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新型コロナの「全数把握」から「定点把握」に移行するか

2022-08-23 10:28:08 | 時事
新型コロナの感染者数は拡大傾向は治まったものの、減少せず高止まりの傾向が続いています。

最近岸田首相も感染したという報道がありますが、万全な感染対策をしていてもかかることは防げないというのがこの感染症かもしれません。

新型コロナの分類を2類相当からインフルエンザなどと同じ5類にするという議論はどうも消えてしまったようですが、ここにきて感染者数の「全数把握」をやめることを検討するという動きが出てきました。

これには医療従事者の負担を軽減して、医療行為に専念するという大義名分を出しています。このまま進むと「定点把握」になりそうですが、これは実質的に分類が5類になったのとほぼ同じことになりそうです。

まあ筋論から行くと、3年間も実施してきた全数把握がここにきて医療関係者の負担が多いなどといいだすのは、おかしな理論ですが専門家も反対しにくいのかもしれません。

現在医師は診断した新型コロナの患者情報を届け出る必要があり、政府の情報共有システム「ハーシス」に入力する運用ですが、印刷して手書きで書いたものを保健所にFAXで送っている医療機関も多いようです。

一方軽症患者が多い感染症では、全数を数えるというのは非常に効率が悪くなります。5類感染症のうち季節性インフルエンザや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などは「定点把握対象疾患」となっています。

これは医療機関の中から協力してもらえる定点医療機関を設定し、その施設のみの報告に留めるという方法です。個人情報は含めず人数のみを報告するため、発生動向の把握が必要な感染症のうち、患者数が多くて全数を把握する必要がないか、把握できないものがこの対症となります。

あるいはこの定点把握ではなく、一定のリスクや重症度を有する人だけを拾い上げて報告していく「リスク別把握」という方法もあるようです。実際に5類感染症の水痘は、入院例を全数把握する仕組みになっているようです。

私の麻雀仲間は高齢者ということもあるのですが、この7波の感染者数が多いので麻雀を中止しています。

私は6波の前からコロナはすでに軽い風邪になっているので、感染者数など気にする必要はないという意見ですので、全数把握をやめることには賛成です。また海外の動向に合わせて、日本もウイズコロナの時代に入ったとするのと同じ政府の方針は大いに歓迎するところです。

このまま来月くらいに「定点把握」に移行するのかはまだはっきりしていませんが、この流れではこのまま進みそうです。ただ不謹慎ですが、毎日の感染者数の動向に一喜一憂していることがなくなるのは、少し寂しいような気もします。


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