先日、「JAからつ」の総代会の事前説明会のため唐津市文化体育館ホールへ行ってきました。
4組合が合併して6年目。どうなっているのか知りたかったからです。
さぞや多数の組合員でごった返しているのではと思い会場に着くと、ホールの前席は2人。200人も参加していたでしょうか。
旧唐津農協関係の組合員は2000人以上です。
農協離れは、組合員数の減少にも反映していて、正組合員6452人が225人が脱会し、新規加入が93人があったと報告がありました。実質132人が減ったことになります。
息子や娘は大学に行き、都会で就職し家庭を築き、実家には年老いた両親だけの暮らしです。
その両親も農業が出来る限界を超え組合を脱会しているのです。
日本の食糧をないがしろにする政治の現れが組合員の減少に現れています。
加えてTPP協定に参加すればいっそう深刻な農業衰退がくることは間違いありません。
農協経営も、共済や金融に依存していますが、肝心の組合員の懐が冷え込めばそれも立ち行かなくなってしまいます。
私は、組合の基本方針に「TPP協定参加反対」を重点取り組みにして欲しいと発言しました。
才田組合長は、最優先課題だとして「米国とメキシコの協定によってメキシコに安いトウモロコシが入り、生活できなくなった農民が米国に不法就労を行い、このことが米国で社会問題になっている」と紹介しました。
久しぶりに会う友人とも会話をしながら、「農業を大切にする政治を実現しなければ」と会場を後にしました。