二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

弓は発条!内弦を弾くのは難しい。

2015-04-18 09:07:06 | ■工房便り 総合 
当たり前のことですが、弓の竹は発条状態になっています。

何しろ弓矢を作れるくらいに弾みます。

要するに、右手で持って、弾いているときにも、ほんの些細な振動でも揺れます。

バイオリンの弓は、後ろの螺子を締めると、ある一定の緊張した状態を保ってくれます。

ところが二胡の弓は右手で、握った形でその緊張状態をを支えようとします。

なおかつ、右手は安定して一定の力で動かさないといけません。

これかなり無理な事なのです。

右手を動かしていくにしたがって、その動きを、右手の握り具合をコントロールする必要があるからです。

よい音色は安定した弓の毛の張力で弦を弾いた時にでてきます。

竹自体がかなりふらふらします。

ですから、外弦の竹を胴をガイドとして、動かすことによって、良い音色が発生します。

あくまでもガイドとしてであって、竹が削れるほど押し付けるのではないのです。

要するに、右手の動きに従って竹が安定していさえすれば、よい音色は発生します。

この竹の動きを安定させるために、考え方がいくつもあるのです。

先生によってそれはそれぞれ違います

一つは、手の重さ全体を竹にかけて胴に少し押し付けるくらいにすると竹の動きは安定します。

二つ目は、右手の親指と、人差し指とで梃子の原理です。

引く時には、親指に軽く力を入れて、弓の竹を胴に押し付けるようにして、安定させ、押し弓の時には、人差し指で押していくのです。

いずれにせよ親指が手この支点になります。

また3つ目は、竹をなるべく、右手の中に握りこんで、薬指も中指もなるべく平らにして竹を長く握ると、竹は安定しやすくなる方法です。

ご自分がどのように弾いているのか意識すると更に音色は進化します。

試しながら弾いてみてください。


とことが、内弦になるおと、手前に引く感じがありますから、弓の竹は胴から離れやすくなります。

そうすると竹を安定させるガイドが無くなります。

弾く時によく見て下さい。

竹はフラフラします。

ですから内弦を弾くのは難しいと言われるのです。

このふらふらを安定させるのが難しいのです。

外弦を弾く時のことは先生方は色庵うと思うのですが、内弦を弾く時にはどうするのか、先生方に聞いてみてください。

これもいろいろあると思います。

いずれにせよ、弾く時に一音一音自分はどう手を使ってるのか考えながら意識して色々やってみてください。

そうすれば皆さん半年もすればとても良い音色で弾くことが出来て、先生方もビックリするとおもいます。












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