僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

2006-07-19 | Weblog

帰り道の途中の地下通路に、階段とスロープの二手に分かれるところ
がある。階段は左側でわずか7~8段、スロープは右側で5メートルほ
どの短い登り坂で、その先はまた同じ平坦な通路に合流するのだが、
さて、あなたならどっちの道を選んで歩きますか?

まぁ、別にアンケートでもクイズでもないんやけど、現状は90%以上の
人がスロープを選ぶのよ。それは何故か?俺が思うに、階段は登る手
前でスピードを落とす必要があって、自分が歩くペースが乱れることと、
人のペースも乱してしまうという理由からやと思うねんな。
まぁ大阪の地下街がどこでも基本的に左側通行になってるのも多少
は関係してるとは思うけど、大阪人のスピードに対する思い入れは尋
常やないからね。

エスカレーターにはハナの差でも一番乗りしたがり、信号待ちではF1
のスタート並みの反射神経でポールポジションを取りたがる。とにかく
大阪人は無駄に止まっていることができない。大阪人が止まる時は
死ぬ時や。

そう考えるようになってから、右側の階段を選ぶ人は大阪人ではない、
というものすごく底の浅い根拠に支えられた結論を出すようになった。

誰も頼みもしないのに、勝手に何らかの結論を出し、それを自慢する
のもまた大阪人の習性なのだ。
それがたかだか階段やスロープの話であってもまるで人生の坂のごとく。