二胡の場合だけではないかもしれませんが、まず基本は弾きこみでしょう。弾き込んでいかないと本来の音が出にくいです。特に二胡の場合は、木が厚いですしその上硬いです。木で作られた楽器が音を出すのは、音色を出すのは楽器全体が振動しているからです。弦も胴も棹もです。蛇皮はその振動の原動力になります。しかし響いているのは楽器全体なのです。弾き込んでいくうちに、様々な雑音が消えていくのですが、それでも残って来る . . . Read more
大変ありがたいことに、クロサワ楽器新宿店さんに、1日に納品したコントラバス用の「B」が完売してしまいました。ありがとうございます、と共にすみません。予測をはるかに超えて早かったのです。来週中には、何とか補充しておきます。「B」はある触媒のかなり微妙な数値での反応で、熟成されます。私のような大雑把な性格だからこそできるのかもしれません。しかし、楽器に関わる数値と言うのは、全てそのくらい微妙な数値では . . . Read more
偶然にできてしまった松脂があります。たった二つ分きりできませんでした。工房の中に3年半も寝ていたほぉさんの残してくれた松脂の残りです。(熟成、本仕込?)チェロでためして、ヴァイオリンでも、二胡でも馬頭琴でも、、そう馬頭琴なのです。馬頭琴の弦は馬毛で出来ています。馬毛を束ねてあります。この弦、太さは、4ミリくらいあります。コントラバスより太いのです。コントラバスを持っていない私は、太い弦を鳴らすため . . . Read more
ネオです、皆様こんにちは。麗風をお持ちの方へ向けての記事です。14周年記念で麗風を作れることになったのは、麗風に使える毛が手に入ったからです。ちょうど、ほぉさんが残してくれていた麗風の張り替え用の毛のストックがなくなった後に麗風に使える毛が届いたので、ほぉさんが準備しておいてくれたように思ってしまいます。麗風に使う毛に関しては安定しての入手が出来ません。張り替え用に私も保存しておくつもりではありま . . . Read more
「光舜松脂製造販売所」という名前で、通販を始めます。5月9日午前中には始めます。弓で弾く楽器は、弓毛に付けた松脂が最初の振動を弾き起こします。その最初の振動が楽器の良い音を弾き起こし、弾く人が楽に、聞く人が心地よく音楽を楽しめるような松脂作りを光舜堂は目指します。地面の中で松の樹液が数十年熟成されて、天然に生成された松脂というものが100年くらい以前には普通に使われていたようです。楽器が生まれたこ . . . Read more