チリ鉱山の落盤事故で、地下700mに閉じ込められていた作業員33人が
無事に救出されつつあることは、奇跡に近い出来事としか思えない。
日本から遥か遠い国チリについて知っている事といえば、今年2月の大地震、
サッカーが強いこと、サーモンの養殖、銅などの鉱物資源、モアイ像が精々。
今回の事故後17日目に全員の生存が確認され、その後は国の威信をかけて
救出作戦が行なわれた。幾ら屈強な男性達でも余程の体力と精神力が無くては
69日間を生き延びることは、至難の技であったろう。
少ない飲食物を分け合い弱い者を労わり、励ましあいながら統制が取れた時間を
過ごしていただけでも、優れたリーダーの存在と温かな仲間意識を感じ取ることが
出来る。改めて不可能を可能にする科学技術と、人間の生命力に驚嘆を覚える。
全員33人が家族が待つ地上に生還するには今少し時間を要するようだが、奇跡の
救出劇を、地球の反対側から見守りたい。
そして人間の強い意志や絆、命、尊厳などについて考える機会としたい。
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