このブログのタイトルにあるように、俺はいつも子供心を忘れたく
ない、と思っている。
ただ子供心といっても、俺も一応大人のはしくれ、いつも子供み
たいな行動や考え方をしてたのでは、ただの幼稚なおやじになっ
てしまうので気持ち悪い。
そのあたり、大人のたしなみと、子供の好奇心をバランスよく保つ
というのがなかなか難しいのだけれど。
そんな研鑽?の毎日の中、今日は否が応でも子供心に戻って
しまう出来事があった。
俺は嫁さんの買い物に付き合うのがとってもキライなんやけど、
土日以外に一緒に行動するときがないので、そこは、ちょっと大
人の部分を見せて、お呼びがあればイヤイヤながらも付き合うこ
とにしている。
でもしょせんイヤイヤなので、スーパーなんかに買い物に行くと、
俺はいつも一人で買い物カートを押して面白そうなところがな
いかあちこちを探して回る。
もっともスーパーにそんな面白いところがあるはずもなく、ブリを見
てあのねのねを思い出したり、漬物を見て、梅宮辰夫と羽賀研
二は今どういう付き合いをしてるんやろうとかを考えながらあたり
をウロウロとしてるだけなんやけど、とにかくじっと嫁さんのあとに
付いて歩くということができない。
それなら、カートなんか押さずに歩き回ればええやん、というご
意見はごもっともなんやけど、なんせ見栄えがあまり良くないおや
じがカートも押さずにウロウロしてると人が怪しまなくても俺が怪
しむくらい怪しいので、ここは何としてでもカートが欲しいところ。
しかし、当然のごとく嫁さんは買った品物を入れるところがなく、
手に持って右往左往せなあかんわけで、いつも「勝手にカート
押してあっちこっち行かんといてよ、モウ!」と怒るのである。当た
り前だが。そしてついに今日はこう言われた。
「ここでじっとしててネ、勝手にどっかいっちゃダメでしゅよ」
さすがに嫁さんは子供の扱いが上手である。