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2018年科学を中心とした重大ニュース

2019-01-02 09:51:43 | 時事
毎年年末には科学関連の10大ニュースを書いていたのですが、昨年はすっかり忘れていました。年が変わってしまったのですが、昨年の興味あるニュースをまとめてみました。

まず最初は本庶先生がノーベル医学生理学賞を受賞されたことでしょう。本庶先生は免疫を抑える働きを持つ分子「PD-1」を発見され、これを抑えることでガン免疫療法を開発されたことが評価されました。

このPD-1抗体の開発については、私が勤務していた会社にも本庶先生から開発の打診があったようです。しかしPD-1がガン細胞特異的でなく、全ての正常細胞にも存在するため、本当にガンの免疫療法になるのかというようなところから断ってしまったという経緯もあったようです。

これを受け入れていればオプジーボと同様に業績に大きく貢献する抗体医薬となっていた可能性もあり、やや残念な気もします。

次が西日本豪雨で多くの被害者が出たことでしょう。7月5日から数日間西日本の各地に記録的な豪雨が襲いました。豪雨被害としては平成最悪の人的被害となっています。被害の特徴は、河川の氾濫や冠水、土砂崩れなどが広域で同時多発的に起きました。

住宅被害は全国で5万棟を超え、岡山、広島、愛媛の3県では計6000棟が全壊しました。この災害により避難情報の発信や居住地区の危険度の把握など課題が浮かび上がりました。

これも自然災害ですが9月6日に北海道の胆振地方を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生しました。北海道内で観測史上初となる震度7を厚真町で記録しました。大規模な土砂崩れが起きた厚真町を含め死者41人、負傷者750人という被害者が出てしまいました。

地震により厚真火力発電所など道内の発電所が止まる国内初のブラックアウトが発生した災害でした。

科学ではないのですが良いニュースとして、テニスの大坂なおみが9月8日全米オープンで優勝しました。私もずっと応援していましたが、グランドスラムシングルスの優勝は男女を通して日本人初の快挙です。

わずか20歳で元世界女王セリーナ・ウイリアムスを破り、審判のやや疑問が残る判定などもありましたが、本当に素晴らしい優勝でした。これで大坂選手はランキング4位まで上がり、今年の全豪オープンにも期待しています。

ただスポーツ界はあまり良くないニュースであふれていました。日大アメフト部の危険タックル問題や、レスリング、ボクシングと不祥事が相次ぎました。

私の感想としては、スポーツ界というのは昔からの伝統?として、体罰やパワハラなどは日常的に起きているのではないかと思っています。こういった事件が明るみに出ることによって、スポーツ界の古い体質が少しでも改善の方向に動くことは良いのかもしれません。

昨年は科学の世界ではあまり大きな進歩がありませんでしたが、今年は驚くような面白い事項が出てくることを祈っています。


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