タイトルのようにガンの話ですが、少し新型コロナウイルスに触れてみます。
ヒトに感染するコロナウイルの中には、SARSのように重症の肺炎を引き起こすものもありますが、多くは軽い風邪の症状が現れます。一般の風邪の10〜15%をコロナウイルスが占めています。
今回の新型コロナウイルスの感染力は、普通のインフルエンザとさほど変わらず、致死率もインフルエンザ並みの0.2%程度で、10%にもなるSARSよりずっと低いといえます。その意味では少し冷静な対応も必要だと思いますが、高齢者や持病を持った人が死亡するケースは多くなっています。
年齢とともに致死率は高くなり、40代では0.4%、50代で1.3%ですが、60代が3.6%、70代は8%、80歳以上になると15%にもなります。ガン患者の場合も致死率は5.6%と高く、特に抗ガン剤を使っている患者は注意が必要なようです。
新型コロナ感染症と同様、ガンも年齢とともにリスクが上がります。男性の場合55歳までにガンになる可能性は5%程度ですが、65歳では15%、75歳では3人に1人まで上昇します。
体内で発生するガン細胞の数は、遺伝子の「経年劣化」により、年齢とともに増えていきます。同時にガン細胞を監視する免疫の働きも加齢によって衰えます。この結果年齢とともにガンに罹患する人数は増えていき、一言でいえばガンは「老化」といえます。
新型コロナの感染と死亡が高齢者に多いのも、加齢で免疫力が低下することが大きな要因といえるでしょう。ガンは高齢者に多い病気であると同時に、男性に多い病気でもあります。
2017年にガンで死亡した人は37万人ですが、男性22万人、女性15万人で男性が女性の1.44倍でした。この理由はあまり良く分かりませんが、喫煙、飲酒や運動不足も男性に多いことが原因かもしれません。
しかし54歳までは、ガン患者の数は男性より女性に多くなっています。55歳で男性が上回り、年齢とともに急激に増えていきますので、全体では男性が多いのですが、30代に限れば女性のガン患者数は男性の2.5倍(2016年)にも上ります。
これは女性の二大ガンである乳ガンと子宮頸ガンが若い世代に多いことが理由です。乳ガンは40代、子宮頸ガンは30代が発症のピークとなります。乳ガンは前立腺ガンとともに、性ホルモンの刺激で増殖するガンです。
進行した乳ガンや前立腺ガンでは、女性ホルモン、男性ホルモンの分泌を抑えるホルモン療法が行われます。このように男性は50代から急激にガンが増えていきます。
生涯では3人に2人近くがガンになるとされていますので、ガンになることを想定した人生設計が必要なのかもしれません。
ヒトに感染するコロナウイルの中には、SARSのように重症の肺炎を引き起こすものもありますが、多くは軽い風邪の症状が現れます。一般の風邪の10〜15%をコロナウイルスが占めています。
今回の新型コロナウイルスの感染力は、普通のインフルエンザとさほど変わらず、致死率もインフルエンザ並みの0.2%程度で、10%にもなるSARSよりずっと低いといえます。その意味では少し冷静な対応も必要だと思いますが、高齢者や持病を持った人が死亡するケースは多くなっています。
年齢とともに致死率は高くなり、40代では0.4%、50代で1.3%ですが、60代が3.6%、70代は8%、80歳以上になると15%にもなります。ガン患者の場合も致死率は5.6%と高く、特に抗ガン剤を使っている患者は注意が必要なようです。
新型コロナ感染症と同様、ガンも年齢とともにリスクが上がります。男性の場合55歳までにガンになる可能性は5%程度ですが、65歳では15%、75歳では3人に1人まで上昇します。
体内で発生するガン細胞の数は、遺伝子の「経年劣化」により、年齢とともに増えていきます。同時にガン細胞を監視する免疫の働きも加齢によって衰えます。この結果年齢とともにガンに罹患する人数は増えていき、一言でいえばガンは「老化」といえます。
新型コロナの感染と死亡が高齢者に多いのも、加齢で免疫力が低下することが大きな要因といえるでしょう。ガンは高齢者に多い病気であると同時に、男性に多い病気でもあります。
2017年にガンで死亡した人は37万人ですが、男性22万人、女性15万人で男性が女性の1.44倍でした。この理由はあまり良く分かりませんが、喫煙、飲酒や運動不足も男性に多いことが原因かもしれません。
しかし54歳までは、ガン患者の数は男性より女性に多くなっています。55歳で男性が上回り、年齢とともに急激に増えていきますので、全体では男性が多いのですが、30代に限れば女性のガン患者数は男性の2.5倍(2016年)にも上ります。
これは女性の二大ガンである乳ガンと子宮頸ガンが若い世代に多いことが理由です。乳ガンは40代、子宮頸ガンは30代が発症のピークとなります。乳ガンは前立腺ガンとともに、性ホルモンの刺激で増殖するガンです。
進行した乳ガンや前立腺ガンでは、女性ホルモン、男性ホルモンの分泌を抑えるホルモン療法が行われます。このように男性は50代から急激にガンが増えていきます。
生涯では3人に2人近くがガンになるとされていますので、ガンになることを想定した人生設計が必要なのかもしれません。