寒い冬に聴きたい音楽は、やっぱりこれでしょ ヴィヴァルディの「冬」
白一色の光景と引き締まった冷気を感じさせる弦の響き
これこそ今の季節に聴きたい楽曲です。
生涯で多くのヴァイオリン協奏曲を書いたヴィヴァルディの曲の中でも
最も知られた此の曲『四季』は、「春」「夏」「秋」「冬」から成っており
多くのフィギュアスケーターに依って踊られ
車のCM曲に採用されて広く人々に知られています。
つい先日もTOKYUジルベスターコンサートで
服部百音さんが東京フィルと競演していました。
北海道で生まれたドサンコとしては、『四季』の中でも
此の「冬」が好きな人が多いのは、分かるような気がします。
第1楽楽章では、ソロヴァイオリンが冷たい空気感を奏で
第2楽章では、ゆったりした曲想で暖かい暖炉の炎のゆらめきを
そして第3楽章では、吹き荒れる寒風の中にも感じられる春の気配。
毎回そんなイメージで聴き入ってしまう、大好きな冬の一曲です。
・・冬来たりなば 春遠からじ・・
シェリーの詩を口ずさみながら、暖かい春の訪れを待つとしましょう。