これは光舜堂が、蛇皮を張るのに使っている道具です。
皮全体を12ケ所引っ張っています。
中おg区ではこれを6ケ所、胴の辺だけを絞めていますが、光舜堂では過度のところ6ケ所も締めています。
ですので、かなり均一になりやすくなっています。
と言いますのは蛇皮はその部分々々で、伸び率が違いますから全体に引っ張るというよりは各部分を引っ張って均一になるようにしています。
これはなかなかに訓練が必要です。
要は慣れなのですが、機械で締めていくよりは手で絞めていくとその伸び皮の違いが手に伝わってきます。
今ネオちゃんにも教えていますが、これはだいぶ時間がかかりそうですね。
無駄も沢山。
ですので普段は使わないお腹に近いところの皮でやってもらっています。
最近古い楽器の蛇皮張りが多く、全体としては胴に180キログラムくらいの力が掛かります、それも皮を張る先端の方が皮が乾燥していく時に(水につけて伸ばしていますから)皮が縮んでいく為さらに力が加わりまして、古い物だおと、胴の花窓側の方の木の接ぎ合わせが取れてしまうこともあったりします。
古い物ですと補修がしてあったりするおtそこは必ずと言ってよいほど接ぎが取れてしまいます。
こういう場合は、致し方ないですね。
皮を外して、胴の補修だけして再度皮の張替えです。
古い物を扱っているといろいろ経験になります。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ。ネオ