最近日本の研究力が国際的に低下しているという話しが出ていますが、この対策として多額の研究資金を準備する動きが出ています。
このひとつが10兆円規模のファンドの運用益により支援を受ける「国際卓越研究大学」について、文部科学省は東北大学を候補に選定したと発表しました。
世界トップの研究水準実現の潜在力を持つ大学を選ぶ狙いで、東北大学は今後体制強化計画の磨き上げや合議制の意思決定機関の設置などの準備を進め、正式認定を目指します。
海外のトップレベルの大学が豊富な資金を背景に研究力を高めているのに対し、国内では論文の質や量などの低下が指摘されています。こうした中政府は、大学には世界トップクラスの研究者の獲得、若手研究者の育成、研究者の研究時間確保のための負担軽減などが求められているして、ファンドを創設しました。
海外を含む識者や企業人の10人がアドバイザリーボードの構成員として審査を行っています。審査は(1)国際的に卓越した研究成果を創出できる研究力、(2)実効性が高く意欲的な事業・財務戦略、(3)自立と責任あるガバナンス体制の観点から実施する、といった方向性があるかを見ています。
また他の論文に多く引用される優れた論文の数や、企業などからの研究資金の受け入れ実績、新たな学問分野や融合領域に迅速に対応しているかなどが、具体的な基準となりました。
また大学の実績だけでなく、世界最高水準の研究大学の実現に向けた変革へのビジョンやコミットメントの提示に基づくとしています。
東北大学の申請について有識者会議は「重要業績評価指標や到達の中間目標を明確にした体系的な計画」「新たな研究体制の確立に向け明確な戦略が示されている」「改革の理念が組織に浸透している」などと評価しています。
卓越大学の認定に向け、「人文・社会学系も含めた全学の研究工場力の道筋」「全方位の国際化」「活力ある新たな研究体制の確立」など6項目について、精査し明確化することを条件としています。
申請は早稲田大学や東京大学など10大学が行い、有識者会議は申請の概要やそれらに対する個別の意見を公表しています。ファンドは科学技術振興機構が昨年3月に運用を開始し、運用益の年最大約3000億円を助成し、日本の研究力強化を図るとしています。
政府は成長戦略の第一の柱が科学技術立国の実現としたうえで、ファンド創設を言明しており、政府の成長戦略の中の重要政策となっているようです。
今までこういったファンドは東京大学が独占していましたが、それが地方大学に回るというのは良い傾向といえるのかもしれません。
このひとつが10兆円規模のファンドの運用益により支援を受ける「国際卓越研究大学」について、文部科学省は東北大学を候補に選定したと発表しました。
世界トップの研究水準実現の潜在力を持つ大学を選ぶ狙いで、東北大学は今後体制強化計画の磨き上げや合議制の意思決定機関の設置などの準備を進め、正式認定を目指します。
海外のトップレベルの大学が豊富な資金を背景に研究力を高めているのに対し、国内では論文の質や量などの低下が指摘されています。こうした中政府は、大学には世界トップクラスの研究者の獲得、若手研究者の育成、研究者の研究時間確保のための負担軽減などが求められているして、ファンドを創設しました。
海外を含む識者や企業人の10人がアドバイザリーボードの構成員として審査を行っています。審査は(1)国際的に卓越した研究成果を創出できる研究力、(2)実効性が高く意欲的な事業・財務戦略、(3)自立と責任あるガバナンス体制の観点から実施する、といった方向性があるかを見ています。
また他の論文に多く引用される優れた論文の数や、企業などからの研究資金の受け入れ実績、新たな学問分野や融合領域に迅速に対応しているかなどが、具体的な基準となりました。
また大学の実績だけでなく、世界最高水準の研究大学の実現に向けた変革へのビジョンやコミットメントの提示に基づくとしています。
東北大学の申請について有識者会議は「重要業績評価指標や到達の中間目標を明確にした体系的な計画」「新たな研究体制の確立に向け明確な戦略が示されている」「改革の理念が組織に浸透している」などと評価しています。
卓越大学の認定に向け、「人文・社会学系も含めた全学の研究工場力の道筋」「全方位の国際化」「活力ある新たな研究体制の確立」など6項目について、精査し明確化することを条件としています。
申請は早稲田大学や東京大学など10大学が行い、有識者会議は申請の概要やそれらに対する個別の意見を公表しています。ファンドは科学技術振興機構が昨年3月に運用を開始し、運用益の年最大約3000億円を助成し、日本の研究力強化を図るとしています。
政府は成長戦略の第一の柱が科学技術立国の実現としたうえで、ファンド創設を言明しており、政府の成長戦略の中の重要政策となっているようです。
今までこういったファンドは東京大学が独占していましたが、それが地方大学に回るというのは良い傾向といえるのかもしれません。
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