ナナカマドが赤く色づいて、札幌の街も秋本番を迎えました。
今年度も介護職員初任者研修が始まっています。
研修2日目と3日目にkimitsukuが担当する「介護における尊厳の保持と自立支援」は
これから学ぶ介護福祉に必要な介護者の視点や姿勢、人間性などについての講義になります。
テキスト内容は40ページ足らずですが、介護研修の基本になる重要なポイントなので
具体的な事例を使って分かりやすく説明しています。
20数年の間に経験した高齢者やそのご家族との交流を通して体得した知識・想いなどを伝えて
介護職のイメージを形づくれるよう教示するのです。
かつて触れ合った多くの高齢者たちを思い出して、胸が熱くなったり言葉に詰まったり
また時には映画や小説を引用したり種々工夫しながら、受講者が興味を向けてくれる事例提供に努めるわけです。
今回の受講者は平均40代の女性ですから1970~80年の生まれ。
考えると『リンゴの唄』も『赤ひげ診療譚』も『恍惚の人』も…世代なのよねぇ。
三浦春馬がALSを発症した青年を演じたTVドラマだけが、何とか通用したかも…。
年々ギャップが広がる受講者との距離、新しい事例を考えなくちゃ~と悩んだ今日のKimitsukuでした。