こんにちは浦田関夫です

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原発立地は企業誘致にとって不利

2012年06月25日 05時36分27秒 | Weblog


23日は、「れふれ」(二タ子)で開かれた「くらしとまちづくりを考えるつどい2012」に参加しました。

 記念講演は、「地域経済再生と再生可能エネルギーをいかす地域づくり」と題して京都大学の岡田知弘教授でした。

 地域経済の再生をめざして「地域振興基本条例」を制定した自治体が90を超えて大企業や金融機関を含めて「農商連携」など多様な取り組みで「地域循環型地域づくり」の紹介がありました。
 唐津の特性を生かした活性化のヒントになったような気がしました。

 第二部は分科会に分かれての意見交換会で、私は「原発ゼロ社会とまちづくり」というテーマの分科会に参加しました。

 静岡英和学院大学の専任講師 児玉和人氏から「浜岡原発を取り巻く現況報告」がありました。

 そのなかで、「周辺自治体と企業の反応」の報告がありました。
鈴木修氏(ススキ自動車の会長)は、「浜岡原発を即時停止させる。停止させなければ、向上を海外へ移転する」と発言しています。
 つまり、自分のつくった自動車が原発の事故が起きたら作れない。売れない。ということで反対しているそうです。

 それを受けて、川勝平太静岡県知事は「浜岡原発は再稼働する状況ではない」と自分の任期中は再稼働はないと明言。

 西原茂樹牧ノ原市長は、震災後、スズキ株式会社の鈴木修会長から、地震、津波、原発、液状化のリスクを検証しており、浜岡原発が心配で相良工場を置いておけないと伝えられました。
西原市長は「企業がリスク分散に取り組むことは理解できる。原発が無ければと思うが、市民の生命、財産を守り、企業流出を防ぐためには、原発は無いほうが良い」と発言し、議会も「永久停止」を求めています。

 企業が撤退すれば、その自治体は死活問題です。この地域は、自動車関連企業が集積しており、唐津市も「厳木工業団地」を造成していますが、進出のメドはたっていません。
「原発の近くはイヤ」と思っている企業が多いのではないでしょうか。

フクシマ原発事故は、企業誘致にとっては不利に作用することを証明したものです。 
原発に頼らない地域経済の再生を早く取りかからないといけません。
 
コメント (1)
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