,もう少しで出来上がるところだったのですがね。
何とか、今年一年このブログを読んでくださる皆様のおかげで、二胡の修理もそして松脂の製造販売も少しは発展したかと思います。
多い時には一日1000名様を超える方が読みにいらして、このブログを書き始めてからどうやら15年近く続けることもできました。
今年嬉しかったのは、やはり、楽器の注文が切れずに来てくれたことでしょうね。
かなり名前の通った二胡演奏家の方が、西野二胡の良さを認めてくれるようになり,お買い上げいただけるようにもなりました。
又何より、こんなへき地の二胡工房まで、北海道から九州までいろいろな地方の方80人近い方が訪ねてきてくれたこと、これは、本当にありがたいことです。
また、光舜松脂が本当に今までのヴァイオリンの世界に類のない、あらゆる擦弦楽器に最適というのがかなりはっきり、分かってきたこと、これも駆け出しの松脂屋としては大変嬉しいことです。
そしてネオちゃんが、すでに、お客様とメールでのやりとりをして、かなり難しい弓つくりもできるようになったのは、もしかすると二胡弾きの皆さんにも良いお知らせかもしれません。
私自身と言えば、アレルギーが酷くなり、いつ二胡造りをやめなければいけなくなるのかというのが、本当に身近に見えてきたことですね。
流石に77歳になると、体力的にも落ちてはきますが、新しく和胡弓を作り始めたり胡弓の弓を新たに開発したりと、気力は落ちてはいないのですが、、、
その上ヴァイオリンつくりも順調に、というか遅々としてはいますが少しずつ進んでいるのも嬉しい事ではあるのですが、まさかここにきてアレルギーなどというので二胡造りが進めにくくなったのは、ほぉさんに怒られそうですが、致し方ないかもしれませんね。
まあ、二胡造りはゆっくりやります。二胡ご注文の方すみません。
今年は良い事ばかりではなかったのもあります。
腹立たしいのは、ある一つの二胡屋さんの商売のやり方、私に関係なければ良いのですが、その楽器の販売と修理のやり方で、大変困ったお客様が光舜堂へその始末が降りかかる事でしょう。
送られてきた二胡の調整のはずが、弓が悪いからと勝手に25000円以上の弓送りつけたり、駒を削って数千円要求したり、ひどいのは、100万以上の二胡売っておいて、不具合があればこの二胡はこんなものですと、白を切る!
こんな修理のやり方あるのかというようなことが沢山、大変沢山持ち込まれてきています。
もういい加減にしてよと思いますが、皆さん二胡をやりたい人は、やはり本場の中国人がやっているお店だと信用してしまうのかもしれません。
また、ただデカい音を出す楽器も販売されていますね!!
新しいうちは良いのですが、弾きこむと音色など消し飛んでしまい、ただが鳴っている音にしかならないというのが、購入したばかりでは分からないのですね。
日本人は本当に良いお客なのだと思ったりします。
そいう点では、まだまだ二胡造りというか修理をきちっとネオちゃんに伝えるというのが私に残された仕事でしょう。
そうそう、来年からは、少し西野二胡を販売するお店を絞らせてもらいます。
光舜堂の工房と、金沢のお店、ニコミュージクラボÑMLさんだけになります。
やはり本当の意味で西野二胡を理解してくれて、自己主張ではなく単なる売り上げだけではなく、二胡という楽器を本当に大好きな孟さんに託したいです。
また今年は少しはヴァイオリン系の方々が、二胡屋の作る松脂などに興味を示していただいて、この拙いブログを読みに来てくれる方も増えたようです。
その方達が、「光舜松脂製造販売所」で松脂を購入してくれ尚且つ、様々にご連絡いただき、ほぉさんと作り始めたこの光舜松脂が本当に今までに世界になかったものだと多くのお客様達に認めてもらえるようになり、たぶんいつかは私はここで、松脂だけを作っているのだろうなと、自分の老後を想像しています。
今でも十分老人ではありますが、来るかもしれない明日に何を作ろうかという事を、日々寝る前に考えているうちは、もう少しはいろいろ造れるのではないかと、、、
皆さんも、良いお年をお迎えできることをお祈りいたします。
2024年12月28日
尚、光舜松脂製造販売所の連絡や送付の業務は12月29日から1月5日までお休みとさせていただきます。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ
西野さんの松脂開発のスピードには、ただただ驚かされるばかりでした。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。