ちょっとしたパニックを経験した。
今日は夜遅くまで新地にいて、大阪発京都行きの終電に乗車。
エアコンの冷気に一息ついていたら、少し離れた所にいた女性から
「キャー」という声が。俺知らん間にテレパシー痴漢でもしたかな、と
思ったけど、どうもそのような気配はない。
ただ、そのキャーは危機的な声質ではなく、ちょっと楽観の入った
キャーに聞こえたので、とんでもないことが起こってる、とは思わへん
かったんやけど。
そうして、しばらくすると今度は座席に座ってる若い男の子が「わっ」
という驚きの声を上げた。今度は痴女かと思ったけどこれまたどうも
その様子もない。
なんなんなんなん?と乗客が皆そっちを向く。もちろん俺も。
そして皆がその先に発見したものは・・・
なんやゴキブリを大きくして2本のひげをもっと伸ばしたような異様な
虫。それが天井にとまり、なんやのそのそと歩いていたのだ。
そしてそれはたまに飛び、人の肩に留まったりして、その都度人を
命の危険のない恐怖に陥れていた。
まぁ、単に虫一匹といえばそれまでやし、大阪市内にはちょっと刺さ
れたくらいで命を落とすような虫なんかいないことは分かっていても、
終電とはいえ金曜日で満員の車内、そんな得体の知れないものが
次は自分のところに飛んできても逃げようがない訳で、たかが虫一
匹とはいえ、なんか横に動くS社のエレベータに乗り合わせた仲間
のように皆はその虫の一挙手一投足毎に連帯感を深めていたのだ。
かなり勝手な予測やけど。
物事には"ころあい"というのがある。生命が危ぶまれるとんでもない
パニックもあれば、今回のように最後は笑って済ませられるパニック
もある。パニックというマイナスイメージの出来事もいいころあいで起
これば、結構人の性質が見て取れておもしろい、と思った。
でも俺の肩に留まってたら、こんなこと書いてられへんかったと思うけ
どね。
今日は夜遅くまで新地にいて、大阪発京都行きの終電に乗車。
エアコンの冷気に一息ついていたら、少し離れた所にいた女性から
「キャー」という声が。俺知らん間にテレパシー痴漢でもしたかな、と
思ったけど、どうもそのような気配はない。
ただ、そのキャーは危機的な声質ではなく、ちょっと楽観の入った
キャーに聞こえたので、とんでもないことが起こってる、とは思わへん
かったんやけど。
そうして、しばらくすると今度は座席に座ってる若い男の子が「わっ」
という驚きの声を上げた。今度は痴女かと思ったけどこれまたどうも
その様子もない。
なんなんなんなん?と乗客が皆そっちを向く。もちろん俺も。
そして皆がその先に発見したものは・・・
なんやゴキブリを大きくして2本のひげをもっと伸ばしたような異様な
虫。それが天井にとまり、なんやのそのそと歩いていたのだ。
そしてそれはたまに飛び、人の肩に留まったりして、その都度人を
命の危険のない恐怖に陥れていた。
まぁ、単に虫一匹といえばそれまでやし、大阪市内にはちょっと刺さ
れたくらいで命を落とすような虫なんかいないことは分かっていても、
終電とはいえ金曜日で満員の車内、そんな得体の知れないものが
次は自分のところに飛んできても逃げようがない訳で、たかが虫一
匹とはいえ、なんか横に動くS社のエレベータに乗り合わせた仲間
のように皆はその虫の一挙手一投足毎に連帯感を深めていたのだ。
かなり勝手な予測やけど。
物事には"ころあい"というのがある。生命が危ぶまれるとんでもない
パニックもあれば、今回のように最後は笑って済ませられるパニック
もある。パニックというマイナスイメージの出来事もいいころあいで起
これば、結構人の性質が見て取れておもしろい、と思った。
でも俺の肩に留まってたら、こんなこと書いてられへんかったと思うけ
どね。