フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

後輩がうちにやって来た。

2007年07月29日 | オタクな日々

 昨日、会社の後輩なおちゃんが、家に遊びに来た。遊びに、というか、「今回原稿トーンも背景もがんばってるので褒めてください~」と、ほぼ完成原稿を持参してきたのだ。9月のインテ合わせだというのに、早っ。コピー本小説もとっくに完成しているという。偉いっ!私など夏コミ用コピー本、まだ下書き半分。ダメダメだ・・・。
 で、BL本が読みたいっていうから、傾向の違う「がっつりホモ」(←?なおちゃんの口癖・・・)な2人を推薦してみた。やまねあやのさんと石原理さん。石原さんの『あふれそうなプール』は、「これ、いつになったらやるんですか」「え~と、何巻だっけな・・・」「1巻のうちにたどり着かないんですか!」とまだるっこし過ぎてだめだったようだ。「じゃ、やまねさん。あっという間にH突入よ。2人とも同人出身で、石原さんはオリジナルがメイン、トルーパーもやってたな。やまねさんは流花」「流花?・・・あ、やまねさんって、そうか、思い出した!私、やまねさん大好きだったんですよ~。本も持ってましたよ」「そーいや、君、流花だったっけ」やまねさんの流花本、まだ古本屋に売ってるかな~読みたくなったな~とか言うので、うちにあったやまねさんの流花同人誌を出してきてあげた。(私は仙越と花流がメインカプなのだが、数サークルだけは流花も買っていた。上手くておもしろけりゃ逆カプでも読みます
 読み耽る彼女を尻目に夕方、『地球へ・・・』の時間なのでテレビをつけた。オープニングを見てなおちゃんは「ホモくさいマンガですね」。何しろこの回はよりによってソルジャーブルーが死ぬ話だ。常々原作では結構あっさりしているブルーとジョニーの関係が、アニメでは「何、君たち、愛し合ってんの?」という雰囲気がオープニングからプンプンしていて(ブルーももっと早く死ぬよねー)、今回は更にホモ度150%アップ(当社比)になるのが予想された。なので、本編でもなおちゃんは「どこもかしこもホモっぽいですね」「友情と言ってくれ・・・。原作はこんなにホモくさくないよ」「原作持ってるんですか?」「うん」「読ませてください」「いいけど、すっごい古い話だから、絵もアニメと違うよ」「・・・じゃ、いいです」彼女は竹宮恵子を知らないようだ。萩尾望都は知っているのに(彼女のお母様が大ファンだったらしい)。世代間ギャップなのか?
 しきりにソルジャーブルーを見て「この髪型の人、他にいたような気がする・・・」と呟いていたので、「超人ロック?」と言ってみたが、やはり知らないらしい。つーか、知っていた方が驚くけどね、そんなマイナーマンガ。・・・マイナーですよねー?これも最初は「作画グループ」という同人サークル(確かみなもと太郎氏が主催だった。アマからセミプロまで投稿形式で作品をまとめて自費出版していた。本は一部マンガ専門店でも売られていた。同人誌を書店に委託して売るなんてこと、まずなかった時代にそれをやっていた、実験的かつ画期的な、サークルの域を超えた集団だった。誰でも委託できる今の状況しか知らない人には、どれだけすごいサークルだったか想像できないだろうけど・・・)で発表されていて、人気が出て、メジャーに移った作品だ。もう何年前だ・・・?あまりに話が長すぎるのと、途中で「ペリー・ローダン」化※したので読むのを止めて久しい。とっくに終わったと思っていたら、このところ続けざまにコミックスが出ていてびびった。聖悠紀って、超人ロック以外に何か作品描いたっけ?1つ2つは短編があった気がするが・・・それくらいだよね。よく考えたらそれで漫画家としてやっていけるって、すごい・・・(注:微妙に褒めてない。あ、ファンの人は石を投げないで!これでも昔は全巻持っていたファンだったのよ!ただ、途中からあまりにもロックが全能の人になってしまって、ん?ってなってしまったのよう!)で、結局「似た髪型の人」って誰だったんだ・・・
 それにしても、なおちゃんは少女マンガで育ったのではなく、基本は「ジャンプっ子」なのだな、と痛感。わずかに読んでる少女マンガも、見事に私と好み違う・・・。かろうじて「初期の西炯子」が重なっただけだった。ううむ、やまねさんといい、重なり方が微妙すぎて、いっそ全く重ならないほうがすっきりするかも!とか思ってしまったことだ。

※ドイツの複数作家により書かれている世界最長のスペース・オペラ(これも今や死語・・・?)。通称マルペ。(『今日からマ王!』と同じ、○の中に「ペ」を入れて表記:笑)姉が大学生時代買い始めたが、130巻あたりで「てめー、読むのが追いつかないなら買うのやめろ(『グイン・サーガ』を並べるスペースがなくなるじゃん!)」とやめさせた挙げ句、2人で下宿することになったとき、「もう読む気ないでしょ」と捨てさせたという、極悪非道な妹であった・・・。私自身は10巻あたりで挫折。主人公の性格がどうしても好きになれんかった・・・。それにぱらぱらと先の巻も見たけど、話が結局同じような展開というか、アレンジというか、パターン化してしまって、おもしろくなかった。まだ出版中ですか?話も舞台ももちろん時代も変わっているんだろうけど、主人公がペリー・ローダンなのは変わらんのだろうな。何てったって不老不死だもんねーっ。


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2 コメント

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Unknown (幸田萬里)
2007-07-29 19:38:24
あー、ペアペアライサンダー!あったあった。でもロックに比べりゃ圧倒的に数少ないじゃん!あんまりおもしろいのないし。(←暴言)今本屋にあるの、再販なの?大人買いは不可!私ゃもう興味なしよ。買うのは勝手だけど、私の家を本棚代わりに無理やり本置いていくのはヤメロ。
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Unknown (オタクの姉)
2007-07-29 18:42:25
ずいぶん懐かしい話題ですねぇ。聖悠紀さんは、ギャグタッチの宇宙物とかも結構描いてましたよ。(ペアペアライサンダーとか)超人ロック、今だって好きなんだけど、最近完全版が刊行されたり、ビ○ロスの絶版本を○ディア○ァクトリーで再販してるよね。大人買いしてもいい?
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