木でできた楽器は、いえ!楽器はすべて、常に変化しています。
金属でできたものは温度の変化に敏感ですし、
木で作られたものは、湿度や、温度の変化にも常に変化していくのです。
意外とこれ忘れられていますが、二胡は蛇皮という生もの(木も生です)をただ乾燥しただけで組み合わさっています。
ですから気候の変化に常に音も鳴りも変化していきます。
意外と気が付きにくいのが弦ですね。
ある意味気が付いていてしかるべきなのです。
新しい弦を張って最初の一分間一時間、は相当音が下がりますね。
弾いてはすぐに調弦をし直さなければいけません。
また、そのまま緩めずにおいた弦は、あくる日にはまた調弦しなおさなければいけません。
このこと皆さん、日々やっているはずなのです。
演奏のたびに、調弦は必要ですね。
調弦といってもまず音を下げて合わせなければいけないという事は、冬場以外はほとんどありません。
まれに秋から冬になりたて、木枯らしが吹き始めていきなり空気が乾いた頃など。
3,4年弾いてきて少し皮が緩んだかなという時、2,3ケ月使った弦が調弦は変えていないのに、
かすかに音が上がるときがあります。
これは皮が食う空気の乾燥でぴんと張りなおして、駒を持ち上げ弦の張力を強くして音が上がることは、
本当にまれですが、あります。
みなさん、日々二胡に触っていて、いろいろ楽器の変化を感じていらっしゃるはずなのです。
弦も変わっていきます、最初硬く収まりの悪かったものが、一週間もするとかなり良い振動に鳴ってきますね。
また弦には、それぞれ硬さの違いがあります。
これは弦を造る国それぞれの、製鉄の方法のちがいでもあります。
ヨーロッパの製鉄は、特に鋼は比較的柔らかいのです(炭素量が多少少ないのです、詳しくは製鉄方法をネットで調べてください)
粘りがあり、弾みが大きいですね。
その分、鋼にしたとき長持ちします。
ですから二胡の弦でいうとピラストロやトマスティークなどは、弾みが大きく音も大きくなり、長持ちもします。
中国製は大本が日本の製鉄方法と同じですから、比較的硬いのです、という事は比較的寿命も短いです。
これは音の良し悪しを言っているのではありません。
硬い鋼は硬い鋼なりの良い音色を出しますし、柔らかい鋼は柔らかい鋼の音色を出します。
ただ最近のとんでもなく超高速の演奏をする人は、ヨーロッパ産の弦を好むというのはあります。
高音域での演奏時にも振幅の幅があって良い鳴りをするという事かもしれません。
ただ二胡の音がしないという中国人の先生もいます。
まあそれは好みですから、
ただ弦の寿命というのがそれぞれにあります。
柔らかめの弦は比較的長持ちします。
硬い弦は比較的寿命が短いです、ある演奏家などは2ケ月で弦を取り換えるという事でした。
弦の寿命というのがわかりにくいですね。
弾いていて、高音域が出にくくなった時、
調弦しても、狂いやすくなった時、
また弓のアップとダウンで音程が変わったら、それは弦の寿命だと思ってまず間違いはないです。
弦の粘りがなくなってきたからです。
そのことは蛇皮にも言えます。
最初はぴんと硬く張ってあるのが、次第に柔らかくなっていきます。
鱗の下には繊維質の柔らかい皮があります。
胴の後ろから覗くと、光を透かして、白い繊維が見えるものもあります。
その繊維質がどんどん伸びてくるのです。
最近音を大きくするために、この繊維質を限りなく取ってしまっている皮もあります。
これは比較的皮の寿命も短いものが多いようです。
このように、二胡の材料は日々変化あるいは劣化していきます。
ただその劣化の前、楽器としての良い状態がいかに長く使えるかは、制作の問題もありますが。
又目先の雑音や鳴らなさを解決することもありますが、
メンテナンスをきちんとすることでその良い状態をより長く楽しめるようにすることができます。
それが二胡の調整です。
金属でできたものは温度の変化に敏感ですし、
木で作られたものは、湿度や、温度の変化にも常に変化していくのです。
意外とこれ忘れられていますが、二胡は蛇皮という生もの(木も生です)をただ乾燥しただけで組み合わさっています。
ですから気候の変化に常に音も鳴りも変化していきます。
意外と気が付きにくいのが弦ですね。
ある意味気が付いていてしかるべきなのです。
新しい弦を張って最初の一分間一時間、は相当音が下がりますね。
弾いてはすぐに調弦をし直さなければいけません。
また、そのまま緩めずにおいた弦は、あくる日にはまた調弦しなおさなければいけません。
このこと皆さん、日々やっているはずなのです。
演奏のたびに、調弦は必要ですね。
調弦といってもまず音を下げて合わせなければいけないという事は、冬場以外はほとんどありません。
まれに秋から冬になりたて、木枯らしが吹き始めていきなり空気が乾いた頃など。
3,4年弾いてきて少し皮が緩んだかなという時、2,3ケ月使った弦が調弦は変えていないのに、
かすかに音が上がるときがあります。
これは皮が食う空気の乾燥でぴんと張りなおして、駒を持ち上げ弦の張力を強くして音が上がることは、
本当にまれですが、あります。
みなさん、日々二胡に触っていて、いろいろ楽器の変化を感じていらっしゃるはずなのです。
弦も変わっていきます、最初硬く収まりの悪かったものが、一週間もするとかなり良い振動に鳴ってきますね。
また弦には、それぞれ硬さの違いがあります。
これは弦を造る国それぞれの、製鉄の方法のちがいでもあります。
ヨーロッパの製鉄は、特に鋼は比較的柔らかいのです(炭素量が多少少ないのです、詳しくは製鉄方法をネットで調べてください)
粘りがあり、弾みが大きいですね。
その分、鋼にしたとき長持ちします。
ですから二胡の弦でいうとピラストロやトマスティークなどは、弾みが大きく音も大きくなり、長持ちもします。
中国製は大本が日本の製鉄方法と同じですから、比較的硬いのです、という事は比較的寿命も短いです。
これは音の良し悪しを言っているのではありません。
硬い鋼は硬い鋼なりの良い音色を出しますし、柔らかい鋼は柔らかい鋼の音色を出します。
ただ最近のとんでもなく超高速の演奏をする人は、ヨーロッパ産の弦を好むというのはあります。
高音域での演奏時にも振幅の幅があって良い鳴りをするという事かもしれません。
ただ二胡の音がしないという中国人の先生もいます。
まあそれは好みですから、
ただ弦の寿命というのがそれぞれにあります。
柔らかめの弦は比較的長持ちします。
硬い弦は比較的寿命が短いです、ある演奏家などは2ケ月で弦を取り換えるという事でした。
弦の寿命というのがわかりにくいですね。
弾いていて、高音域が出にくくなった時、
調弦しても、狂いやすくなった時、
また弓のアップとダウンで音程が変わったら、それは弦の寿命だと思ってまず間違いはないです。
弦の粘りがなくなってきたからです。
そのことは蛇皮にも言えます。
最初はぴんと硬く張ってあるのが、次第に柔らかくなっていきます。
鱗の下には繊維質の柔らかい皮があります。
胴の後ろから覗くと、光を透かして、白い繊維が見えるものもあります。
その繊維質がどんどん伸びてくるのです。
最近音を大きくするために、この繊維質を限りなく取ってしまっている皮もあります。
これは比較的皮の寿命も短いものが多いようです。
このように、二胡の材料は日々変化あるいは劣化していきます。
ただその劣化の前、楽器としての良い状態がいかに長く使えるかは、制作の問題もありますが。
又目先の雑音や鳴らなさを解決することもありますが、
メンテナンスをきちんとすることでその良い状態をより長く楽しめるようにすることができます。
それが二胡の調整です。