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二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

良い二胡、良い楽器、その2

2012-01-26 14:50:57 | ■工房便り 総合 
良い二胡と言うのは、と張鋭先生もどこかに書いていらっした通り、

一番に来るのは、弾きやすさと言うことになります。

弾きやすい!

と言っても皆さんそれぞれ弾きやすさの意味が同じなのでしょうか?

プロの先生方が弾きやすいというのと、初心者が想うのでは何か違わないのでしょうか?

かなり前の事です、多分二胡覚えて半年ぐらいだっと思います。

ある方に、王根興さんの作った二胡です、弾いて見て下さいと、弾かせてもらった事が有ります。

えっ!  音が出ない!

いつも弾いている、自分の、初心者用の4万円で購入した、二胡は弾けば、何の意識もしなくても、音が出ます。

この、王先生の作った二胡は、弾いてすぐに音が出てこなかったのです。

一瞬遅れて音が出ます。

それも、それこそ丹田に意識を集中して、エイっと弾かないと音が出ないのです。

今思えば、相当厚い皮のものだったと思います。

それもあまり弾きこんでいない新しいものだったようです。

弾きにくかったです。

しかし、この1,2年そのほかに、やはり王先生の二胡と言うのを持っていいらした方がいて弾かせていただきました。

別に何ともないのです。

ではそれらが、偽物かと言うとそんなことは無く、それこそご本人から直接買ったというプロの奏者の物ですから。

その話を、ある先生にすると、それはあなたが気がつかないうちにちゃんと右手が動くようになったからですと、言われました。

確かに最近ではどんな楽器でも、違和感無く直ぐ音は出せるようにはなってきたようです。

弾きやすいと言っても、色々有ると思います。

まず初心者にとって弾きやすいというのは、弾いてすぐに雑音も無く音になると言うことでしょう。これはいくつかの条件が有ります。

まず皮が比較的薄めのものであるということ。これは弾きやすいです。

皮が薄いですから、直ぐ弦の振動を皮に伝えます。

薄いか厚いかどのように判断するかとい言う問題は有ります。

見た目で言うと、皮が薄い物程直ぐ音が出易いものです。

比較的弾きやすいということはあると思います。

薄さはどのようにして解るかと言いますと。

胴の裏から覗いて見るとかなり明るいものです。

最高級品と言われる二胡は、皮の厚みが、1,6mm以上あります。

各お店に必ずや何台かは、50万以上するものが有ります。

それらと比較してみると、良く解ります。

さて、かなり二胡歴の高い方、5年6年とたった方に、とって弾きやすさとはどのような物でしょうか。

このくらいに弾いてきた方々は、多少難が有っても弾きこなしてしまいます。右手がシッカリと弦をとらえるようになります。

しかしそれでも弾きやすい弾きにくいというのはあるようです。

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