玄海エネルギーパークにおいて、住民団体のみなさんと玄海原発の問題点について事前に質問項目に九電が回答し、住民団体から質問するという形式で行われました。
九電は、回答のメモを読み上げるなど、文書での回答はなく1時間30分の話し合いのなかで65分を口頭説明に時間を割いた関係で、住民からの質疑時間が制約を受けました。
九電は、どうして文書回答を渋るのでしょうか。
原発問題は、数字や専門用語が多いので、資料や図解でシッカリ説明してもらいたいものです。
これでは、「九電としては説明している」とのアリバイづくりに使われてしまいます。
そのなかで、定期検査中の臨時労働者1800人がハローワークに求人募集を一切ないかなで、労働者が集まるのは、「暴力団関係者」が要るのではとの疑問が挙げられました。
九電側は、「一人一人の住所氏名は把握しているが、暴力団関係者かどうかを確認しているかを確認したい」と答弁しました。
暴力団追放が社会問題化しているなかで、九電が暴力団関係者を雇用していることになれば、社会的責任が問われることになります。
九電がどいう回答をするか注目されます。
質問に九電側が機敏に反応したのは「11日会」の存在を問われたときです。
「11日会」は、九電関連企業や団体個人が加入する親睦団体で毎月11日に会合が開かれると聞いています。
私たちが3月11日に、玄海町民会館で「さよなら原発、こんにちは自然エネルギー」集会を650にんで開いている最中に、同じ建物の「イベントホール」に鉢盛りが運ばれているのを目撃されました。
この会場を予約していたのが九電です。この会場には岸本英雄玄海町長も出席しています。
東日本大震災の1周年の日に、しかも福島原発事故の教訓から「脱原発」を掲げた集会の同じ建物のなかで「宴会」とは神経が疑われます。
原発推進側にとっては、「再稼働の出発の日」にしたかったのではないでしょうか。
九電にとって「11日会」の存在を知られたくなかったのでしょう。
「11日会」につい知っておられる方は教えて下さい。