緊急事態宣言が発令

新型コロナウイルスの感染が拡大しそうであることから、大都市圏の7都府県に5月6日までの緊急事態宣言が発表されました。

私の住んでいる神奈川県も含まれますが、まだ新たな自粛要請などは出ていないようです。この宣言については遅すぎたという指摘が多いようですが、これから生活が変わっていくのか気になるところです。

首相のこの説明は、以前から都知事などが繰り返し述べていることとほとんど変わりませんし、マスコミ各社が詳しく報道していますので、ここでは省略します。

私はこの宣言に基本的には賛成できません。最大の理由は、欧米諸国と比べ感染者数がけた違いに（2桁ちがいます）少なく、急激に増加しそうな感じもない気がしています。

既に感染者が10万人を超えているイタリアやスペイン、ニューヨーク市などを見ても、感染者が発見された日から1,2週間で現在の日本程度になり、それから急激に増加し1日で数千人まで拡大しています。

死者数はこういった医療崩壊が起きている国とは比較できませんが、100人程度と非常に少なくなっています。東京では感染者数の増加傾向があるようですが、100人を超えてからもそれほど増加せず、横ばいの状況といえます。

この数も多いようですが、感染率（10万人当たりの感染者数）からいえば、人口の少ない福井などの方が高くなっており、拡大しているとは言えません。

つまり日本は2月に発表された小中高の学校の休校や、外出自粛などによって感染を抑え込むことができている状況といえるのではないでしょうか。

日本の特徴として、大部分の企業は活動を停止しておらず、一部の在宅勤務を除いて多くの人が通勤して勤務しています。現在の通勤電車がどの程度混雑しているのかは分かりませんが、それほど空いているとはとても考えられません。

この状態で外出自粛にどの程度意味があるのか疑問ですが、今のところ感染爆発は起きていません。それなのになぜこのタイミングで「最後の切り札」である緊急事態宣言がでるのでしょうか。

この宣言によって色々な自粛がより強化されるのかもしれませんが、企業活動が続く限り、効果はそれほどないような気もします。単なる私の予想ですが、感染者数はそれほど拡大しない代わりにこの横ばい状態が続きそうです。

イタリアなどは新たな感染者数が日本ぐらいになれば、感染収束で規制解除といえますが日本はゼロになるまで終わらないのでしょうか。

私の場合は、唯一開催されていたテニススクールまで休校になり、楽しみが減ってしまった程度ですが、非常に多くの人が負担を強いられるこのような宣言を出す必要性があったのか、大いに疑問に思っています。