛いけど、辛いなあと思う前にパッと。
今朝の天気予報によると、週末にはクリスマス寒波がやってくるそうです。
ホワイトクリスマス?


さて、この地方(北関東)のJRの電車のドアは、冬の間は手動で、降りる人、乗る人がいない場合は、そのまま閉まった状態になります。
冷たい風が吹き込まないようにする工夫ですね。

でもだいたい一人や二人は乗り降りするので、あまり意味がないようにも思えますが。

でも両開きのうちの片方を開く場合が多いので、少しでも開口部が狭いほど、気分的に寒さが違うという感じですかね。
またすぐに閉めることもできるようなので、すぐに閉める気の利いた人もいます。



▲ところでこれはそのドアの表示です。
日本語として変、ですよね。

あれっと思ったので、携帯で撮りました。
近くの人が、私が変なところにレンズを向けて撮っているところを見ても、誰も変な顔をしていないところを見ると、それほど携帯で何かを撮影するということが日常化してしまったのでしょうか。
この言い回しの変なことよりも、誰もドアを撮影している姿を不思議に思わないことの方が、あとで気になってしまいました。

ところでその言葉です。

ドアは手で開けて
 乗り降り下さい


とあります。
2行目は『乗り降りして下さい』の方がいいですね。

こんな些細なことと思われるところから、日本語が変になっていくんでしょうね。

「乗り降り」というのは名詞ですので、「下さい」が動詞になってしまいますが、「乗り降り」を「下さい」というのは、あなたに「乗り降り」をどのようにさし上げたらいいの?ってことになりませんか。

日本語をかじった外国人が言うような言葉遣いですね。
私は国語学者でないので、厳密にはわかりませんが、言い回しとして、聞きづらいと言うか、一瞬「?」と思います。
一応言葉を生業としてきた自分なので、とても気になったので、ちょっと取り上げてみました。

こういった変な言い回しは、お店のPOPなどにもよく見受けられます。

助詞を無視したもの、助動詞で済ませようとしたもの、形容詞の使い方が明らかに違っているものなど、様々です。
わざとミスっていると思われるのもありますが、ほとんどは明らかに勉強不足というか、ああ、この人は言葉を知らないなと思えるものがたくさんあります。

面白く書く、わざと崩すというようなテクニックは必要ですが、それは基本をよく知った上でのことです。
わからなければ人に聞きましょう。

聞くはいっときの恥。聞かぬは一生の恥」という諺も、もはや死語と化して(とキーボードで売ったら「仕事化している」に変換されました)いる昨今ですが。



それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
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発想の元は?

2011-12-18 10:00:05 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

寒いですねえ。
昨日は、外にいると、本当に身体の芯から冷えていくような感覚になりました。

今朝は朝から晴れ渡った冬の空が広がっています。
これで風がなければ、日差しがある分温かいと思うんですが、果たして。


今朝TBSの「がっちりマンデー」を見ていたら、ねじ山がつぶれてドライバーでは回せないビスを回すことできるペンチのことが紹介されていました。

以前から自分でもそのようなビスに手こずり、その度に従来のペンチで回そうと試みたことは何度も経験がありますが、ほとんどうまく回せたことがありませんでした。でもそのペンチだとがっちりビスの頭をつかんで回すことができるようです。

従来プロ仕様では、インパクトドライバー(という名称だったかな?)というものがあり、そのドライバーをつぶれたねじ山にあてがい、ドライバーの頭を金槌でたたくとドライバーが回り、何とかねじ山がつぶれたビスでも回せることができるというものがありましたが、素人が持つようなものでもなく、だいたいあきらめていました。

でもこうした工具ができると、作業もはかどることと思います。

これも自分がいろいろな作業に携わっていてこその発見であり、アイデアの創出です。
「これ、何とかならないものか」というニーズを体験してこその新しい製品の発想になります。


商いでも同じことです。
現場に立つ、現場の声をよく聞く、というところから、お客様サービスの新しい発想が生まれてきます

お客様から聞かれる何気ないひと言を「そんなものはありません」と返事して、そのままにするのは、本当は商人としてはあってはならないことで、なければじゃあ自分がなんとかしてそのニーズに応えられるサービスなり、モノなりも作ってみせるという発想を常に持つ人こそが商人であり、その人が業界のトップになれる人です。

お客様の要望を、新しいサービスの発想の元と考えるか、そんなものはないというだけで、何も考えない人でいるか、ちょっとした違いですけど、未来は大きく変わります。

本来商売というものは、ニーズがあるところから生まれてくるもので、これこれこういった商品があるから、それを売りたいから始めるということではないと思います。
しかし今の商いを眺めていると、往々にしてそういったことがはびこっているような気がしてなりません。

また現在ニーズがなくても(実際にはニーズが潜在しているのですが)、これがあればお客様の暮らしが良くなる、楽しくなる、喜ぶ、楽になるという商品があれば、それはそれで商いの元としてお客様に提供できる価値があります。

あなたが扱っている商品、製品で、そのどこにも当てはまらないつまらない商品はありませんか。



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シンプルなものほど優れている

2011-12-17 09:47:30 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

冷たい朝ですが、日差しが充分にあるのでまだ救われます。
これが曇り空や雨だと、気も滅入りますが。
雪国ではそういった日々が続くということですが、お察し申し上げます。
しかしこのあたりに住んでいると、そういう恩恵にも疎くなります。

いけないことです。


昨日故郷から今年2回目のみかんが贈られてきました。
とても、というよりもものすごくおいしい有田みかんです。

毎年こちらのスーパーなどではお目にかかれない、というか、口に入らないと言うか、本当に甘いみかんです。
ありがとうございます。

こちらも毎年、冬の味覚りんごをお返しに贈っています。

今年も贈ろうと探したのですが、今年は昨年よりは2割ほど高値になっているという担当の方の弁でした。
そのせいか、例年だとだいたい今頃には箱単位で店頭に出ているのに、今年は一向に見かけません。

やはり春の大地震が響いているのでしょうか。


先日、ある無添加のお漬物や農産物を販売しているお店に出かけたのですが、社長の話をお聞きしてみると、あの震災の影響がまだ残っているということでした。
いわゆる“自粛”ですね。

例年だと、お歳暮にたくさん利用される商品の売れ行きが思わしくなく、親しいお客様に聞いたところ、やはりこちらからはなかなか贈りづらいところもあって、贈られてきたところにせいぜいお返しとして贈るぐらいだ、ということらしいんですね。

そういう方が1割でもいればそれだけ売上が落ちるわけで、あの大震災の影響は今でも消費に影を落としているということです。

あなたのところではいかがでしょうか。


すでにお歳暮商戦は終わりましたが、今はクリスマス商戦たけなわ。
来週の金曜日はクリスマス・イブ、そして土曜日はクリスマスですので、若い人向けのクリスマスパーティなどができるレストランやカフェなどはたくさん予約が入っていることでしょうね。そこらあたりだけでも繁盛しなければ、ますます経済が落ち込みますからね。


さて昨日からニュースでは消費税増税と年金問題が盛んになっています。

政府から基本方針が発表されたからですが、今からでも遅くはないので、時限立法として、消費税は逆に下げるかなくすようにしましょうよ。
その方が経済が活性化されて、税収入も増えると思いますよ。
消費税が減って消費者は喜び、商業は緩んだ財布から活性化して喜び、メーカーも生産が増えて喜ぶ。
誰もかもが喜ぶ政策だと思うんですが、単純でしょうか。

でも企画にしろ何にしろ、シンプルなものほど優れていると思いますけど。
くだらないものほど、あれこれひねくり回さないとものにならないものなんですよ。

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“電話かけまくり営業”

2011-12-16 07:34:50 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は仕事の関係で朝6時少し前に起きました。
こういうときはけっこうさっさと起きられるものなんですね、寒くても。
まだ昨日のぬくもりが残っているような感じですが、今日から終末じゃなくて、週末にかけては最低気温がマイナスになるような予報です。
聞くだけで身震いが起きそうですね。


さて、仕事中に相変わらずよくかかってくるのが、営業の電話ですね。クライアントからのものよりも多いようです。
電話を待っているときなどにかかってくると、気が短いもので、出てみて(というよりナンバーディスプレイで違うとわかりますが、一応出なくてはなりません)、すぐに相手先の社名を聞くとすぐに「そういうものは今すべてお断りしています」と言ってそそくさと切ります。

ちょっと話しだすと止まらない勧誘もありますので、話に乗らないのが一番です。

以前勤めていたときにはもっとしつこい勧誘の電話がありました。

こちらが興味ないと断っても、断っても、勝手に自分の言いたいことを滔々としゃべる輩です。
そういうときはだんだんと受話器を耳から離していき、そっと本体においてしまいます。置く前まで勝手にしゃべっています。

相手は受話器の置く音を聴いて「畜生、切りやがった!」と怒っているでしょね。自分が無礼で悪いなんてこれぽっちも思っていないでしょうから。

当時はマンションと先物投資、それに電話の予算削減システムなどが多かったようですが、今はほとんどが通信販売の保険ですね。
たまには相変わらず携帯電話の勧誘もありますが。

保険も勧誘などされなくても、同じようなものは、テレビを見ていれば嫌というほどCMで流れているので、耳にタコ状態ですので、すぐに断ります。
「保険については今すべてお断りしています」と。これぐらいきっぱり断らないとすぐに調子に乗り、パンフレットを送ります、先日パンフレットを送ったのですがなどなど、うるさいこと限りないんです。

彼等はそれが自分の仕事でいいでしょうが、その対応にこちらも時間を勝手にとられるわけです。
その時間分タイムフィーを払ってくれるとでもいうんであれば何時間でも聞くつもりですが、もちろん彼等は言いたいことを言ったら、それではパンフレット送りますだの、営業をよこしますだのと、本当に勝手なことを言ってやっと切るのです。

こんな営業で、彼等のタイムフィーに値する利益が出るのでしょうか。
疑問です。

頭にくるのがディスプレイに表示される電話番号の頭が「0120」でかかってくる電話です。
どんなシステムか知りませんが、きっと無料に近いものなんでしょうね。
だから自分たちはいくらかけてもただだからという意識もきっとあるからでしょうが、これは相手先のことを全然考えていない、バカ丸出しの電話です。
かけた分だけ支払いが増えるというリスクを伴わないから、いくらでもかけているんだと思います。

でもそこで忘れているのが人件費
いくら電話代がかからないと言っても、人件費は無駄電話の時間でもかかっているわけです。

もっと違う、実りのある営業方法を考えた方が、いいんじゃないですか?
はっきり言って、“電話かけまくり営業”は前時代の遺物です。

なぜそんな簡単なことが判らないのか不思議ですが、だいたいかかってくる電話の社名が違いますが、内容も、扱っている保険会社名も同じですので、多分これは私が勝手にそう思っているだけですが、代理店を始めても、少し経つとつぶれているんでしょうね。
汗をかかないで、電話をかける、そんな営業で、今どき会社を維持していけるほどおおらかな時代ではないということとが、なぜわからないのか、不思議です。

いい加減でやめませんか? “電話かけまくり営業”
と打ち込んだところで、かかってきましたよ「0120」………。



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“こんちは営業”

2011-12-15 08:26:27 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

もう定番になった冷たさ。
あともう少し、もう少しと1分、1分起床を遅らせながら、寝床の中でうだうだしています。
今日は予報によると温かくなり、と言っても冬にしては、ということですが、果たして?
でも夜にはこの冬一番の強い寒気団が南下してくるということらしいです。


さて、昭和年代から平成10年頃まで、というと21世紀になる前までということですが、営業というと、毎日お得意先へ出かけていき、担当者と雑談を交わしながら、発注を獲得するという、“まことにのんびりとした”ーーNHK「坂の上の雲」のナレーションをお借りしましたーー風景がまだ多くの企業内で見られました。

私が勤めていたのは広告制作会社でしたので、印刷会社の営業さんが毎日のようにやってきます。

もちろん彼等は印刷物の納品や次の仕事の発注を受けるためにやってくるのですが。
一応は何もないけどきてみました、というような、いわゆる“何でもかんでも訪問”のための営業ではありませんでしたが、たまには暇つぶしのためにやってくるような時もありました。

そういう時もこちらとしては相手をしなければなりません。
企画ものをまとめている時などに来られると最悪です。
早く追い出すのですが、それでも少しは相手をします。

こちらの返事が上の空だと察知して、早々と退散してくれればいいのですが、そんなことはおかまいなしに、滔々と業界の話やら、その日の新聞ダネ、スポーツダネなどを話し出すときもたまにはあります。

本当に時間が取れない時などは、ちょっと悪いけど相手をしてられないと、適当な用で追い出しますが、そんな時もまれなものですので、ついつい、上の空なりに話に乗ります。(内心では「早く切り上げて帰ってくれ」オーラを発しながらですが)

このような、用もないけど、相手先に定時訪問するような営業を、わたしは揶揄をこめて“こんちは営業”とネーミングしました。

そういった“こんちは営業”は、特に官公庁を得意先にしている営業では多かったようで、市や県の出先機関などには、暇つぶしを兼ねて毎日のようにやってくる営業がよくいたそうです。
(これはある県の出先機関に長年パートとして勤めていた私の家内から聞いた話です)

官公庁の出先機関は、こんなことを言うとひんしゅくを買うことを承知で言いますが、本庁では使えないちょっと変わった性格の人が多かったようです。
そして片や、たまにはやり手ばりばりの人がくることもあるそうですが、そういう人は1、2年で、すぐに役職をひとつ上げて本庁に戻っていったそうです。
出先機関の職場内は、そういう人たちとパートばかりなので、毎日定期的にやってくる営業との無駄話もけっこう多く、そんな中からちょっとした発注を出してもらって会社に帰っていくという営業がまかり通っていたらしいです。

今はどうか知りませんが。

“こんちは営業”は、確かに数十年前までは、たいていの企業で当たり前のように行われていた慣習のようなもので、そういった営業でも、何らかの発注にありついて、仕事を回していけるという何ともおおらかな時代でありました。

でも現在ではそのような“こんちは営業”などはナンセンスというよりも、会社の利益を食いつぶす馬鹿な営業以外の何ものでもありません
よく言えばコミュニケーションを密にしているというわけですが、それは無駄なコミュニケーションです。

“こんちは営業”に出かけていく者はそれでもいいでしょうが、相手をする方にしてみればものすごく迷惑なんですね、今は。

営業は、相手の貴重な時間を奪うことでもあります
この時代の進んだ営業というのは、相手の貴重な時間を奪ってでもそれに見合う以上の利益を、相手が得られるような商品や企画を持参するのが、正しい営業のやり方です。

まさかあなたは、まだそんな前時代的な営業を社員の方に強要してはいないでしょうね。

一時代前の管理職に多くいましたね、そういう人。
「会社内にいるな、どこでもいいから得意先に出かけて、仕事、とって来い!」と言ってやたら発破をかけるだけの上司。

“こんちは営業”に似たものとして“電話かけまくり営業”も相変わらず盛んです。
このことはまた違うときに。

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「ある地方商店街の小さな一歩」<その6>

2011-12-14 09:58:26 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方商店街の小さな一歩」<その6>


「あ、すみません。ちゃかすつもりは毛頭ありません。ただ、衰退の理由を考えていたら、ついそんな言葉が出てしまいました。済みませんでした。あやまります」

本田は立ち上がって、深々と頭を下げた。

「いいよ、そこまでしなくったって。ただ私たちは私たちでいろいろ考えてきたんだよ。それを面白そうに言われると、頭にくるんだよ」

本田は座り直しながらさらに言葉を継いだ。

「本当に済みません。僕ってつい皮肉を言ってしまうくせがあって、それでよくクライアントを怒らせてしまうんです」

「お客は少ないだろ、そんなんじゃ」

「はい。その通りです。でも真剣に取り組むという点では誰にも負けないつもりです。だからこうして田島さんにも呼んでいただいたわけです」

「まあ、な。何店か見事に立ち直らせた経験があるって聞いたから、もしかしたらこの商店街も、って思ってみたが、考えてみたらそれは全部個店で、こういったまとまった商店街の再生なんて初めてじゃないのか」

「その通りです。初めてです」

「最悪だなあ。いやまいったなあーー」

「どうしてですか?」

「だってそうだろ。まるで経験のない奴に再生なんてできないだろうが」

「だって、誰だって最初は未経験でしょ」

「まあそりゃそうだが………」

「それに言わせてもらえば、今までにだって、何人かのコンサルタントに依頼していろいろ取り組んできたんでしょ」

「ああ、まあな………」

「それで、うまくいきましたか」

「いや、最初はうまくいっていたが、なかなか続かなくてね」

「経験がないからこそ、逆に今までになかったこともできるというふうに考えてみませんか。逆転の発想ですよ」

「言葉でいうのは簡単だがなあ、なかなかそううまくいくもんじゃないし………」

「そうです。簡単じゃありません」

「じゃあ聞くが、まあこちらから声をかけて呼んどいて言うのもなんだが、何か案があるのか?」

「今すぐにどうこう答えられるほど簡単な問題じゃありませんよ。どこの商店街だって、それで苦しんでいるんですから」

「そりゃまあそうだが………」

本田は居住まいを正して言った。

「まず商店街を私の目で見させてください。そして少し時間をください。ここまで来てるんですから、焦らないでしょ」

「ああ、焦ったところでしょうがないしな、いまさら」



本田はまず商店街を案内してもらった。

アーケードが商店街をおおっているせいか、晴れているのに、全体が暗い。

空き店舗の多さがそれに輪をかけているような気がする。

もちろんウイークデーの午後である。

人通りが極端に少ない。

お年寄りさえ歩いていない。

どうなっているんだろうと、あまりのひどさにさすがの本田も声が出なかった。

それでも注意しながら歩いていくと、営業中の店には数人のお客様がいることはいるようだ。

当たり前だろう。

そうでなければとっくに潰れているはずだ。

「田島さん、予想以上ですね。はっきり言って申し訳ないですけど、ここ以上に寂れている商店街にはまだお目にかかったことはないです」

「そうか。やはり、な」

「私の少ない経験の中で言うのもなんですが、よくみなさんが残ってやってられるなあという感じですね」

「そこまで言うことはないだろ」

「はあ――」

「今日はまあほんとに人通りが少ないなあ。これほどの日はなかなかないけどね」

「じゃあ最悪の日に私がやってきたというわけですね」

「そういうことになるかな。だから逆によかったのかな。一番悪いときを見せられて」

「まあ、ね。そうとも言えますが………」

ひと通り歩き終えると、商店街を横切る小さな川畔に置かれているベンチに座り、今後の打合せをした。

本田がまず重い口を開いた。

「田島さん、はっきり言って、私にはこれといった起爆剤になることをアドバイスできるかどうか自信がありません。感じたこと、そうして、これならできるだろうということを考えてきますが、あまり期待しないでください。変に期待されると、出した企画がなあ~んだと言うことにもなりかねないほど、まったく当たり前のご提案になるじゃないかなと今から思っています。それでもよろしいでしょうか。それでご承知いただけるのなら、この仕事を引き受けさせていただきます」

「それは私の一存じゃお答えできない。理事会に諮ってみてから返事しますよ」

「その方がいいですよね」
                                        

                             つづく



<7>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

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“下”請け企業が“横”請け企業になるために

2011-12-14 09:11:15 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
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今朝の起きがけでは日差しはなかったのですが、だんだんと薄日が射すようになり、少し晴れてきました。南岸では雨が降ったようですが、こちらは曇っただけです。
その分寒いですね。


さて、企業の相談に出て行くと、わが社には何の優れた技術もないとは口が裂けても言わない代わりに、特にこれが優れているという技術も、たいていの企業ではそんなにありませんという答えが返ってきます。

だからたいてい下請けから抜け出せないで、常にコストダウンを要請されているという状況ではないでしょうか。

しかしたいていの企業では、部品を作るだけで、よく作ったところで半製品まで仕上げるぐらいの規模が通常であり、一般に販売できるような完成品を作るまでには至りません。

完成品を出荷する企業は、たくさんの部品を企業から集めて組み立て、完成品にして世に出すわけで、すべてのメーカーがそれをやるわけにはいかないのが当たり前であり、そうした意味もあって、いわゆる下請けでひとつの部品を作る企業も絶対的に必要なわけです。
トヨタだって、パナソニックだって、ソニーだって、アップルだって、すべて部品は他社からの納入です。
そういう意味で部品メーカーは存在意義があるんです。

それでも、下請けでどうしようもない、と嘆いている企業の社長はこの世の中ゴマンといます。

しかしあなた方下請けの企業がいるおかげで、アッセンブリメーカーも企業と成り立っているわけで、ほんとうは“下”ではなくまたもちろん“上”でもなく、“横”であるわけです。

対等でいるべきなんです。

じゃあどうしてアッセンブリメーカーの“下”に甘んじているのでしょうか。

それは、あなたが自分で、「わが社は仕事をアッセンブリメーカーから仕事をいただいている立場なんだ」という意識が強いからです。

「でも対等の立場でものを言ったらすぐに切られてしまう」という声が聞こえてきます。

なぜ切られてしまうのでしょう。
それはその技術が他社のどこにでも取って代われるほどの技術でしかないということ、ですよね。

そこから対等にアッセンブリメーカーとお付き合いできる答えが出てきました。
そうです。技術を磨けばいいんです。

その技術で仕事をしてきたのですから、さらに磨けるはずです。
そうすることが、アッセンブリメーカーと対等につき合える答なんです。

アッセンブリメーカーとは縁を切って、自社開発製品で勝負して繁栄するようななったという企業が、テレビや雑誌などで紹介されることがありますが、実はそれほどその数は多くはありません。
多くはないから、たまに紹介されると、反響を呼ぶのです。「うらやましいなあ」ということで。

それをやれるのはほんの数パーセントの企業に過ぎません。
たいていのメーカーは、部品をひとつかふたつを作り上げるだけといった企業です。
そんな企業がその部品や周辺技術を使ってできあがる完成品というのはほとんどありません。
だからいわゆる下請け企業が生き残る道は、自社の持てる技術を磨いて研いて、磨き込むことなんです。

そう思いませんか。

そうして、磨き込んだ技術を、そのままにしておくのではなく、どんどん世の中に発信するんです。
優れた技術を発信すると、今までおつきあいのなかったアッセンブリメーカーからもきっと依頼がくるようになります。

その情報はどうして発信するんだ? という声がまたしてきました。
いったいどこまで人に頼るんですか?
だからダメなんですよ。

いっぱいあるじゃないですか。
業界には業界特有の情報紙もありますし、新聞にだってPR依頼すれば、優れた技術であれば必ず紹介してくれます。
インターネットだってあるし、発信するメディアには事欠きません。

PRの仕方が判らない?
まだ他人に甘えるんですか?
わからなかったら、教えますけど。



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一度は受け入れてみる

2011-12-13 10:46:06 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は11月並みの気温だったので、夕方散歩のために外に出ても、頬に触れる外気も冷たくはありませんでした。ちょっとばかり季節が戻った感じでした。冷たくても昨日ぐらいなら過ごしやすいのですが、今日はまた昨日よりも気温が下がるという予報です。


昨日放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、気仙沼で牡蠣を育てている畠山重篤さんでした。

評判の良かった牡蠣が、3月11日の津波で流されてしまった時の畠山さんの顔には、しかし絶望はありませんでした。
「大丈夫だよ」という言葉が胸に沁みました。

ほとんどの牡蠣養殖家が去っていく中で、畠山さんは早々と牡蠣の養殖を再開します。
そこには半世紀前に起きたチリ地震による津波の後、通常なら2年かかって成長する牡蠣が、1年で大きく成長したという記憶があったからです。
津波で海が牡蠣に必要な養分をたくさんもたらしてくれたらしいんですね。

「経験則だよ」

大自然と向き合うときは、対峙するのではなく、受け入れることが大事だ、と教えられました。


そしてそのことは、相手が大自然でないときにもこの態度が大切だなとも思いました。

仕事ひとつにしても同じことがいえます。
仕事がモラルと法に反していないかぎり、一度自分に受け入れ、そこから仕事をしながら考えていけばいいことだと思います。

今までは「この仕事は自分じゃできない。自分向きの仕事ではない」と拒んでいたこともありました。
そこにはその仕事に対する恐怖もありました。

新しい、今まで手をつけたこともない仕事に対する不安感と、失敗したら………という不安感以上の恐怖感がないまぜになって、手をつけられないでいた仕事も今までにはあったように思います。

仕事よ、ど~んと来い、という気持ちで、やっていきたいですね、来年から、というよりも今から。



それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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コピーライターになりたいか<37>「37.コピーにも自分らしい香りを」

2011-12-12 10:13:03 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第37回目です。

37.コピーにも自分らしい香りを



あるとき、アウトドア用品のTHE NORTH FACEが店頭で桧の香りを出したところ、それに誘われてお客様が増え、売上も伸ばしているという新聞記事がありました。

そのお店独自の香りを持つということをそのまま、まさに香りで呼びこんでいる面白い例ですが、あなたが作るコピーにも、どこかにその企業なり、商品なりの香りをつけるということはとても大事なことです。
自分の香りではなく、その企業、商品の香りです。
自分の香りは、自分が一人立ちして、フリーランスでやり始めたときには、自分の香りがどこかに香るコピーを書くといいと思います。

さて、それでは「コピーの香り」とはどういうものでしょうか。

ひとことでいえば、そのコピーを目にしただけでどの企業か、どの商品かが、消費者には分るというものです。
企業や商品につけられる独自のキャッチフレーズやスローガンとはまた違います。
それは決められた言葉であって、「香り」ではありません。

「コピーの香り」とは、たとえ、伝える言葉が違っても、あ、この言葉使いはあの商品だな、あの企業だなと想起してもらえるようなコピーのことです。
これは非常に難しい、高度なテクニックと年季が要ります。

かつては、化粧品のCMに採用されるモデルには、化粧品会社のトップに近い人の好みが如実に現れていました。そのモデルの顔だちを見るだけで、あ、この化粧品のメーカーはどこどこだとピーンときたものでした。

しかし、現在では、そういった特徴がまるっきりなくなってしまいました。
モデルが出てきても、すぐにはどこのメーカーか区別がつきません。これはモデルの顔だちが似通ってきたことと、何年か経つと、違うメーカーのCMにもちゃっかりと出るようになったからではないでしょうか。
モラルのなくなったモデル。なんか洒落のようですが、そんな感じがする昨今です。
事務所がいけないのでしょうね。自分はA社に出ていたから、ライバルのB社には使えないという、はっきりとした見識が欲しいものです。
ビールなんかのCMも、そうですね。何年か経ったら、ライバルのビール会社のCMに出ているなんているタレントもいますよね。

さて、話がそれてしまいましたが(よくそれますね、ぼくは)、モデルの顔だちひとつでもその顔やスタイルを見れば、どのメーカーのものか何となく分かってしまうようなCM。それがそのメーカーのCMにおける香りです。コピーでいえば、かつての伊勢丹や一時の西武にはその香りが溢れていました。

伊勢丹は名コピーライター、ぼくの一番尊敬する故土屋耕一さん、西武は当時売れっ子で一世を風靡した糸井重里さん。
どちらも、伊勢丹や西武というよりも、コピーライターの独特の香りを持っていました。
そしてそのコピーライターの持つ香りが、そのまま伊勢丹、西武の香りになっていました。

目のつけどころというんですか。今の世の中の、どこに目をつけるか。そこが勝負どころですね。どこに目をつけるか。何に視点をおくか

そういったところにひとつのポリシーがあったから、あの人たちが書くコピーには香りがあったのでしょうね。

あなたのコピーの香りは、まあさておいて、まず自分が担当しているクライアントの企業なり、商品なりがいつかオリジナルの香りを放つようになるコピーを作ってあげてください。
難しいと思いますが、作品を積み上げることで、何かが見えてきます。いや、香ってきます。
そうなったら、もうあなたは一流のコピーライターだと言えるでしょうね。


<38>へつづく。

それでは今日はこれで。
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一人ひとりが会社の看板を背負っている

2011-12-12 09:51:55 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は晴れて、風もそれほどなかったので、家じゅうの窓の外を洗いました。
頭に水がかかるので、パーカを着て、フードで頭を保護しました。
北側の2階と階段の踊り場にある大きな窓には外壁にはしごをかけて洗わなければ、中からは洗えない開き窓です。
延ばすと7mにもなる1連はしごをかけようとがんばったのですが、歳でしょうか、以前なら何とか一人で壁に掛けることもできたのですが、今年は力不足で立てかけることができません。家内にも手伝ってもらってやっと立てかけることができました。
いずれは立てかけることもできなくなってしまうのでしょうか。
寂しいかぎりですね。


さて、今相談に乗っているある住宅建設会社があります。

その会社、もともとは地元で歴史のある工務店なんですが、全国展開を始めたユニークな名前のフランチャイズに加盟し、この春から営業を開始しました。

このフランチャイジーは、国で定めた一番厳しい耐震基準をクリアしているという、地震に強い家を旗印に最近めきめきとその評判をあげているところです。夏には一度テレビ東京の「ガイアの夜明け」にも紹介されたことがあります。

その太田支店がこの工務店が始めた会社です。そしてなんとその設立日が、3月11日。
地震に強い家というセールスポイントと3月11日。

この会社はもともと阪神大震災に遭った現在の社長が、あのような大地震でも壊れない、地震に強い家を造り、皆さんに提供していきたいと考えて設立された会社です。価格も庶民が手に届く範囲で、どこよりも地震に強い家を目指したものです。

そうしてできた会社のフランチャイズとして、私が相談に乗っている会社が設立されたのが3月11日。何か運命的なものを感じました。
5月から相談に乗り、やっと半年経った頃、初めて住宅を受注し、今基礎コンクリートも終わり乾燥を待っているという状態です。

私が自分の家を建てた時の経験も交えて、さらには販促のノウハウなどもお教えしながら手作りチラシやDMなどの文面などを作ってきました。

そして受注が決まったあとは、もっぱら現場が第一ということで、たとえ現場作業の人たちが下請けの大工さんであっても、必ず近所の人に挨拶をし、周囲に迷惑をかけないように細心の注意をすることを第一目標にするようにアドバイスしていました。

その成果があったのか、先日うれしいことを聞くことができました。

その社長の友人が現場を見に行ったところ、作業している人から挨拶をされた、今までいろいろな現場に行っているが、作業している人から挨拶をされたのは初めてだ、と感激して電話してきたというのです。

いい仕事をしているなあと褒められたそうです。

それを私も聞き、とてもうれしく思いました。

現場はきれいに、大工さんたちには挨拶を欠かさないようにと、何度も伝えたことが実になっているということです。

現場にやってくる人たちはいろいろです。
近所の人がぶらりと見に来ることもあります。通りすがりの人がちょっと立ち止まって何気なく見る場合もありますが、住まいをこれから建てようと考えている人たちも、目に入ったら、参考にしようとやってきます。

ですから、誰が、どんな人が現場にやって来ても、挨拶だけは必ずするようにとアドバイスしていました。
しかしこれは基本的なことで、まったく当たり前なことなんですが、今そういったことがとても薄れているのが現状です。

現場は、施主と作業員がいつも顔を合わせるだけではなく、その周辺の人たちとも常に顔を合わせるところです。
ですから日頃のその接し方ひとつで、その会社の品格さえ左右しかねないところなんです。

大工さんの態度がぞんざいであれば、その人たちを平気で使っている会社そのものに嫌な感じを受けてしまいます。
一事が万事、ですね。

チラシやDMなどでいくらいいことを言っていたって、現場がいい加減では元も子もありません。
「あの会社は現場の作業員まできちんとしている」という評判は、次の営業に直結することです。
その作業までが言ってみれば、営業なんですね。

わが家を建てた大工さんも然りですが、近所の新築現場でも、仲間内だけで盛り上がり、近所への配慮や施主に対する態度などがおろそかにされているところがずいぶんと見え、いやな感じを受けていました。

ですからその逆をすれば、いいことです。

言ってみれば相手の身になってみるということですね。

そんなことを今感じている、歳末です。


それでは今日はこれで。

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チャンスの神様って?

2011-12-11 10:02:36 | 販売促進コンサルタントの日記
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前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

冷え冷えですね毎日。
今朝も冷たくて早く起きられませんでした。歳でしょうか。
暑いとすぐに寝床を飛び出せるのですが、冷たいと、なかなか布団の誘惑からは逃れられません。
特に日曜日となると………。
さっと誘惑を振り切る手をどなたかご存知ありませんか?


チャンスの神様ってご存知ですか?
皆さんがよく「これはチャンスだ!」と言うときのチャンスですね。
チャンスというのはギリシャ神話にも出てくる神様の名前だそうです。
数年前まで知りませんでした。

もちろん英語では「チャンス」ですが、ギリシャ語では「カイロス」というそうです。
女神だと思っていたんですが、調べ直したら、男性でした。
ゼウスの末っ子だということです。

その神様の一番の特徴が髪です。
神と髪、なんだか謎掛けみたいですが………。

チャンスの前髪は長いのですが、後頭部ははげ茶瓶という変な頭をしています(もちろん神話によれば、ですが)。
このことから「チャンスの神は前髪しかない=好機はすぐにつかまえないと、後ろからではつかまえることができない」と言われるようになったそうです。
さらにカイロスの両足には翼がついていたそうで、これでさらにいなくなるのが早いと言われ、チャンスはすぐにつかまえないと、あっという間にいなくなってしまうと言われる所以です。


カイロスによく似た発音の神様に、同じギリシャ神話にはクロノスという神様がいます。
以前マツダの車の名前にもありましたね。

クロノスは「時間」の神様で、カイロスは「時刻」の神様ともいわれています。
言ってみれば、前者には「間」=ときの流れがありますが、後者にはその瞬間しかないというわけですね。

もうひとつには、クロノスは機械的な時の流れということであり、カイロスは人間の内なる時というようなちょっと小難しい言い方もあります。

クロノスは考える神様、カイロスはアイデアの神様とも言えますかね。

どっちかと言うと、私には性格的にはクロノス様が合っているような感じですが、カイロス様にもお近づきになりたいのですが。


それでは今日はこれで。
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自ら姿勢を前へ!

2011-12-10 09:07:30 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日の榛名山の雪は今日もまだ溶けていないでうっすらと怒っています。
初雪ならすぐに、その日のうちになくなってしまうのですが、やはりこの寒さ。
真冬並みなんですね。(このあたりじゃ、ということで)
わが家の凍結防止策は、新築の際に入れたガス器具がやってくれます。
そのためにお風呂の湯槽に必ず水を半分ほど入れておくことだそうです。
その水をガス器具が外の温度に応じて冷たくなってきたら少しずつ循環させて凍結を防ぐらしいんです。
引き渡しのときにそういう説明を受けました。
ですので、昨夜この冬初めて水を入れてから寝ました。
予報で最低気温がマイナスになると聞きましたので。
いよいよ本格的な冬になったのだなあという実感です。


▲昨日の朝の榛名山です。最大限の望遠で撮りました。

今日は土曜日で、よく晴れています。でも北風がけっこう吹いているので、北側の窓を洗うのはちょっと寒いかなあという気がします。毎年今頃の土日を使って外の掃除をするんですが、今日はやめておきましょう。こんなことで風邪なんか引いてしまったら、元も子もないですからね。


そろそろ年賀状ーーーと言っても私の場合は“歳末感謝状”ですがーーー準備しなくてはならない時期ですが、どうもピンと来ないんですね、歳末だということが。やはり個人で仕事をやったいるからでしょうか。

勤めているときは、特に季節感が必要な仕事でしたし、日付などにも敏感にならざるを得ないところもあり、さらには今頃だとちょうどクライアントにお歳暮を配るためにあちこち、けっこうクルマで走り回っていましたので、今はそれがあまりないので、余計にのんびりしているんでしょうね。

もちろん私にも数は少なくても、お世話になった方やクライアントもいますので、お歳暮も贈るんですが、私の場合はもう11月の半ばには済ましています。どうせなら一番乗りが気分もいいなと思いまして。遅いよりも早い方がいいに決まっていますからね。

でもそんなことなら早くできるのですが、いざ企画を提出しようとか打ち合わせ、連絡などは、性分でしょうか、のんびりし過ぎていまして、遅いんですね。

知り合いにも「ひとつひとつ少しずつ遅いんだ」と叱られています。
ひとつでもいいものを、もっといいものができるはずだ、と思いこんでなかなか一歩を踏み出さないですね。
人には早ければ早いほど勝ちなんですよ、と発破をかけるくせに、ねえ。

来年とは言わず、ここ最近はけっこう強く言われましたので、自分にも発破をかけるようにしています。

それでは今日はこれで。

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卵かけごはん

2011-12-09 08:10:12 | アイデア・事例
こんにちは。
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朝、仕事部屋に入るとまず一番にすることは、閉じていたブラインドの羽根を水平にすることです。
水平にしていくにつれ外の朝の気配が少しずつ見えてきます。

今朝は昨夜からの小雨模様で、早く起きたせいか暗く感じました。
そして遠くに見える榛名山に何気なく目をやったら、なんと山肌に雪らしきものが見えました。

昨夜の天気予報では、もしかしたらこのあたりも雪になるかもしれないということでした。
結果は雨でしたが、ちょっと高いところではやはり雪になったのですね。
この冬始めて目にした遠い山の雪です。


昨日は毎週のことですが、太田商工会議所に出かけました。
そこで1軒新しいお店にいきました。

新しいといってもお店は以前からありまして、ただ私にとっては初めて伺うということで新しいという意味です。

そこはこだわりの卵を商う店で、その卵の味をどうしてもわかってもらいたいということで、レストランまで始めてしまったお店です。
もちろんメニューはその卵を使ったものばかりで、面白いことに讃岐うどんを使った釜玉うどんまであります。

その中でのメインはもちろん必殺TKG「卵かけごはん」です。
専用の醤油をたらしていただくそうです。

今回は相談ということで、商工会議所の担当者も一緒にいたので、時間的にも食べることはできなかったのですが、今度は意識してお昼に寄ろうと思っています。

夕方のテレビのニュース番組の中で一度見た頃があるのですが、都内でも卵かけごはんを食べさせてくれる店があるということすし、一時は「卵かけごはん」をTKGなどと言って話題にはなったことがあります。

卵かけごはんなら、やはりおいしい、とっておきの卵を使ったもので食べてみたかったので、これはいい機会かなと思っています。
オムライスも大好きなので食べてみたいし、関西風にカレーライスに卵の黄身だけを乗っけたものも食べてみたい。
考えるだけでものどがゴックン、です。

この店のように、扱っている食材に自信がある場合には、実際にその場で試食してもらうということが手っ取り早い説得法ですが、試食ならその分利益がなくなりますが、こうして実際に調理して食べていただくというのはシナジー効果が生まれます。

しかしかといって、それではどんなものでもその方法でやればいいのか、ということを短絡的に考える方もいると思いますが、そこにはやはり商品の確かさと味、そして調理の腕と味付けという難しい問題をクリアしなくてはなりません。

調理と味付けというのはまたその人の腕ひとつで変わってきますので、逆効果になってしまうこともあります。
生半可なことでやるのはいかがなものかなとは思いますが、まあひとつのチャレンジとしては面白いのではないでしょうか。

味が想像できない、わかってもらえそうにないという食材は、実際に食べてもらうことが一番です。

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世界標準

2011-12-08 08:42:24 | 販売促進コンサルタントの日記
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今朝は日差しもなく、空一面を薄いコールドグレー色の雲が覆っています。
今日一日このまま雲が覆い続けるという予報です。
南部の東京などでは雨もあるとか。
冷たい一日になるようです。


さて、一昨日は「ガイアの夜明け」を見ました。
IKEAとウエンディーズを取り上げていました。
IKEAはご存知のように大きな店舗で、家具とインテリアや雑貨を販売しています。
私もけっこう好きなので数回行ったことがあります。
群馬からだと、一番近い三郷店まででも、クルマでゆうに3時間はかかるのでそんなに頻繁には行くことはできません。
一時前橋南モールに出店するという噂があり、喜んだのですが、決まったのは違う国内家具チェーンでした。

今の家を新築したときにも出かけて、いくつか揃えました。
でも大きいものだとクルマで積んでいけないので、配送になります。
結局気に入ったもので他の家具店よりも安く手に入ったところで、その配送代金がけっこう高くて、がっかりしたこともありました。

番組では、その「大きい」という問題が、今IKEAでは難問らしいです。

日本の住まいは「尺」モジュールで、欧米では「メーター」モジュールです。そこには数cmの差があります。
例えば廊下の幅でいうと、尺モジュールでは約180cm。しかしメーターモジュールでは2mになります。そこで約20cmの差がでてきます。
最近の住まいはほとんどのメーカーがメーターモジュールを採用しているので、だんだんと少し大きい住まいが増えてくるとは思いますが、それでも基本は日本では尺の家ですからね。マンションやアパートなども尺モジュールが一般的だと思います。

IKEAの家具は世界標準なので、日本の住まいにはちょっと大きいんですね。
ですからお客様はたくさん来店しても、買っていくのは雑貨ばかりで、なかなか大きい家具は、来客のパーセンテージからすると売れなかったということで、今回新たに、日本の標準スタイルの3LDKの部屋をそっくり店内に作り、そこにもIKEAの家具はうまく収まる、ということをアピールするようにしたということです。

これは私たちが昔、80年代に盛んにもてはやしたビジュアル・マーチャンダイジングですね。
当時は担当していたホームセンターのインテリアコーナーにそれを提案し、実際に自分たちでも並べて展開したことがあります。
しかしどうもしっくりとはいかなかったことを憶えています。

なぜしっくりいかなかったのかというと、それはどうしてもいろいろなメーカーの寄せ集め商品群でしかなかった、ということです。
色も、スタイルも、素材も統一というにはほど遠い展開で、さらに言っては悪いんですが、あまりセンスのいい商品が当時のホームセンターには入っていなかったので、どうしても田舎のリビングというような感じにしかなりませんでしたので、見事に失敗したという苦い経験があります。

しかし今回のIKEAのチャンレジは全品自社製品なので、ひとつのテーマで統一することができるので、うまくできたと思います。
今度お正月にでも“見に”行こうと思っています。

今の時代こそ、私たちが昔先走った、ビジュアルマーチャンダイジングが生きる時代なんじゃないでしょうか。

ひとつ気になることを店長が言ってました。
今世界で考えても住まいの部屋の大きさが小さくなってきているので、この日本的な試みが世界標準になると言うこと。

そこで思ったのですが、それじゃもうひとつ突っこんで、家具そのものも世界標準でダウンサイジングした方が、さらに販売促進になるのでは? ということです。
それでこそ日本のIKEAが世界標準になるのではないかなということ、ではないでしょうか。


唐突ですが、あなたの会社で世界標準を狙えるものはありますか?
TTP交渉も始まりますが、世界にもし打って出るのなら、世界標準を目指してほしいものです。

しかし何も世界に合わせなさいというのではありません。
むしろ、自分たちの商品の標準に世界がついてくるようにがんばろうという意味です。

それでこそTTPの価値が出るというものです。



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「ある地方商店街の小さな一歩」<その5>

2011-12-07 11:15:41 | 商店街の再生
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
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「ある地方商店街の小さな一歩」<その5>


「先ほどの話の続きになるが、この満天通り商店街もご多分に漏れずに、駅から続く駅前通り商店街からひとつ曲がった通りになるんだが、800メートルほどの長さで、途中で小さな川が横切っている。昔は夏なんかは、その川の畔にみんな夕涼みに出てきながら、店を冷やかして行ったものなんだ」

満天通り商店街はその川を横切ったかたちで、最盛期には93店ものいろいろな業種の店が輝いていた。

夏は夕涼み、春はお花見、秋には秋祭りにとそれぞれ季節の風情を醸し出していた。

何もない冬場はさすがに川辺にやってくるほどの人手はなかったが、それでも商店街には人が溢れ、活気があった。

それがバブルの頃からか、どんどん郊外に他県資本の大型店が現れ、その周辺が宅地造成で開発されどんどん建売り住宅が建てられるようになった。

それらを購入した若いファミリーは、市内中心部に住むの親から離れていった。

それでもまだ満天通り商店街は賑わっていた。

だから、郊外に大きな店ができても、それほどの影響がないのだと高をくくっていたきらいがある。

にぎわいが目に見えて衰えていったのは、21世紀に入ってからだった。

最初はほんの2、3軒、店を閉じた。

田島はまだ理事長にはなっていなく、青年部の役員に過ぎなかった。

そのときは何も感じなかった。

自分の中ではまだまだ勢いが感じられていた。

四季それぞれにあるイベントを青年部が先頭に立って行っていた。

しかしその間でも空き店舗が少しずつ増え始めていた。

あらためて気がついたときにはすでに10数軒廃業しており、あと数軒すぐにでも廃業届を出す寸前にまでになっていた。

そうなってはじめて、空き店舗が目立つようになった。

そこで満天通り商店街振興組合では、空き店舗対策チームをやっと作り、行政とも連携して、チャレンジショップ制度を打ち出し、新しい商業者を募集した。

市から開店資金20万円補助、さらには振興組合からも10万円の資金援助、そして県や市から500万円まで低金利融資を受けることができるということだった。

さらに商工会議所からは経営指導員がつきっきりでサポートし、チャレンジショップが独り立ちできるようにと手を打った。

しかし最初から補助金を当てにして出した店はことごとく失敗し、定着することはなかった。

さらに人生をかけて出店した脱サラのチャレンジャーもいたが、意気込みだけで、評判を獲得するだけの店にはできずに、散っていった。

さらにその後は、補助金や融資の対象外の店が進出し始めてきた。

ゲームセンターや、中には風俗店まがいの店の進出だ。

しかしそんな店もあっさりと撤退していくほどに、商店街そのもののシャッター通り化が進んでいった。



今現在は一種の下げ止まり感で、30数店舗が細々と営業して何とか商店街の形は保っているが、ここで後数店舗が撤退したら、本当に商店街そのものがなくなってしまうことになる。

今さらてこ入れというのもむずかしくなった状態で、じゃあこれからここはどうしたらいいのだろうか。

もう役員だけでがんばっていくには、手の施しようがないという感じだ。

田島も半ばはあきらめている、というところが本音だった。

「だいたいのところは理解できました。こちら独特の理由というのも見受けられませんね。いずこも同じ何とか、というところですか」

本田が言った。

「まだちゃかすのか!」

田島がまた怒った。


                         <6>へつづく



(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

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藤田販促計画事務所
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