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足の裏にできたほくろが「皮膚ガン」の可能性

2022-09-08 10:30:11 | 健康・医療
皮膚は医療機器を使わなくとも肉眼で観察できる部位で、医学的には臓器という解釈があるそうです。

私の左ひざの外側に発疹ができ、いわゆるかき壊した状態になり1センチぐらいの跡が残っています。これが何かあるとやや赤くなり痛痒くなるという状況が1か月以上続いていますが、今は触るとかゆいような乾いた後になっています。

たぶん悪性のものではないだろうとほってありますが、中には皮膚ガンというケースもあるようです。自分で観察でき、おかしな病変を見つけることができますので、皮膚ガンは早期発見がしやすいガンという気がしますが、それでも進行してから見つかる皮膚ガンもあります。

その代表的なものがほくろのガンと呼ばれる悪性黒色腫(メラノーマ)です。足の裏にできたほくろは危険といわれるように、メラノーマは皮膚であれば体中どこにでもでき、日本人は足の裏にできやすいことが知られています。

例えば子供のころには無かったほくろが足の裏にでき、だんだん大きくなった場合や、左右が非対称でいびつな場合、大きさが6ミリを超えるほくろは注意が必要です。

次に爪に黒い線が入った場合もメラノーマの可能性があるようです。爪の根元から先にかけて黒い線が出現し、徐々に横に広がってくる場合があります。

単なるほくろが爪の根元にできてもこのような現象が起きるのですが、大人になってから爪に黒い線が入るのは悪性の場合があります。こういうタイプの皮膚ガンがあると知らなければ気が付きませんので、特にケガの後の治り難い爪の変化には注意が必要です。

ケガとして高齢の人が頭をぶつけた後にできる内出血も悪性腫瘍の可能性があり、血管肉腫というガンです。このガンは非常に進行が早く、肺に転移しやすいのが特徴です。

若い人にはあまり出ませんが、高齢者で外傷後の傷が治り難い内出血は注意が必要で、目安としては1か月内出血が引かずに広がってきたら皮膚科に受診するのが良いようです。最後にやはり高齢者に注意が必要なのが、乳房外パジェット病という皮膚ガンです。

これは外陰部やわきの下にできる皮膚ガンで、たむし(水虫)と誤診されやすいガンです。たむしだと思って水虫の薬を塗り続けていても治らず、赤かった皮膚がジュクジュクし始めると乳房外パジェット病の可能性があります。

こういった皮膚ガンはどれも痛みが出ませんので、つい放置して進行してしまうケースがあるようです。皮膚ガンは早期発見すれば比較的簡単な手術で完治可能なガンですので、セルフチェックが重要となるといえそうです。

ただしヒトの皮膚に発疹などは頻繁に出ますので、あまり気にしすぎるのも問題かもしれません。


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