二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

8月21日22:50時から、Eテレビ「繭蔵」

2015-08-08 11:09:56 | ■工房便り 総合 
NHKのEテレで、私が作ったお店の内装を中心とした放送が30分あるそうです。



私の作ったお店は比較的長く使ってくれているところが多く、

古くは28年前の、お茶の水の「トラットリアLEMON」(11月にはかのゼノカルテットのライヴがあります。)



また、赤坂には20年前の「ノベンバーイレブンス」という宇崎竜童のやっている民族音楽系のライヴハウスがあります。

野沢香苗さんやチェンミンさんなどもライヴをしたことがあるので二胡系の人もいかれた方があると思います。
(そのすぐそばに今、料亭を作っている最中です、本業やっていないと二胡屋はたちまち止めざるを得なくなりますから)




今は残念ながらやめてしまった20年近く営業していた銀座のゼクーあるいは蕪屋、また町田には、「カフェ度ラルク」というこれも20年ぐらい続けたお店でです。

二胡のお客様の中にも、これは西野和宏のデザインではないですか?と置いてある「マイオ108」のカタログを見ておっっしゃる方もいます。

「はい!今ではしがない二胡屋ですが、同じ人間です」(笑)

そういえば今回の取材に来た方が、立川の光舜堂の作業場をごらんになって、ネットで西野和宏を調べたら、建築家やインテリアデザイナーや、二胡製作者やら、いろいろ出てきましたが、あれみな同じ人だったんですねと、あきれていました。
(ホントはもっとあるんです、ネットには出ませんが)

さて今回の『繭蔵」は大正15年ごろにたてられた、青梅の特産の織物の倉庫だった石作の倉庫を改造した物です。



20年近くたっていまだにランチタイムは満席が続くそうです。

夏休みに奥たまに出かける方は是非寄ってみてください。

商業施設作りの難しさは、インテリアの面白さや魅力だけでは無いという事です。

やはりそれなりに、飲食ならその美味しさが大切ですし、おいしく無ければ続きません。

いくら良い空間を作っても長続きしてくれるのは、お店のオーナーの心使いと、サービスと実質の美味しさですね。

二胡にも同じことが言えますねいくら良い楽器を作ったとしても、その演奏者が音楽をちゃんとしてくれないとその楽器は生きていきませんし、

またつかわれなくなります。

二胡製作者の辛い所でもあります。

いくら良い空間を作ってもやはり長く使ってもらえるには、日々の努力を怠らないオーナーに出会うかどうかにかかっています。

インテリアデザイナーとしては、そういう意味では私はとても良いオーナーに出会えて幸せだったといえます。

二胡造りもそのようにありたいです。






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2 Comments

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おぉ~! (名古屋人)
2015-08-11 00:30:52
TV情報ありがとうございます。録画しながら観ましょう♪ノベンバーイレブンスも西野さんが手がけたのですね!
私の好きなインディアンフルート奏者マーク・アキクサさんが
そこでライブやってたので覚えていました!

何でも長く続けるというのは大変なことですね。
作り手さんやそれを販売・提供してくれる方の思いが伝わるようなものに出会えるとすごく幸せです。
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名古屋人さん (nisino)
2015-08-11 10:10:50
インテリアの方も、30年以上かかって最近やっと人様に認めてもらえるようになりました、28年前にLEMONを作った時などは賛否両論、、二胡も後20年くらいはかかるかも、その時には私はいないから、ほしがる人は、悔しがるでしょうね、何しろほぉさんは『一緒に燃やすといっていますから」
話は違いますが、白磁の釉薬は、マメ科の紫檀なのですよ、良い釉薬が出来ると思います。
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