今日、仕事で車を運転していて、ちょうど青信号で交差点内に進入
した時、どこからともなくサイレンの音が聞こえた。でも、かなり近くで音が
してるんやけど、どこにいるのか分からない。音の大きさからして近くに間
違いはない感じやねんけど。
その時には、交差点内でもあり止まるか速やかに道を開けるかの判断が
迫られていたので、同乗してた後輩に聞いてみた。
俺 : 「どこにおる?」
後輩:「左の前ですよ」
確かにいた。6~7メートル先だろうか、銀色の覆面パトカーが赤色灯を
まわして。
しかし、何でこんな近くにいたのに見つけられなかったのか。
考えてみたら俺の頭の中には、サイレン=白(救急車、パトカー等)か、
赤(消防自動車)という図式が完全にできあがっていて、無意識にその色
の車だけを探していた。だから銀色の緊急車というのは全く頭になく、目
の前にいても目に入らなかったのだ。
こういうことって、車以外でもいっぱいあるんとちゃうやろか。
会社帰りに飯島直子と何度もすれ違ってたりしてるのに、こんなとこにお
るわけないと思ってるから気づいてなかったり、CHARが俺に握手を求め
てるのに気づかなかったり。
思い込みは恐ろしく損をすることもあるけど、恐ろしく幸せなものでもある。