ごっとさんのブログ

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インフルエンザの流行が続く異常事態

2023-09-11 10:36:31 | 時事
インフルエンザというと季節性といわれるように、冬に流行するものと思っていましたが、どうも今年はこの時期になっても流行が続いているようです。

厚生労働省の発表によると、定点医療機関から報告された最新1週間の季節性インフルエンザの患者数が、1医療機関当り「2.56人」となっています。これは「1人」を超すと「流行」とされ、昨年12月に流行入りしたあとこれまで一度も下回っていないようです。

厚生労働省は季節性インフルエンザの発生状況について、9月4日以降の週からは新シーズンとして集計します。流行が収束しないまま次のシーズンに突入するのは、現在の方法になった1999年以来初めてとしています。

国立感染症研究所によると、例年は11〜12月に流行が始まり、1〜3月にピークを迎え春には下火になっています。今シーズンは、新型コロナが発生して以来3年ぶりの流行期で、ピークは今年2月の「12.91人」でした。

最新の報告では、患者数が多いのは沖縄県の9.41人、宮崎県の4.95人、三重県4.42人、千葉県の4.20人と続いています。保育所や幼稚園、小中学校などからの報告では、休校、学年閉鎖、学級閉鎖となったのは計107施設となっています。

日本感染症学会インフルエンザ委員会は、流行が続いている背景として、3年間インフルエンザの流行が無かったことや、昨年のワクチン接種から時間がたったことで、1人が感染すると周囲に広がりやすい状況があると指摘しています。

また新型コロナの5類移行で、感染対策が緩んだことも要因としています。こういった異常事態といわれるような状況になると、いわゆる専門家があまり納得できないような理由を説明していますが、私はもっと単純な理由ではないかと思っています。

現在は5類になったコロナの感染者が増加しているといわれています。ただテレビなどのメディアは全く取り上げていません(これは意図的にいわば隠しているような気もします)ので、あまり問題になっていませんが、世間にはこのうわさが広がっています。

そうすると平常時(コロナ前など)であれば、若干の発熱や咳が出ても風邪だろうと市販の風邪薬などで対処して治っていたはずの人も、コロナであることを恐れ発熱外来などの医療機関に行くようになっているのではないでしょうか。

そうするとコロナも発見されますが、多くはインフルエンザが見つかることがありそうです。つまり平常時であってもこの程度のインフルエンザの患者はいても、病院に行かずに治っているのが、今年は病院に行って検査を受け発見されているという単純なことだと思っています。