言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

僕のコピー人生(2)

2011-12-07 11:04:26 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


晴れているんですが、何となくぼんやりとしている、そんな薄曇りともいえない、どちらかというと晴の方が勝っているので、こんな言葉はありませんが、薄晴です。
冷たいですね。暖房を入れない部屋でキーボードに触れると、指先に冷たさが直に伝わってきます。指先のない毛糸の手袋をして今キーボードを打っています。
天気予報を聞いていると、この冷たさが平年並みだそうです。

さて今日はまた僕のコピー人生の続きをちょっと綴ろうかなと思います。


僕は宣伝会議賞奨励賞をいただく少し前に、群馬県桐生市の小さな広告制作会社に入社しました。

コピーラーター養成講座を修了し、コピーライターの卵にはなりましたが、職に就くまではまだ卵の殻を割ることもできません。

それに僕は大学を卒業しても就職せず今で言うフリーター(当時はこんな言葉ありませんでした)でずっと過ごしていましたので、新人と言っても年を食っていました。
最初大阪では有名なM社という広告代理店で就職試験を受けましたが、コピーライターとしてはいいのですが、組むデザイナーが僕よりも年が下なので、という変な理由で断られました。

これではらちがあかないと、コピーに限らず、文章を書く仕事を片っ端から探しました。
そして最初に新聞広告で飛び込み見習いで入ったのが、うさんくさい業界紙の編集でした。

企業に取材したいと連絡をして伺い、インタビューしたあと、この記事を載せるので、記事代としていくら出せというものでした。
勝手に押し掛けて、勝手にお金を出せという、まことに勝手な業界紙でした。

3日でやめて、さてとまた職を探し始めたところ、宣伝会議社そのもので社員を募集するということが宣伝会議誌に載っていたのですぐに応募し、そこがダメでもいいやや東京で職を探そうと、無鉄砲に東京に出てしまいました。
まあそれほど無鉄砲でもなかったのですが………。宣伝会議社でも、コピーライター養成講座修了者に、その頃はコピーライターの職を斡旋してくれていたのです。それもあったので、まあ東京に出たのです。

住むところは大阪の知り合いの知り合いという、自分は面識もない人の紹介で、小平のアパートに転がりこみました。
“3畳一間の小さな下宿”です。文字通りの。
おまけに部屋の片方が廊下から丸見えのガラス窓になっているんです。
その部屋から宣伝会議のある銀座まで西武新宿線と地下鉄を乗り継いで出かけました。

試験会場には30人以上はいたでしょうか。その中から中途募集なので、たった1名の採用です。
僕には卒業してから5年以上も遊んでいたというハンディが重くのしかかっていたので、半ばあきらめで試験の望んだところ、なんと面接の最後の3人(だったか2人だったか)に残ったのです。しかしそれで終わりです。もちろん落とされました。

意気消沈している暇もなく、僕はまた宣伝会議社に出かけ、就職斡旋カードに目を通し、その中から条件に合う(というより年齢制限のなかった)2社をとりあえずメモし、まず1社に電話しました。そこがその後30年以上お世話になる桐生市の広告会社でした。
すぐに面接するのでおいでということで、東武電車に乗って出かけました。

東武伊勢崎線に乗ってみるとわかりますが、埼玉に入ると、断然畑や田んぼが目につき始めます。どんどん田舎田舎した場所を走っていくのです。

面接日が忘れもしない9月15日。当時は敬老の日で世間では祝日でしたが、その会社では関係なく仕事をしていました。休日は日曜だけだったのです。


さてこの続きはまた後日。

お粗末様でした。


それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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コピーライターになりたいか<36>「そのコピー、ひとりよがりじゃない?」

2011-12-06 10:39:02 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
(本当は昨日の配信なんですが、今日になってしまいました)

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第36回目です。

37.そのコピー、ひとりよがりじゃない?


小説やエッセイなら、その人の考え方、思考法としてひとりよがりはいいと思いますが、広告におけるコピーの(いやデザインもそうですが)ひとりよがり、思い上がりは戒めたいものです。

ちょっとコピーライティングにも慣れ、周囲からもいっぱしのコピーライターとして認められてくる頃によく落ちるクリエイターの習性といいますか、だいたいが陥る習いです。
自分のコピーが世に認められてきたのだから、このコピーだっていいんだ、とばかり強引に押し進める傾向に陥りやすいのです。
そうなってきたらクライアントのことは頭から消えていきます。
自分のコピーの才能に自分で酔っていき、いよいよひとりよがり度を上げはじめるのです。

だいたい1年ぐらい自分でコピーを書かせてもらっていると、そう思いこみ始めます。
本当に賢い人はそこで自分を戒めて、再度コピーの原点に立ち戻って考え、もう一度初めから新鮮なコピーに取組み始めるのですが、たいていのコピーライターは、いよいよ舞い上がり、自分のコピーこそ最高なんだと思いこむ傾向にあります。

自分のコピーこそ最高なんだと思ったときこそ、振り返ってみるべきなんですね。いや、その時を合図にして、そんな時だからこそ、反省してみたいものです。

反省してみる、というのはまず第三者になってそのコピーを眺めてみるということです。たとえクライアントからベタ誉めであっても、いや、それだからこそ、他人の目で自分のコピーを眺めてください。どうですか。

ちょっと嫌みっぽくなっていませんか。
それでも、いいなあと、惚れ惚れとしますか。たいていは、いいなあと思って書いたコピーほど、他人の目で眺めてみると、どこか抜けていたり、何か足りなかったり、さらにはしつこかったりと、自分では見えなかった欠点が見えてきます。
今まで自分が携わってきた広告を見直してみてください。

臭いコピーはないですか。きっとあるはずです。
ああ、今なら、ここををこのようにした方がよかったかなあ。と、思いませんか。

たまには、今なら顔が赤くなってしまうような、コピーに行き当たったりしませんか。
そう思うのは正常なんです。ひとりよがりの人は、それさえ気づかないでしょう。
ひとりよがりの人は誰か他人に、知り合いの異性とかに指摘されて初めて気づくかも知れません。

とにかくコピーは一度作ったら、必ず他人の目で、一番いいのは、消費者、使う人の立場に立って、コピーを眺めてみることです。
そうすることによって、ひとりよがり度は限りなく小さくなっていくものです。
良くできたと思うコピーこそ、一度でも必ず他人の目で眺めて、ひとりよがりになっていないかどうか、チェックしてみてください。
それが自分のコピーの完成度を上げていく秘けつかも知れません。まあ、完璧な完成されたコピーなんて、死ぬまでできませんが、それでも完成度の高いコピーに近づくことはできます。

ひとりよがりは、しょせんひとりよがり。
誰も、たとえそのコピーが良さそうでも、ひとりよがりだって、ばかにされかねません。誰もが納得するコピーなんて書けないし、そんなコピーは多分駄作でしかないでしょう。

ひとりよがりでなく、人を納得させるコピー。
紙一重の違いですが、その紙の厚さは半端ではなく厚いものです。

いいコピーを書きたいですね。
 



<37>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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歳末だからといって

2011-12-06 10:16:48 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

身に沁み入ってくるような冷たさに逆らって、やっと布団から身を冷気にさらす決心をしました。そんな朝でしたね。
いやあ冷たい朝ですねえ。
この冷たさは今日一日続くそう。

歳末ですが、いいのか悪いのかわかりませんが、そんな気分は全然ありません。
外に出て聞こえてくるクリスマスソングも、何だかむなしく空に消えていくような………。
昔ほど歳末と言っても、人々が急ぐ足つきも見えないようです。

逆にどうして昔は歳末と言えば、忙しかったのでしょうか。
今年のことは今年の内に、という意識が強くはたらいていたからでしょうね。
仕事の区切りにしろ、借金の催促や支払いなど。

だから役所はそれから3ヶ月遅らせた、3月末を年度末にしたんだということを聞いたことがあります。
民間の年度末は12月末で、それから役所はそこからの税金やら何やらの徴収があるので、3ヶ月かけて書類整理をするのだと。

まあほんとか嘘か知りませんが、そのおかげで、欧米と違って、日本は春の真っ盛りから新しいことが始まります。
学校、新社会人、役所の仕事等々。

春が長けるのと平行して物事が進んでいくというのは、すごく自然の摂理に合っているような、そんな気がします。

翻って、欧米の新学期は9月です。
秋が深まるに連れて、新しいことが進んでいくという、何だか自然の進行とは逆の趣があります。

どちらがいいとか悪いとかということではなく、私はこの日本の春始まりのシステムが好きです。
(杉花粉の舞うのは別にして)
特に四季のはっきりしたこの列島に生きる人々には、生活のサイクルとしてぴったり合っているんだなあと。

考えてみると、商いも春に始めた方が気分的に乗っていきやすいのでは、と今ちょっと考えつきました。
その方が日本人的な気質に合っているのかなあ、と。
いかがでしょうか。
あなたはどう思います?

でも今年はそんな「これから」という気分を大自然の方からぶちこわしにしてくれました。
来年はこんなことがないように、もっと自然と共生していきたいなと思います。

自然はこちらから壊しても、大事にしても、ときには容赦なくわれわれに害をなすことを平然とやってのけます。
それに立ち向かっていくのは、人間の知恵と、絆ではないでしょうか。
「知恵」で自然を大切にし、「絆」で冷酷な自然と対峙することができるのが、人間ですね。

何だか、いつもとは違った話になってしまいました。

そんなにしんみりともしていられない歳末ですよ。



今年の流行語は、先日「なでしこジャパン」に決まりました。
あのワールドカップでのアメリカとの決勝延長の、あと数分というところでの澤選手の同点ゴールは、今考えても奇跡だとしか思えないほどの素晴らしいゴールでした。
あとから聞いたところによると、澤選手はずっと前からあのキックの練習をしていたとか。
だから肝心なところで決められたんですね。

日頃からの練習が大切なことを教えられた一瞬でした。

もうひとつ残っているのが今年を表す漢字ですが、やはり「絆」ではないでしょうか。
自分ならそうします。



それでは今日はこれで。
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ミスはなくしたいけど

2011-12-05 09:52:31 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も晴れて冬の青い空が上空に広がり、寒さを除けば、気分のいい朝です。
でも被災地などでは寒波が厳しくてたいへんそうです。
こんな寒さなどほんとは楽なものなんでしょうね。

年末だと言っても、それほど毎日の違いはありません。
これが勤めていたときだと、この時期は初売り関係のチラシ制作が始まる頃で、このあたりからクリスマスまでとても忙しい日々が続きました。

初売りのチラシでは、いつもミスがないかどうか心配でした。
心臓が小さいので、折込日が過ぎるまで、気が気でないんですね。

初売りチラシはだいたい12月の25、26日までに新聞販売所に届いていないとダメなんです。
逆になりますが、印刷のスケジュールでいくと、初売りのチラシを印刷してから歳末のチラシの印刷になります。

ですから、ミスがないのはもちろんで、そのために校正もしっかりしているのですが、それでも思いがけない箇所でミスが発見されるときがあります。
それはだいたい新聞に折り込んだ日なんですね。

ですから、初売りのチラシは印刷されてから1週間ほど新聞販売所に眠っているわけで、その間は誰もいったん印刷したものはほとんど目を通す暇もありません。
そうして元旦を迎えるわけで、そこでやっとのんびりとチラシに目を通すわけで、そんなときによくミスが発見されます。

そうなるともうお正月も心臓を痛くしながら、苦しい3が日を過ごすことになってしまいます。
幸いにもそういうことは長い勤務中はありませんでしたが、それでもいやですね、そういうことを思ったら。
今は、そういったクライアントに迷惑をかけるようなこともなく、年末もお正月も過ごすことができることに感謝しています。


ミスは忙しいとき以上に、暇なときによく犯します。
気が緩むんでしょうね。

忙しいときはまた忙しいときでミスもありますが、暇なときの方が多いようです。
ミスをなくすのは、ルーティン作業をおざなりにしないということが一番ではないでしょうか。
いつもやっていることだから、つい手を抜いてしまう、というか、無意識に作業を行ってしまい、ミスをしてしまうということが多くあります。
ルーティン作業も心をこめ、確認しながらすることでそれは防げます。

30数年間広告制作という仕事に就き、その中で細かいミスをたくさん重ねてきた私が言うようなことでもないですが、とにかく、作業には心を入れて、他の何かを考えることがないようにすれば防げますので、ひとつひとつ確認しながら進めましょう。

最後に仕上がったら、印刷に出す前に、誰かその仕事に関係のない人に見てもらうのが一番いいようです。
それも校正をしてくれと言って渡すのではなく、こんなものができたよと言ってみてもらうのが一番です。
校正してくれと言って渡すとその人も当事者の気分になり、なかなか第三者的な目になることができなくなり、頭も固くなってしまうからです。



それでは今日はこれで。
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製品は使う人の身になって作る

2011-12-03 23:58:54 | 売上アップ

こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲昨日の午後雨上がりの南西の空です。太陽に向かって携帯で撮りました。
 その隣の南東あたりの空には見事な半月がかかっていました。残んの月、でしたね。

今朝は久しぶりに遅く起きました。8時30分、やっと布団から出ました。
「海猿」を昨夜は見てしまったので、布団に入ったのが、12時過ぎです。

朝から日差しがたっぷりと窓から注いでいます。何日ぶりでしょうか。
でも北風が強く吹いていますので、典型的な初冬の感じですね。何だか元旦のような感じのさわやかさです。


朝から台所のレンジフードを分解して、半年ぶりの油汚れ掃除を始めてしまったので、このブログも遅くなってしまいました。

掃除をしていて思ったのですが、こういった、ある程度分解して掃除するような器具も、まあ最近は分解しやすくはなっているんですが、それでも作り手の勝手な部分が見えてきます。分解して外す人のことを考えていないと言うか。

それにけっこうそういった器具の端は、あまり丸くなっていないところもあって、強く当たるとけがをするような部分もまだ見られます。

こういった細部にまで気を配り、製品を作っていけば、逆に消費者の方から支持を受けるということにもなるのではないでしょうか。

自分が不器用に外すことを想定して、ここはちょっと尖っていない方がいいだろうとか、もっと外しやすい工夫をした方がいいなとか、もしできれば女性の方に最終チェックをしてもらって、改良できるところは改良してから初めて世に出すというような二重以上のチェックもしてほしいところです。

そうして、もうひとつ、各部品はできるだけ凹凸部分をなくし、掃除をしやすいように作ってほしいですね。
金属部分の直角になっている接合部分などは、特に汚れが堪りやすくて、そこが一番きれいにできないところなので、工夫を凝らして、きれいにできるようにしてほしいところです。


それでは今日はこれで。
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僕のコピー人生(1)

2011-12-03 10:39:34 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日一日、午前中は人に会ってきましたが、そのあとは、こたつに潜って逼塞していました。

手を出しているとその手が冷たくなるほど室内の空気も冷えていました。
ですからノートをこたつの上においてキーボードを打っていても、冷たいんです。まいりました。
仕方なく夕方近くストーブに火を入れました。

昨日、今年初めて灯油を買ってきましたが、安い店でしたが、リッター当たり82円、18ℓで1,476円もしました。相変わらずの高値です。群馬でこれですから、東京などではもっと高いでしょうね。お察し申し上げます。


さて、昨日はムヒのキャッチコピーを紹介しました。

僕は(いつものような“私は”ではないところがミソ)、もともとはコピーライターとして出発しました。

1975年、初めてコピーライターという、広告の文章を書く仕事が専門職として存在するということを知り、当時は現在の宣伝会議という会社が、まだ久保田宣伝研究所(?)=通称久保宣という名前で、コピーライターの養成講座を開いているということで、早速申し込み、1年間勉強をしました。

そして修了と同時にその年の宣伝会議賞に数編応募しました。

当時の宣伝会議賞は、キャッチフレーズ(私たちは本当はこれをヘッドライン、またはヘッドコピーと呼びます)と本文(ボディコピーです)両方を書くことになっていました。現在の宣伝会議賞はキャッチだけです。

そして奇跡的にその中から2編が同時に奨励賞をいただきました。
アメリカ屋という靴屋さんのコピーと、ライオンのホワイトアンドホワイトのコピーでした。
そのアメリカ屋のコピーは
人よりも一歩遅れて歩いてみよう。」というヘッドでした。

当時は経済成長のまっただ中の時代で、みんな先を争って前へ前へという時代でした。
そんな時代だから、ちょっと違う見方をしてみないか、そうすると見えないものが改めて見えるかもしれないというテーマで書いたものでした。

我ながら良いコピーだったなあと感心していますが、その年の大賞もやはりアメリカ屋のコピーで、女性の方が獲った「25センチの靴ない?って大声で言える女性が好きだ」というものでした。
(もしかしたら字句は違っているかもしれませんが、意味的にはこういうものでした)

さすがにこのコピー、素晴らしいもので、僕が負けるのは当然だなあって思います。
この頃からですね、女性がどんどん社会進出してきたのは。いわば時代を見越した素晴らしいものだったのです。

僕のコピーは、時代にちょっと距離を置いて見てみようという、「自分」というものを大切にしようというものでしたが、彼女のコピーは、来るべき未来を見据えていたもので、広告のコピーとしてはやはり彼女の方が勝っています。もちろんです。だから選ばれたのです。


さてといったいなにを書こうとして書き始めたのかなあ?
最初の意図を忘れてしまったのですが、とにかく僕のコピー人生はそうして始まりました。

また何かの機会があったら、僕のコピー人生を書いてみようと思っています。
今日は何のビジネス的なものはありませんでしたね。
ごめん!


それでは今日はこれで。
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ユーモアの溢れるキャッチコピーを

2011-12-02 07:24:19 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝はもしかしたら雪になるかもしれない、という予報でしたが、雨でした。
クルマで出かける用もあるので、ほっとしたところです。
でも冷たさはこの冬一番のようです。
一昨日散髪をしたので、余計に首まわりがすーすーと冷たく、外に出ると一瞬首をすくめました。


さて、今日はキャッチコピーを取り上げてみました。

   『義理の母にあげたら、
    他のヒビまで、
    修復できた。


このコピーは、毎日新聞に連載されているムヒのヒビケアという商品の広告のコピーで、毎日違ったコピーが掲載されています。

私が読んでいるのは朝日新聞ですが、おそらく他の新聞にも載っていると思います。
ラ・テ欄の一番下にいつも定番のようにあります。

最近はこのコピーを読むのが楽しく、今日はどんなコピーかなと興味深く読み、感心しています。
その中でも上記にあげたコピーが秀逸かなと思います。
他にも、

   『かかとが痛くて、
    歩き方が、ゾンビ。

や、
   『熱湯でもないのに、
    お風呂に入るのが、
    まるで罰ゲーム。


等が私には面白く思えました。

商品の特性をうまくとらえていて、コピーそのものものにはとてもユーモアもありながら、シリアスなところもあるといった、とても憎い感じです。

このコピーライター、ただ者ではありませんね。
これだけ毎日毎日、土日も休みなく、ひとつの商品で、ユーモアのあるコピーを量産できるというのは、すごい力量の持ち主だと思います。

あなたもお店の商品に、上記のようなユーモア溢れるコピーをちょっとキャプションとしてつけてみたらいかがでしょうか。
お客様を笑顔にさせたら、成功です。
毎日毎日違ったコピーをつけていると、そのことがちょっとした話題になり、お客様も増えてくることもあります。
いかがですか。
日常生活をちょっと皮肉るもの、たとえるもの、シリアスなもの、さらにはお客様が発したひと言などを毎日とっかえひっかえつけていくんです。
きっと評判になりますよ。


それでは今日はこれで。

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「奇跡のリンゴ」を知っていますか?

2011-12-01 08:20:58 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日明日は真冬並みの寒さになるという予報ですが、今朝はまだ昨日の温かさが残っているのか、外に出てもそれほど冷たくもありません。
しかし太田から帰る頃には、もしかしたら木枯らしが吹いているかもしれないですね。
気をつけなくちゃ。


奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
「奇跡のリンゴ」という本を読みました。

青森県のリンゴ農家、木村秋則さんが、周囲から白い目で見られ、バカだと言われながら成し遂げた無農薬はもちろん無肥料のリンゴの話です。
数年前にNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられた、絶対不可能と言われた無農薬、無肥料のリンゴの木を育てた物語です。
これはビジネス書ではなく、リンゴに賭けた一人の男の、人と自然との共生ともいえるノンフィクションです。
しかしその中には、もちろん人が人として生きていくための知恵もありますが、数えきれないほどのこれからのビジネスに欠かせない真理があります。

そんな言葉をこの本の中から少しピックアップしてみますが、とにかく一読ならず2読、3読をお勧めする本です。

「コンピュータは過去のデータを利用する機械に過ぎないんじゃないか。どんな高性能なコンピュータだってさ、データを入れないと使えないのな。データってのは過去だ。過去のデータをどれだけ集めて計算したって、新しいものは生まれてこない。」

そうなんです。これは私の以前から言っていることで、何か新しい企画を出すと、まず言われるのは根拠となるデータを出せと言われることです。
今世にないまったく新しいものにデータなどありません。
それを生み出すことができるのは、データではなく、開発者その人の感性が消費者のニーズと一致したときです。

じゃあその消費者のニーズはデータで表されるだろうから、そのデータを出せ、とさらにデータ、データと言われます。
そんなデータがあればどこでだって商品化されるわけで、独自の新しい商品は作る人と欲しい人の感性が合致したときに生まれるものです。データで生み出されるものは、そこそこ売れるものではあるかもしれませんが、消費者から支持されるものではありません。

感性にデータなんてありません。
データ、データと言っている間に、ライバル社は新しい商品を出しています。

「人が生きていくためには、経験や知識は欠かせない。何かをなすには経験や知識を積み重ねる必要がある。だから経験や知識のない人を、世の中ではバカと言う。けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ。」

「世の中に受け入れられるかどうかは問題ではない。それは、世の中が決めることだ。自分はこの道を行けばいい。」

新しいものを生み出し、商品化し、それを世に出そうというとき、それに反対する勢力は、今までの経験を元にした足かせを持ち、それにまったく気づかない人たちです。
100人のうち99人に反対されたら、世に出しましょう。そういうときにヒットする確率が非常に高いものです。

人々は経験から来る製品なんて求めてはいません。
望んでいるのは、自分を驚かしてくれる新鮮な製品なのです。


その他とにかく珠玉の言葉がいっぱいの本です。
ぜひとも読んでほしい本です。

最後にこんな言葉で締めくくろうと思います。
「インターネットがどれほど便利になろうが、携帯電話で世界中と話ができるようになろうが、毎日何かを食べなければ人は生きてはいけない。生態学者に言わせれば、人間は植物の寄生虫ということになる。農業は人の命をささえる根っこなのだ。」


それでは今日はこれで。
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