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新型コロナ対策のさまざまな弊害

2020-09-21 10:30:05 | 時事
8月に厚生労働省が発表した「人口動態統計」によると、今年5月、6月の死者数は昨年より減少しています。

また政府が新型コロナのピークアウトを認め、対策を方針転換すると発表したことと併せて考えると、必要以上にコロナを恐れる必要はないのではないでしょうか。

緊急事態宣言の発出、経済的自粛、移動制限などに、どんな効果がありどんなデメリットがあったか検証するべきでしょう。人の命を守ったという触れ込みになっていますが、経済停滞によって自殺者が増えるかもしれないことを射程に入れて、検証すべきです。

例えばソーシャルディスタンスは、社会にとって大変なデメリットがあります。健康に悪影響を及ぼす因子として、酒、タバコ、肥満などが挙げられますが、医学的は孤独の方が圧倒的に健康に悪いというデータが出ており、特に高齢者にその傾向が強いといわれています。

外部との接触を自粛する高齢者が多いと思われますが、刺激が減少すると認知症が進行することは明らかです。高齢者を守るために若者の生活を犠牲にしたといわれていますが、いまは守られていたはずの高齢者も弱ってきているのではないでしょうか。

この認知症の進行した患者がどのくらいいるかなどは、数値として出しにくいものですが、確実に増加していることは確かだと思われます。

また子供、小中高生にも多くのデメリットが出ています。友達と触れ合うな、昼休みにおしゃべりするなといった指示を出すなど、子供に無理を強いてストレスだけを与えるような状況となっているようです。

色々な行事(文化祭、体育祭)、宿泊を伴う行事や郊外での活動は延期または中止となっています。この辺りも子供の成長には大きなダメージとなるでしょう。

面白い現象として、例年は7,8月に子供がかかる、ヘルパンギーナや手足口病が全く流行らなかったようです。私は感染症というのは、少々の防御をしても感染するものと思っていましたが、コロナ対策は完璧だったといえます。

逆にある程度感染して免疫を作ることができなかったことが問題となるかもしれません。

最後にインフルエンザとの比較をしてみます。毎年冬の3か月で約1千万人が感染するインフルエンザに対して、新型コロナは約7万2千人と100分の1未満です。死亡者数もインフルエンザは毎年約3千人、関連死を含めると約1万人となっています。

新型コロナは現在約1500人で、ほとんどが基礎疾患が悪化して亡くなった関連死といわれています。こういった点からも新型コロナがインフルより恐ろしい感染症とは言えないと思われます。

コロナがインフルより恐ろしい理由として、治療薬とワクチンがないことが挙げられますが、私は議論が逆だと思います。治療薬とワクチンがあっても年間1万人が亡くなるインフルと、どちらもないのに死者が少ないコロナとどちらが恐ろしいかと考えるべきではないでしょうか。


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