24歳の時から付き合ってきた道具屋さんが、店を締めました。
最近良い工場や職人さんそしてお店まで、止めるところが増えて来ています。
胡桃を削りたいのだが、どんな彫刻刀が合うか?
今度は欅だけれど、この彫刻刀はどう?
胡桃はこれ、杉の木はこの刃物だよと、色々教えてくれた親父でした。
それまで、私刃物だけは凝り性でしたから、生意気にもこれはどうだ、あれはどううだと、親父の意見も聞かずに、色々買ってみたものです。
道具は凝り始めるときりがないですものね。
二胡も同じですね。
二胡の弓の重さは、軽いほうがよい重いほうがよい、
これ先生によっても演奏家によっても、言うことがまちまちでした。
ところがこの話、弓の毛の重さなのか、竹の重さなのかもはっきりしませんでした。
ましてや竹の長さによる重さの変化というのも考慮されずに、
ただ軽いほうがよい、重いほうがよいという感じでの話でしかなかったのではないでしょうか。
ましてや二胡の弓の長さはどのくらいの長さが適正なのかというのも、その話の中には出てきていません、
ただやみくもに、竹が細いほうが良いとか太いほうが良いとかという話でした。
これでは、まったく話し合う、考える前提にもなりません。
そしてその中には、さらに竹の反発力の強さというのも入っていませんでした。
また人によって弓の握り方も違います。
手の中に深く握るに持ち方あるいは、指の第二関節あたりに竹が来るような持ち方、
それらも考慮されていませんでした。
又また中には強い音を出そうと、弓の竹を、胴に、デンペンに必要以上に力強く押し付ける演奏者もいます。
使っている弓の竹が、一年ぐらいで、削れて来てしまう方もいます。
長さも決まらない、毛の量もほとんど決まっていない、竹の反発力もバラバラ。
そして、弾く方たちの演奏力もバラバラ、
話元に戻ります。
最近、やっとでですかね、彫刻刀を研ぐときの音を聴いていて切れる刃が付いたかどうかわかります。
そして鋼の硬さも手に伝わってきます。
その鋼の硬さ柔らかさに合わせて、手の指の力加減が解るようになってきましたかね。
そして誰かほかの人が刃物を研いでいるときの音を聴いても、砥石と体の位置が近すぎとか、高さが良くないとかその刃物にはその砥石は合わないとか判るようになってきました。
地金と鋼の硬さの違いで中砥石と合わせ砥石(い上げ砥石の事をそう呼びます)のとぎ加減も解ってきました。
そして初めて、あの道具屋のこれは良い刃物だよこれはクルミに、これは欅にと言っていた意味が解るようになってきています。
そこで二胡弾きさん達に提案です。
まず、皆さんが、キッチリと一音を、きっちりと一音節を、そして綺麗なメロディーを、
そして良い音色だと、ウットリできるぐらいになりましょうよ。
そしたら自然に、良い弓使いやすい弓と言うのが判っては来ませんか?
まずご自分の耳を育てませんか。
そしてこれは大変お金がかかる事ではありますが、
せめて、20種類くらいの弓を購入して、そのひとつづつに5本ぐらい位同じものを購入して、
いろいろ試してみてください。
私なども、彫刻刀一つにしろ同じ形状の物をさんざん買ってみたのです、たぶん今彫刻刀だけでも200本以上持っています。
やっと最近、判ってきました。
あの親父は、私の仕事を解っていてくれたのだなと言うことです。
最近良い工場や職人さんそしてお店まで、止めるところが増えて来ています。
胡桃を削りたいのだが、どんな彫刻刀が合うか?
今度は欅だけれど、この彫刻刀はどう?
胡桃はこれ、杉の木はこの刃物だよと、色々教えてくれた親父でした。
それまで、私刃物だけは凝り性でしたから、生意気にもこれはどうだ、あれはどううだと、親父の意見も聞かずに、色々買ってみたものです。
道具は凝り始めるときりがないですものね。
二胡も同じですね。
二胡の弓の重さは、軽いほうがよい重いほうがよい、
これ先生によっても演奏家によっても、言うことがまちまちでした。
ところがこの話、弓の毛の重さなのか、竹の重さなのかもはっきりしませんでした。
ましてや竹の長さによる重さの変化というのも考慮されずに、
ただ軽いほうがよい、重いほうがよいという感じでの話でしかなかったのではないでしょうか。
ましてや二胡の弓の長さはどのくらいの長さが適正なのかというのも、その話の中には出てきていません、
ただやみくもに、竹が細いほうが良いとか太いほうが良いとかという話でした。
これでは、まったく話し合う、考える前提にもなりません。
そしてその中には、さらに竹の反発力の強さというのも入っていませんでした。
また人によって弓の握り方も違います。
手の中に深く握るに持ち方あるいは、指の第二関節あたりに竹が来るような持ち方、
それらも考慮されていませんでした。
又また中には強い音を出そうと、弓の竹を、胴に、デンペンに必要以上に力強く押し付ける演奏者もいます。
使っている弓の竹が、一年ぐらいで、削れて来てしまう方もいます。
長さも決まらない、毛の量もほとんど決まっていない、竹の反発力もバラバラ。
そして、弾く方たちの演奏力もバラバラ、
話元に戻ります。
最近、やっとでですかね、彫刻刀を研ぐときの音を聴いていて切れる刃が付いたかどうかわかります。
そして鋼の硬さも手に伝わってきます。
その鋼の硬さ柔らかさに合わせて、手の指の力加減が解るようになってきましたかね。
そして誰かほかの人が刃物を研いでいるときの音を聴いても、砥石と体の位置が近すぎとか、高さが良くないとかその刃物にはその砥石は合わないとか判るようになってきました。
地金と鋼の硬さの違いで中砥石と合わせ砥石(い上げ砥石の事をそう呼びます)のとぎ加減も解ってきました。
そして初めて、あの道具屋のこれは良い刃物だよこれはクルミに、これは欅にと言っていた意味が解るようになってきています。
そこで二胡弾きさん達に提案です。
まず、皆さんが、キッチリと一音を、きっちりと一音節を、そして綺麗なメロディーを、
そして良い音色だと、ウットリできるぐらいになりましょうよ。
そしたら自然に、良い弓使いやすい弓と言うのが判っては来ませんか?
まずご自分の耳を育てませんか。
そしてこれは大変お金がかかる事ではありますが、
せめて、20種類くらいの弓を購入して、そのひとつづつに5本ぐらい位同じものを購入して、
いろいろ試してみてください。
私なども、彫刻刀一つにしろ同じ形状の物をさんざん買ってみたのです、たぶん今彫刻刀だけでも200本以上持っています。
やっと最近、判ってきました。
あの親父は、私の仕事を解っていてくれたのだなと言うことです。