昨日は、長女(年長)の土曜参観でした。
土曜参観では竹馬を作るのは知ってたけど、ミニ運動会みたいなのもあると知ったのは今週入ってからぐらいだったか。
火曜に、夜ふと、さらが「リレーで『早く走って』って言われた」と言った。
去年の土曜参観ではそんなミニ運動会みたいなのあったか記憶になくて、今年はそういうのがあるんだと初めて知った。
「さらちゃん、走るの嫌い」と言う。
元々走るのが嫌いという訳でなく、普段遊んでる時は止める間もなく、はだしになってかけ回るくらいの子。特に走るのが嫌いという訳でないけど、そう言うのは「早く走って」と言われたからだろうなと推測できた。
何が嫌なのか、どういう理由で嫌なのか聞いてみたけど、いうても6歳児。嫌とは言えても、まだ何が嫌か、どういう理由で嫌かまではなかなか表現できない。
たぶん競争になるのが嫌なんだろうな。
「走らないといけない」状況で走るのが嫌なんだろうな。
と想像できた。
先生に言おうか迷ったけど、どこまで嫌と感じてるか分からないので様子見。
そしたら、水曜、夜次女を寝かしつけてる間にも、私がうとうとしてる横で、「走りたくない。幼稚園行きたくない」と言う。
遊んでると忘れるけど、1日の終わりになんかもやもやしてた事を思い出すんだろうな。
子供の事にどれだけ介入するべきかと思って考えて。
次の日に、先生にさらがこういう気持ちでいるって事だけ伝えようと思い、普段は門で送り出すのを2階までついてくから、さらが「何言うん?リレーのこと?」と気にするけど、いつも一緒だから、こういう時バレるよなー。
先生に、お話があるんですけどと伝えると「リレーの事でしょ」と分かるほど、先生も気付いてたみたい。
30人位いるのに、気付いてるってすごいなと思ったら、「歩いて髪の毛を触りながら行くから」「『早く』って言う子の気持ちも分かるでしょう」と。
そんな状態だったんだ。
それなら、「早く走って」となるのも分かる。
でも、大事にしたかったのは、さらが「嫌」という気持ち。
嫌な事を我慢させたら、そのうち嫌な事も「嫌」って言えなくなる子になる気がする。
そんな事を言ったら、「じゃ、これからこういう事が出て来たら、すぐあきらめるの?」って。
「幼稚園で沢山の好きを見つけてほしい」と先生。
その事はいいな!と共感できる。
けど、「すぐあきらめる」ってのは決めつけられた感じがしてすっきりしない。
嫌度にもよるけど、嫌がるのを押しつける事はしたくない。
それを言うと、甘やかしと捉えられる事もあるけど、嫌な事を嫌と言えなくなる事がいやなんだ。
「そういう事があったんですか?」と聞かれるから、「さらじゃなくて、私が」と言うと、突っ込んで聞かれる。
親子は似るって分かってるからこそ、鋭い突っ込み。
「お母さん、そんな色々我慢してるんですか?」って。
いや、今の生活で我慢してるわけじゃないけど、仕事してた時、仕事だからと引き受けてたら、あれもこれもと。1億やったら、次2億やってねと。
子供が自分と同じ所でつまづくとは限らないし、子供は自分が思ってる以上に強い事もある。
リレーはさらが選んだらしいと知った。
どういう状況でかというと、1人1人「リレーがいい?かけっこがいい?」と聞いてからだそう。
あ、それなら、周りに合わせた可能性あるなと思ったけど、先生はさらは最初の方に質問したほうという。
それなら、自分で選んだ事なら。
子供がどれくらい嫌かも分からない。
だから、様子見しようかと思った。
「どうしたもんじゃろのー」(byとと姉ちゃん)と思い。
そして、木曜の夕方、幼稚園から電話の着信に気付きかけ直したら、担任の先生が出た後だからと園長先生が様子を伝えてくれる。バスに乗ってたとこなので、「良いニュースですか?悪いニュースですか?」と聞くと、悪いニュース。
どうしても歩いてしまい走らないと。
金曜見に来てくれませんかと言うけど、登園後すぐならよかったけど、11時という時間だったので、先約もあり行けない。
さらに内緒で見に行ったところで、どう声かけしたらいいかも分からないし、行ってどうなるという訳でもない。
木曜は「園に任せて下さい」と言ってたのもあり、任せる事にする。
そしたら、金曜お迎え時、さらはリレー出る事、辞めたとのこと。
話し合いをしたら、子供達が言ったのが、
「やっぱり皆で走りたい」
「さらちゃん、絵描くの好きだから、皆が走る絵描いて、応援したら」
「さらちゃんが歩いても、その分取り返すから」
最後の言葉を聞いた時は、泣けそうでした。
さらのしたい事でできる事を尊重してくれる子もありがたい。
その日(参観の前日)は、家に帰ると、リレーに出ないと決めたからか、ここ最近ではなかったほど、すっきりした様子。
明るくて、いつもより素直。
胸のつかえが取れたのかな。
やめる事。みんなと一緒にできる事をしないと決める事。
これも勇気がいると思う。
私だったら、そんな話し合いの場が持たれたら、「皆がそう言うなら、しとこうかな」と思うかも。
その場合は、「やりたい」でやるんじゃなくて「やっとかなあかん」でするんだ。
それをもしかしたら、嫌がる子もいるかもしれない中で、やらないと決めたさら。
小さな体でいっぱいプレッシャーを感じて、それでも決めたさらをすごいと思う。
甘やかしという人もいるかもしれない。
けど、私は、親はさらの味方でいてあげたいと思った。
(もちろんだんなさんにも全部報告。)
当日。朝たまたま会った人に、さらがリレーでない事言ったら、「あかんやん」と言われ、早速揺れる。へこむ。
でも中身話したら、最後に「さらちゃんももやもやがあるから、フォローしてあげないとね」と。
何て声かけるか何か考えてなかった。なんて言ったら良いのか分からない。
リレー本番。
さらのチーム、みんな速い速い!闘志に燃えてるし!
これでさらに分かった。
これだけ早いチーム、1位になる可能性があるチーム、そして金曜の晩初めて聞いたけど、「1位になってね」と言われたという言葉。
さらが抱えてたプレッシャーはおっきかったんだろう。
前日、お腹が痛いとまで言っていたさら。(水遊びしたせいもあると思うけど。)
みんなと一緒に何かをする。
それが楽しいって事もさらは知ってる。だからこそ、みんながしてるリレーを選んだ。
けど、みんながみんな同じ時に足並みを揃えなくてもいいと思う。
(と同時に、もうちょっと色々選択肢があったらなーと思ったのでした。そこが一斉教育のデメリットか。)
親が揺れたら、子供も不安になる。
私は、さらの今回の決断はすごいと思う。
去年は竹ぽっくりを作ったくらいしか覚えてないけど、今年は色々悩ましかったり、感動したり、考えたりの土曜参観なのでした。
ハチマキをしつつも、応援の旗を持ってリレーに出なかったさら。
表情は微妙なのかなと思った。
どう声かけをしたら、が分からない。
けど、親子で体操とかしてたら、自然と笑顔。
変に落ち込まないようにと考えなくていいのかも。
そうする事が、これって落ち込むような事なんだと思わせてしまう。
子供って自然に育つなー。
(2016年5月29日にFacebookに記載した物を、2017年5月31日に転記)
土曜参観では竹馬を作るのは知ってたけど、ミニ運動会みたいなのもあると知ったのは今週入ってからぐらいだったか。
火曜に、夜ふと、さらが「リレーで『早く走って』って言われた」と言った。
去年の土曜参観ではそんなミニ運動会みたいなのあったか記憶になくて、今年はそういうのがあるんだと初めて知った。
「さらちゃん、走るの嫌い」と言う。
元々走るのが嫌いという訳でなく、普段遊んでる時は止める間もなく、はだしになってかけ回るくらいの子。特に走るのが嫌いという訳でないけど、そう言うのは「早く走って」と言われたからだろうなと推測できた。
何が嫌なのか、どういう理由で嫌なのか聞いてみたけど、いうても6歳児。嫌とは言えても、まだ何が嫌か、どういう理由で嫌かまではなかなか表現できない。
たぶん競争になるのが嫌なんだろうな。
「走らないといけない」状況で走るのが嫌なんだろうな。
と想像できた。
先生に言おうか迷ったけど、どこまで嫌と感じてるか分からないので様子見。
そしたら、水曜、夜次女を寝かしつけてる間にも、私がうとうとしてる横で、「走りたくない。幼稚園行きたくない」と言う。
遊んでると忘れるけど、1日の終わりになんかもやもやしてた事を思い出すんだろうな。
子供の事にどれだけ介入するべきかと思って考えて。
次の日に、先生にさらがこういう気持ちでいるって事だけ伝えようと思い、普段は門で送り出すのを2階までついてくから、さらが「何言うん?リレーのこと?」と気にするけど、いつも一緒だから、こういう時バレるよなー。
先生に、お話があるんですけどと伝えると「リレーの事でしょ」と分かるほど、先生も気付いてたみたい。
30人位いるのに、気付いてるってすごいなと思ったら、「歩いて髪の毛を触りながら行くから」「『早く』って言う子の気持ちも分かるでしょう」と。
そんな状態だったんだ。
それなら、「早く走って」となるのも分かる。
でも、大事にしたかったのは、さらが「嫌」という気持ち。
嫌な事を我慢させたら、そのうち嫌な事も「嫌」って言えなくなる子になる気がする。
そんな事を言ったら、「じゃ、これからこういう事が出て来たら、すぐあきらめるの?」って。
「幼稚園で沢山の好きを見つけてほしい」と先生。
その事はいいな!と共感できる。
けど、「すぐあきらめる」ってのは決めつけられた感じがしてすっきりしない。
嫌度にもよるけど、嫌がるのを押しつける事はしたくない。
それを言うと、甘やかしと捉えられる事もあるけど、嫌な事を嫌と言えなくなる事がいやなんだ。
「そういう事があったんですか?」と聞かれるから、「さらじゃなくて、私が」と言うと、突っ込んで聞かれる。
親子は似るって分かってるからこそ、鋭い突っ込み。
「お母さん、そんな色々我慢してるんですか?」って。
いや、今の生活で我慢してるわけじゃないけど、仕事してた時、仕事だからと引き受けてたら、あれもこれもと。1億やったら、次2億やってねと。
子供が自分と同じ所でつまづくとは限らないし、子供は自分が思ってる以上に強い事もある。
リレーはさらが選んだらしいと知った。
どういう状況でかというと、1人1人「リレーがいい?かけっこがいい?」と聞いてからだそう。
あ、それなら、周りに合わせた可能性あるなと思ったけど、先生はさらは最初の方に質問したほうという。
それなら、自分で選んだ事なら。
子供がどれくらい嫌かも分からない。
だから、様子見しようかと思った。
「どうしたもんじゃろのー」(byとと姉ちゃん)と思い。
そして、木曜の夕方、幼稚園から電話の着信に気付きかけ直したら、担任の先生が出た後だからと園長先生が様子を伝えてくれる。バスに乗ってたとこなので、「良いニュースですか?悪いニュースですか?」と聞くと、悪いニュース。
どうしても歩いてしまい走らないと。
金曜見に来てくれませんかと言うけど、登園後すぐならよかったけど、11時という時間だったので、先約もあり行けない。
さらに内緒で見に行ったところで、どう声かけしたらいいかも分からないし、行ってどうなるという訳でもない。
木曜は「園に任せて下さい」と言ってたのもあり、任せる事にする。
そしたら、金曜お迎え時、さらはリレー出る事、辞めたとのこと。
話し合いをしたら、子供達が言ったのが、
「やっぱり皆で走りたい」
「さらちゃん、絵描くの好きだから、皆が走る絵描いて、応援したら」
「さらちゃんが歩いても、その分取り返すから」
最後の言葉を聞いた時は、泣けそうでした。
さらのしたい事でできる事を尊重してくれる子もありがたい。
その日(参観の前日)は、家に帰ると、リレーに出ないと決めたからか、ここ最近ではなかったほど、すっきりした様子。
明るくて、いつもより素直。
胸のつかえが取れたのかな。
やめる事。みんなと一緒にできる事をしないと決める事。
これも勇気がいると思う。
私だったら、そんな話し合いの場が持たれたら、「皆がそう言うなら、しとこうかな」と思うかも。
その場合は、「やりたい」でやるんじゃなくて「やっとかなあかん」でするんだ。
それをもしかしたら、嫌がる子もいるかもしれない中で、やらないと決めたさら。
小さな体でいっぱいプレッシャーを感じて、それでも決めたさらをすごいと思う。
甘やかしという人もいるかもしれない。
けど、私は、親はさらの味方でいてあげたいと思った。
(もちろんだんなさんにも全部報告。)
当日。朝たまたま会った人に、さらがリレーでない事言ったら、「あかんやん」と言われ、早速揺れる。へこむ。
でも中身話したら、最後に「さらちゃんももやもやがあるから、フォローしてあげないとね」と。
何て声かけるか何か考えてなかった。なんて言ったら良いのか分からない。
リレー本番。
さらのチーム、みんな速い速い!闘志に燃えてるし!
これでさらに分かった。
これだけ早いチーム、1位になる可能性があるチーム、そして金曜の晩初めて聞いたけど、「1位になってね」と言われたという言葉。
さらが抱えてたプレッシャーはおっきかったんだろう。
前日、お腹が痛いとまで言っていたさら。(水遊びしたせいもあると思うけど。)
みんなと一緒に何かをする。
それが楽しいって事もさらは知ってる。だからこそ、みんながしてるリレーを選んだ。
けど、みんながみんな同じ時に足並みを揃えなくてもいいと思う。
(と同時に、もうちょっと色々選択肢があったらなーと思ったのでした。そこが一斉教育のデメリットか。)
親が揺れたら、子供も不安になる。
私は、さらの今回の決断はすごいと思う。
去年は竹ぽっくりを作ったくらいしか覚えてないけど、今年は色々悩ましかったり、感動したり、考えたりの土曜参観なのでした。
ハチマキをしつつも、応援の旗を持ってリレーに出なかったさら。
表情は微妙なのかなと思った。
どう声かけをしたら、が分からない。
けど、親子で体操とかしてたら、自然と笑顔。
変に落ち込まないようにと考えなくていいのかも。
そうする事が、これって落ち込むような事なんだと思わせてしまう。
子供って自然に育つなー。
(2016年5月29日にFacebookに記載した物を、2017年5月31日に転記)