二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡は遊べる楽器です。

2018-05-17 10:42:10 | ■工房便り 総合 
膝の上にちょこっとおいて、ぶーーーん

構えずに楽ーーーに弾ける、

今ヴァイオリンも作っていまして、(紫檀アレルギーから逃げているのですが)

出来上がったヴァイオリンを、弾こうとするとさあ大変。

顎が痛いし、首は疲れるし、

こればかりは子供のころから慣れないと、難しいかもしれません。

その上、楽器はいじれませんしね。

その点に子は、千金は巻きなおしてきれいな色にしたり、

そうそう一番はやはり駒でしょうね。

ヴァイオリンの駒作るのはかなり大変です。

昔からの形が決まっていますし、

その上、胴の上にぴったりと張り付くようにっ駒の下を削り込まなけエバいけません。

こればかりは慣れないと、

その上駒の高さも、弦の間隔も、可也しびあーです。

そこへ行くと二胡の駒は、

実は、ヴァイオリンの駒私は原型は購入しています。

たぶん、日本でヴァイオリンを造っている人の90%は駒を造らないのではないでしょうか。

まず材料の良いのが手に入りにくいです。

楓の柾目、それも芯に近いかなり硬いところは、駒だけ購入しても、万円を超えます。

その点小さな15mm角以内で出来上がる、二胡の駒は、いくら小葉紫檀が高いからといっても、

材料費で万は超えまません

が、なかなか手に入らないという点では、やっぱり手に入れにくいかもしれません。

そしてもっと手に入れにくいのは、松節の駒の材料です。

いわゆる脂松なのですが、日本のものよりかなり油分も強く、

鋸で切っているうちに、鋸が動かなくなる時もあるくらいにべっとりと、脂が付きます。

その上広州の脂松など、仕入れている材木やさんは皆無でしょう。

お前は持っているのではないか?



そう持っています。それも、たぶん全国の二胡弾きさんが全部この松節に替えられるくらいの材料です。

まあ、こんなことぐらいきり自慢できませんのでお許しを。

でも、考えてみたら私はそんなに作っていられないですね。

家具に作るにしてもこの脂ではとても、使えません。

それならいっそ、二胡愛好家に売ってしまうというのは、

などと今考えています。

二胡の駒はぞの材質の違いで音色が変わります。

その材料が手に入りにくいですね。

チョットほしくても、ネットでは自由な大きさになりませんから。

秋ぐらいには、いまの、CDM人気も少しは収まりそうですね。

そしたら、遊べる二胡作り?駒作りでもやりましょうかね。

駒の材料をそれこそ木工なんかあまりやったことの無い女性たちにも比較的、

比較的ですよ簡単に作れるような材料の発売。

というのはどうでしょう。

そしたら皆さん自分の形の駒、

好きな音を造れる駒、それご自身で作りませんか?

多少難があっても、自分で作った駒の二胡の音色、たぶんとっても気に入ると思うのです。

私なんかも二胡つくりはそこから始めていますから。

たぶん高い駒買うのと同じくらいで、5,6ケは作れるくらいにはしようと思っています、

失敗が大切ですから、

小葉紫檀、広州の脂松、スリランカの黒檀、

そしていまだに名前の分からない、彪駒の材料。

それと作り方のテキスト、ドリルなんかなくても、真ん中の穴は開くのですよ。

などなど、遊びの二胡に関して何かやりたくなってきています。

こうご期待(といっても通販はやれません、たぶん知り合いのお店にはおいてもらいますが)




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5 Comments

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Unknown (台湾の脂松)
2018-05-18 08:56:59
脂松は駒にする場合は注意が必要です。含有する脂分が大変多い為に、そのままでは、駒と接している部分(ヘビ皮)に多量の脂分が移り、局部的に皮が緩みます。中国や台湾で購入出来る脂松駒は、触るとかなり脂分があってベトベトしています。拭き取っても内側から浸み出して来ますので、よほどきちんと脂抜きをしないと、安心して使うことが出来ません。
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脂松らしき駒持ってます! (-19°c)
2018-05-18 22:05:25
西野さんこんばんは!
ある先生からいただいた「香港で買ってきた松の駒」 を持っています。柔らかそうで、表面がなんとなく湿った感じです。ペンチか何かでギュッと潰したら、絞れそうな?
一度付けた時に、皮に脂?ヤニ?の跡がついたので、それ以来封印してますが...。
ロンドン橋みたいな形状のものとか、動物の牙とか、駒ワールドはあまりに底なし沼ですね。
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-19℃さん (nisino)
2018-05-19 09:21:32
こんにちは、CDM皆さんの評価はどうですか?
CDMには私は松節を使いません。何となく音が鈍くなるのです。松節といっても様々で、台湾の脂松さんが言っていたように、可也べとべとでまったく処理のされていないものもありますが、比較的さらっとしたものもあります。
また形状藻、斜めの縞のものから、水平の縞のものまで、もちろん水平の縞のほうが音は出ます。
駒作りは面白いです、特に男子の二胡弾きさんはほとんどが駒作ってみたりする人が多いです。
遊べるという点ではとても良い遊びですが、生半可な知識ですと、皮を痛めたりもすることがあります。
すごい人は駒を川に接着してしまった人もいます、効果は抜群です。なりの良さという点で優れています。直接的に皮を振動させますからね。
駒に関してもあらゆることが行われてきたわけではありません。ですから市販されているものの中でも、脱脂していない、松節があったりもしますが、皆さん気が付きにくいかもしれませんが、紫檀系の駒、特に小葉紫檀のものは、脱脂しないと油分がかなり出ることもあるのです。あるメーカー(というより販売店)には指摘したのですが、はてその後は、、、、、
二胡業界は怖いですよ、楽器屋さんが皮に塗るオイル販売したりしますからね、
まあ、ともかく、駒作りは楽しいです。やってみてください。
そして新しい材料を試すときには、できたら、ダメになっても良い楽器でためしてみてください。
基本的に樹脂の強い木、蠟をとったり、ゴムを取ったり漆を取ったり,樟脳ができたり、ラッカーゼがとれたり、比較的そう言う木は良く鳴りますし、音色も面白いという感じのものが多いですね、そうそう、ライチの木や、梨木リンゴの木オリーブの木など果物をおtる気も良いですね、黒檀は柿科ですし、紫檀はマメ科です。ミモザもマメ科です。まあこんなところは、私がいろいろ駒作ってきた木です。
そんな中でも、演奏家たちがこれはすごいといったのは彪駒の材料です、名前は分かりません、


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CDMで大騒ぎです (-19℃)
2018-05-22 12:06:48
西野さんこんにちは。CDMの報告を忘れておりました。
もう、仲間内で大騒ぎです。おっしゃる通り、だれもが口を揃えて「もう蛇皮いらないじゃん?」と言っています。思ったより「実はヘビは嫌だった」という人が多くて驚きました。
最近楽器を買い換えた人が多いのですが、「私も張り替える!」という人が数名、「コレを寄越せ!」という人が数名。どうしても、と頼まれて一週間お貸ししちゃったので、私自身まだ満足に触れて降りません...。
おっしゃる通り、皆で弾いているうちにどんどん音に厚みが出てきました。途中で一回「あれ?」というほど音が鈍くなって(まるで膜が張ったようにボヤけました)、その後グワッと鳴るようになりました。そういうところも、まるで蛇皮みたいでした。

そうそう、あのCDMの駒は何の駒なのでしょう?
私自身は、西野二胡+薔薇駒、CDM+?、上海黒檀+松節 で十分なので、当分自作の底なし沼には近づかないで済みそうです。今は何より、弾くのが楽しくて!ありがとうございます。
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(-19℃)さん (nisino)
2018-05-22 20:17:55
弾くのが楽しくて!!
そういってもらえると二胡が本当に喜びますよ。
CDMはたぶん、私がいなくなってからでも残るものでしょうね。人口皮色々ありますが、中にはとても良い音のものもあります、しかし残念ながら、伸びていってしまうのです。今基本的に人口皮はポリエステルの布地です。ですから、いずれは伸びてしまいます、ですからドラム類は必ず、皮を張るためにボルトがついていて皆再度張っていくことができるようになっています。
二胡は張りっぱなしですから、もう一度引っ張ることができないのです。胴にボルトを付けたら引っ張れるのでしょうが、音がどうなるか、また見た目もよくないですね。
ということで、CDMは和紙という強力な味方のお陰でとても伸びにくいのです。
多少は伸びて音も変化しますが、初期の6年前のものがほぼ伸びていません。日本の一万円札が強力なのと同じです。
さいきんのCDMはほぼ蛇皮の音と同じ感じがしますし聞き分けられた人が今のところいません。
ただし、このCDM私お生きている間だけです。今のところ伝える人もいませんしね。
たぶん、そのうち誰かが和紙で作ってまねしますよ、でも、内部の一枚の紙(これは私が作っています)
が真似できないでしょうね、そうするとあの蛇皮の音がでないのです。
それから表面は塗装してありますから、多少傷ついても治りますし、表面レース柄の紙も張替え可能です。ただし色は白に限ります、色で音が変わってしまいますので。
色といっても基本的には顔料ですから、元は岩なので重さが違います。
そういう点では結構敏感な材料です。
CDMの張り替えいつでもできますよ。ついでに鳴らない二胡も雑音のある二胡も、みな治せます。
費用は含まれています。
また駒は今のところ、送りました二胡についている駒、彪駒に限っています、やはりこれが一番合うようです。

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