今議会に、唐津市が持ち主から寄附を頂いた、中町にある「旧村上歯科」を洋風でレトロに改修して中心街の賑わいを取り戻す事を目的に総予算6100万円(市は、そのうち1562万円)をかけて「いきいき唐津株式会社」がおこないます。
内容は、1階をカフェレストラン 2階をコミュニティスペースとして整備するものです。
面積は、合計262.59㎡です。
一つの疑問は、唐津市が「いきいき唐津(株)」へ月3.5万円(年間42万円)で貸し付け、「いきいき唐津(株)」は、カフェレストランを運営する会社に月21万円(年間252万円)て又貸しをすることです。
唐津市の財産を安く借り受け、多額の補助金を受け取り高額の家賃で転貸しするのはいかがなものでしょうか。
また、月21万円の家賃を払ってコーヒー店が成り立つのでしょうか。
「直ぐに撤退」とならないように願いたいものです。
事実、旧唐津銀行の地下にある「迎賓館」も厳しい経営を迫られています。
二つの疑問は、「中央商店街の賑わい創出」といいながら、商店街との連携事業が見えてこないことです。
しかも、「コミュニティスペース」をつくったからといって、人が集まるとはとても思えません。
駐車場がない中心部に人が集まる「仕掛け」が見えてきません。
昨年秋にオープンした大手口センタービルの「市民交流プラザ」が利用者でごった返しているという話は聞きません。
似たような施設をつくるのは、二匹ののどじょうを同時につかむようなものになりやしないかと疑問視しています。
三つ目の疑問は、予算配分の問題です。
今本会議の中で、周辺部商店街への支援策が少ないことを指摘する意見がありました。
浜玉町の「インフォメーション・センター」をボランティアで運営するのに助成が受けられないことで5月で惜しまれながら閉鎖しました。一方で、中心部商店街にはこのように大盤振る舞いです。
周辺商店街で頑張っているみなさんへの支援があってこそ「均等ある発展」といえるのでは。