僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

2006-07-23 | Weblog

子供達が幼稚園の頃やったかな、二人の手を引いて高槻の摂津峡へ
蛍を見に連れて行った時のこと。

高槻は生まれてからずっと暮らしてきた地元やし、摂津峡は庭みたい
なもんやったから、俺はあまり人がこなくて、蛍の多いスポットというのを
知っていたので、そこに子供を連れて行った。
ただそういうスポットというのは観光地化されていないので、街灯はほと
んどなく辺りは真っ暗。月の明かりと懐中電灯をたよりに歩を進めると
いう、自衛隊の訓練のような蛍見物になるんやけど。

で、その結果から先に言うと、俺はその暗さのせいで、近くの橋の上か
ら足を踏み外し、3メートル近く落下することになった。運よく打撲だ
けで骨折等もなく一日だけの入院で退院になる程度のことで済んだ
けど。

ただそんなことより何よりもよかったのはその時に子供を巻き添えにし
なくて済んだこと。
俺は転落する少し前まで長女の手を引いて歩いていた。それからは
全く覚えがないんやけど、俺は落ちる直前にどうも長女の手を離した
らしく、長女は橋の上で泣きじゃくるだけで済んだのだ。
もしあの時手を握ったままやったら・・・ああ、思い出しただけでも背筋
が寒くなる。

この話もそうやねんけど、俺には、子供がどうにかなる前に子供の身
代わりになって痛い目や危ない目に合うということが結構あって、今日
それを友達に話したら、「あんたは身を挺して子供を守るという星の
元に生まれてるんやわ」と言われた。
占いや霊感等の話には全く興味のない俺やけど、そういう風に
言われ
るとものすごく嬉しくて、だらしない自分が子供の為に身を捧げられる
のなら、生涯その星の元から離れたくないし、蛍がきっとその星なんだ、
とまで思ってしまった。

俺はタバコは吸わないけれど、世のお父さん方にはたばこを家の中で
吸わせてもらえずにベランダで吸っているいわゆる蛍族と呼ばれる人が
がたくさんいる。

でもお父さん、蛍と縁があれば、きっと子供を守ることができますよ。
ただし、ベランダから落ちたら助からんと思いますけど。