これまで、ボタンホール、袖付け、衿付け、ファスナー付け、ギャザー寄せ、タック、芯地貼り等などをやって来たからこそやろうと思えた。
卒業式の服だけいきなりだと作れなかったと思う。
にしても、m当たり3千円くらいの生地を縫製するのは緊張したー。手作りとは言え、ウールなんでクリーニング必須ですよと再三生地屋さんで言われたし。今までダーッと縫って、失敗したらリッパーで取ってたけど、きちんとした服地は繊細。リッパーで糸切ってたら、服地も傷む可能性があるので、今回は一番ゆっくりのモードのみで縫製。
卒業式には、上の子も参加できるという事を知り、いつも下の子ばかり手作りが多めになってたので、この機会にお姉ちゃん分も作ることに。
生活団では、卒業式の服は指導者に相談して進められます。
卒業式の時、背景には黒い幕があるので、黒い服は避け、子どもの顔色に合う服をとのこと。
動くので、ボレロは子どもが動きにくいかも、ウエストリボンは結ぶタイプでなく縫い付けが良いって。動く事が多いってどんな卒業式!?生活団の卒業式は想像がつかない。
そうして生地選びに行くと、今まで姉妹お揃いで服を作ったりしてたけど、姉妹でも顔に合う色って違うと気付く。
長女は色が白い方だからペールトーンが合う。白のツイードで銀のラメ入りの生地を選びました。
(これが後から知る事になるけど、縫うの難しい生地だった。)
次女はピンクがいいと言うけど、肌が黒いから薄いピンクは合わず、濃いピンクは合うけど、卒業式にはおかしい。
ちょうど選んだパターンを紹介してるサイトでロイヤルブルーの生地で作ってる見本があり、それがいいと。
目の冴えるようなブルー。
もともとはCHECK&STRIPEで作ってる生地だったけど、今は生産してないらしい。このイメージで見つかるかなと生地屋を4軒くらい探したら、何とありました!
子どもに当てて鏡で見て、子どもにも意見を聞く。
6才の子どもでも、「この青は違う。こっちがいい」というのを聞き、こんな小さくても自分に合う色にこだわりがあるんだなと知りました。
即買いしました。生地は生ものだなと思います。次行った時はあったけど、隠れてたので気付かなかったと思う。
とりあえず買ったけど、女の子は過去にもピンク系が多いみたいで、この色OK出るかなと思ってたら、そこではなかった。
指導者のアドバイスは、「衿は白とかオフ白がいいんじゃないかしら」と。
そこーーー!?
1つ上の卒業生の話では、ピンク系のワンピースにすることにして、衿を花柄にしようとしたら、「子どもの顔が映えないので、花柄を衿裏に持って来て、表衿は無地にしては」と言われた事があったそう。その人は初め抵抗があったようですが、両パターンで子どもに当ててみたら、無地の衿の方が子どもの顔が映えて、そちらにしたそうです。
で、私も抵抗感が。
全身ブルーのつもりでいたのに、衿を白にしたら、そのパターンしかいけないじゃないですか。
服作るのが得意だったら、衿が青のパターン、白のパターン、と両方作るけど、私、作るのめっちゃ時間かかるんですよ。そんなのやってられない。
次女も青の衿が良かったと言う。
で、直前まで青の衿と白の衿で用意。
そして、そこの縫製段階になって、顔に当ててみると、
やっぱり白の方が合うかも。。。
指導者のアドバイス、的確。
裁縫の得意な同級生母に相談してるうちに、「ノーカラー(衿無し)で作って付け衿にしたらいいんじゃ?」と思い付き(最初から付け衿にしようとは思ってたけど、青の衿付けて、白の付け衿を付ける衿on衿にしようと思ってた)、衿の始末を変える事に。
衿付きならパイピング仕様だったのに、衿無しだと見返し仕様だから、急遽別布は買いに行くことに。
余計な手間をかけてしまい、こんな時期に家族を連れて振り回す。
付け衿はファ〇リアで偶然こういう付け衿を見て、どんな形が覚えてって作りました。
でも、細かいとこどうなってるんだろう?と分からずまた見に行く事2回。
裁縫、決して得意ではないけど、やると言ったらストイックなんです。
そして、ついに5日前に完成!
子どものフォーマルワンピースを子どもに生地を選んであげさせて作れるって幸せ!
(3枚目の写真は、試作の付け衿。1回目失敗して、パターンを再考。めっちゃめんどくさがりの私が、パターンからよう考えたわ。)
(FBに投稿)