かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):シナノキハケフシ

2020年06月02日 | 虫えい(虫こぶ)

高原の広葉樹林(↑)で見られたシナノキの虫えい(虫こぶ)の続き・・・

今回は、シナノキの葉にフシダニの1種によって作られたシナノキハケフシで「虫えい図鑑」には載っていないので「北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑」を参考にさせて戴いた!

葉脈の間に作られた虫えい(虫こぶ)で、葉表へやや不正形~球形に膨らみ、細脈部分が凹んで他が盛り上がり網状もしくは、いぼ状に見える・・・

葉裏は開口して窪み、白色の毛が密生する。 

その中にフシダニが生息しているらしいが、顕微鏡じゃなければ見えないか!

(当ブログ掲載:153種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):シナノキハコブフシ

2020年06月01日 | 虫えい(虫こぶ)

先日アップしたシナノキハコブフシ・・・は別種の虫えい(虫こぶ)で新しい種類のシナノキハミャクコブフシ(仮称)かもしれない!

一寸気になる点があったので「虫えい同好会」の掲示板に投稿したところ「葉脈上に虫えいが出来ているので新しい虫えいかも?」との回答が有った!

・・・で、昨日は確認のため虫えい(虫こぶ)が有った森林へ再訪してきた!

5日過ぎただけだったのに虫えい(虫こぶ)は形成主の虫が脱出したのか、死んでしまったのか・・・萎びて褐変していて内部の確認ができなかった(涙)

他にも葉脈上に出来た虫えい(虫こぶ)が無いか、手の届く範囲の葉を隈なく探すと2種類の虫えい(虫こぶ)が見つかった!

一つは(↑)と間違えた本物のシナノキハコブフシで・・・もちろん私にとって初めてのもので拙ブログ掲載152種類目となった!

葉脈と葉脈の間に葉表・葉裏共に同じくらいの大きさに膨れている虫えい(虫こぶ)で、陽が当たる葉表側は成熟すると赤褐色を帯びてくるようだ!

葉裏も同じくらいに膨れ中央部が突出していた・・・

虫えい(虫こぶ)を切断すると薄い壁に囲まれた幼虫室があって白色のシナノキコブタマバエの幼虫が這い出してきた!

シナノキコブタマバエは年1世代の発生で春に地中の蛹から羽化して新芽に産卵、5月下旬頃には虫えい(虫こぶ)が成熟して幼虫は3令に達し、6月上旬には脱出して地中に潜るらしい・・・

もう一つの虫えい(虫こぶ)は明日アップするね・・・

 

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虫えい(虫こぶ):シナノキハコブフシ→改め:シナノキハミャクコブフシ(仮称)

2020年05月29日 | 虫えい(虫こぶ)

首都圏の緊急事態宣言も解除されて、徐々に家籠りから3密を避けながら外遊びにシフト・・・

久しぶりに訪れた高原の森林で同行させて戴いたFB友達がシナノキの葉に作られた虫えい(虫こぶ)を見つけた!

私にとっても見たことのない虫えい(虫こぶ)で家に帰って日本原色虫えい図鑑で調べるとシナノキハコブフシだった! (当ブログ掲載:151種類目)

5月31日追記>虫えい同好会掲示板に書き込んだところ湯川教授から葉脈上にあるので別物ではないかとのことで、形成主がいればシナノキハミャクコブフシ(新種)と名付けた方がいいかも知れないとの回答を戴いた。

5月31日追記>再度、虫えいを確認しに行ったら5日も経ってしまったので虫えいは潰れて褐変(↓)してしまっていた。 形成主を確認することが出来なかったのでシナノキハミャクコブフシ(新種)とすることは来年まで持ち越しだね!

シナノキコブタマバエによって作られたもので、葉表・葉裏ともに突出してこぶ状に膨れる!

年1世代の発生で春に地中の蛹から羽化して新芽に産卵、5月下旬頃には虫えい(虫こぶ)が成熟、幼虫は3令に達して6月上旬には脱出して地中に潜るらしい・・・

葉裏に突出した虫こぶを拡大すると穴が開いていたので既に脱出したか? または寄生蜂のヒメコバチが侵入した穴か? どっちだろう?

 

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テレワークじゃないけれど・・・

2020年02月27日 | 虫えい(虫こぶ)

鼻水・咳で自重しているワカサギ釣り・・・代わりに資料整理や原稿執筆!

家の中にいるとそれほど酷くないのでやっぱり花粉症かな? アレルギー検査では出なかったんだけどなぁ~

体温が低くて少し目が回っているような・・・昨日はやっと36度台に上がってきて少し調子よくなってきた! 何なんだろうな?

28日が提出期限の虫えい(虫こぶ)の連載原稿を書き上げるために今まで記録した虫えい(虫こぶ)の資料整理をした。

175種類の寄生植物を科別にリスト表作成・・・日本原色虫えい図鑑と首っ引きで整理するのにほぼ一日かかっちゃった!

この資料は4月に行われる群馬県自然観察指導員会での講演にも使えそうなので色々なデータに加工した!

連載原稿を仕上げてメールで送信・・・今回で13回目になるんだ! これも、いま流行りのテレワークかな・・・(笑)

そして講演会用のレジュメも作成・・・これは、まだまだ手直ししなくちゃならないな! 

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テイカカズラミサキフクレフシ・・・

2019年11月14日 | 虫えい(虫こぶ)

年前の裏山散歩で久しぶりで出会った虫えい(虫こぶ)のテイカカズラミサキフクレフシ・・・(↓)この時は残念ながら枯れて萎びていたんだ!


テイカカズラミサキフクレフシに初めて出会ったのは16年前の妙義山での自然観察会の時だった!

(↓)白雲山の大の字の岩場に絡みついたテイカカズラに作られていた! その後はずーっと行き会えなかったんだ!


昨年、残骸を見つけたので今年は行き会えるだろうと・・・裏山散歩をしながら幾つもの株を追いかけていた!

テイカカズラの受粉効率は悪いらしくて一枚目の画像のように花が沢山咲いても出来る果実は少ないんだ!

受粉できると、一つの花で二つの果実が出来る・・・


だんだんと大きくなって長く伸びていく・・・


最終的にはV字型の長い実が出来て・・・


初冬には鞘が割れて翅をもった種が飛び出していく・・・


初期の段階で虫えい(虫こぶ)が出来るのだろうと・・・その過程を見たいと追い続けたのだけど見つけられずに秋になっちゃった!

先日の裏山散歩でスギの葉の陰に垂れ下がっていた蔓にテイカカズラミサキフクレフシを2つ見つけた! な~んだ、こんなところに有ったのかよ!


本来ならV字型に長く伸びる実の先端がくっついたまま不規則な形に肥大する虫えい(虫こぶ)なんだ! 日が当たる側は少し赤みを帯びる・・・


日陰側は赤みが少ないね・・・


既に脱出口がいくつか見られる・・・脱出した幼虫は土中で越冬して4月下旬に成虫になるらしいが生活史の詳細は不明なんだ!

数が少なかったので割って中を見るのはやめておいた・・・来年はもう少し数が出来ないかな!


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虫えい(虫こぶ):新種?・アサマヒゴタイツボミフクレフシ(仮称)

2019年10月07日 | 虫えい(虫こぶ)

吾妻渓谷の自然観察会で新たに見つけた虫えい(虫こぶ)の二つ目はアサマヒゴタイツボミフクレフシ(仮称)・・・キリ番の当ブログ掲載150種類目!

吾妻渓谷自然観察会でアサマヒゴタイ(キク科トウヒレン属)が数株咲き始めていた! 

その中に、蕾の形が本来の紡錘形でなく、少し扁平の球形になっているものが有ることに気が付いた!


よ~く見るとかなり肥大化している・・・

「あれ、もしかしたら虫えい(虫こぶ)かも?」と思って観察会参加者そっちのけで切断・・・案の定、虫えい室があって乳白色の幼虫が見られた!


気になって、二日後に再度調査に行ったら広範囲に相当数の株で寄生が見られたので九州大の湯川名誉教授に送って解剖検鏡をしていただいた・・・

湯川先生から最初に戴いたコメントは・・・「タマバエによって、キク科トウヒレン属の植物に虫えいが形成されたという記録は、私の知る限り、まったくありません。 初めてのご報告だと思います。 大変珍しい虫えい発見のご報告、誠に有難うございました。 アサマヒゴタイツボミフクレフシ D-1170 として、記録しておきたいと存じます。 このご報告で、トウヒレン属の他の植物でも虫えいが見つかる事と期待しています。」・・・とのことで大変珍しいらしい! 私的に新種9種目になった!

その数日後、軽井沢で虫えい(虫こぶ)探しをしていたら、そこにもアサマヒゴタイが・・・そして、同じような虫えい(虫こぶ)が見つかった!


彼方此方に有るんだね・・・そういう目で見ていないから見つけられなかったのだろうな!

家に持ち帰って切断した・・・


吾妻渓谷のものと同じく乳白色の幼虫が見られた!


拡大画像・・・


そして、検鏡して戴いた湯川先生から結果のコメントが来た!

「虫えい内には、乳白色のハチの終齢幼虫が入っていました。もし寄生蜂だとすれば外部寄生蜂だと思います。 ご投稿の幼虫の写真と同じものです。 虫えい内には、複数の楕円体の幼虫室があり、幼虫室の周りの壁は黒く、硬くなっていました。 空の幼虫室は少なく、ほとんどの幼虫室にハチの幼虫が入っており、タマバエの幼虫は見つかりませんでした。 タマバエのゴールで、これほど硬い幼虫室はあまりなく、ひょっとして、ハチが形成したゴールかも知れませんので、今後の観察が必要です。 ハチの幼虫は、専門家に見てもらいます。」

・・・ということで、虫えい(虫こぶ)の形成主はハチ(タマバチ?)、または寄生蜂のようだね!


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虫えい(虫こぶ):モミジガサハトガリコブフシ・・・

2019年10月05日 | 虫えい(虫こぶ)

小根山の下見で見つけたモミジガサハグキフクレフシの記事で名称だけを書いたモミジガサハトガリコブフシは当ブログで未掲載だったことに気が付いた!

(↑)ハグキフクレフシの画像と一緒にハトガリコブフシもたくさん写っていた!

サンプルを念のため冷蔵庫に保管してあったので引っ張り出して写真を撮りなおした!

タマバエの一種によって形成され、虫えい(虫こぶ)は葉の表裏に突出して、葉表側は角のように突き出して曲がって尖る・・・だから「尖り瘤ふし」なんだね!


切断すると幼虫室の中から乳白色の3齢幼虫が1匹這い出してきた・・・


10月に入ると橙黄色になるようだけど、この後は葉と一緒に落下するのか? 脱出口を開けて這い出して地中で越冬するのか?

 

詳しい生活史は不明のようだ・・・(当ブログ掲載149種類目)


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虫えい(虫こぶ):新種?・カントウヨメナハナフクレフシ(仮称)

2019年10月04日 | 虫えい(虫こぶ)

吾妻渓谷の自然観察会で見たことのない虫えい(虫こぶ)が2種類あった・・・早速、九州大学の湯川名誉教授に送って解剖・検鏡をしてもらった!

まずは、キク科シオン属のカントウヨメナの虫えい(虫こぶ)・・・


花が薄い紺色だったのでノコンギクかなとよく見ずにいたのだけど、気になってルーペで覗くと冠毛が極端に短くてカントウヨメナだった!


虫えい(虫こぶ)は不定形の球形で2015年に榛名山オンマ谷で見つけたシロヨメナハナフクレフシ(D-0819a)と形状がよく似ていた。

(↓)切断して撮影したのだけどピンボケだった(汗)

解剖を行った湯川先生から・・・「この虫えいをお送り頂きましたので、早速、解剖いたしました。 虫えいは多室えいで、幼虫室には、橙黄色のタマバエの3齢幼虫が入っていました。 すでに穴があいて、空の幼虫室が半分以上ありましたので、これから幼虫が脱出して地中で越冬するものと思います。 タマバエの属は、今のところ不明です。 成虫を羽化させる必要があります。」・・・とのコメントが入った!

(↓)橙黄色の3齢幼虫・・・


新たにリストに「カントウヨメナハナフクレフシ D-0819b」として加えてもらった! (当ブログ148種類目)


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虫えい(虫こぶ):初見のモミジガサハグキフクレフシ・・・

2019年10月02日 | 虫えい(虫こぶ)

先日の群馬県野鳥の森・小根山森林公園の下見で一寸だけふれた虫えい(虫こぶ)モミジガサハグキフクレフシの詳細・・・

モミジガサの開花の時期でモミジガサツボミフクレフシが数株見られたのだけど、山菜採りの時期しかモミジガサを詳しく観察していない自分に気が付いた(笑)

そしてモミジガサツボミフクレフシを追いかけているうちに先端部の葉が叢生して芯止め状態になっている株が多いことに気が付いた!


毛虫でも葉を寄せて食害しているのかと詳しく観察してみると先端部の数枚の葉柄が肥大していた・・・

確か、モミジガサの虫えい(虫こぶ)は日本原色虫えい図鑑にはモミジガサハトガリコブフシしか載っていなかったはずとサンプルを採取してきた。


虫えい図鑑の虫えいリストを詳しく見てみるとモミジガサハグキフクレフシの名称だけの記載が有ったので「これかな?」と虫えい同好会の掲示板に投稿・・・

九州大学の湯川名誉教授から「モミジガサハグキフクレフシです」との回答を戴いた! 

(↓)は葉柄を切断した画像で右下に乳白色のフクダミバエの幼虫が映っている・・・


1944年にフクダミバエによるモミジガサズイフシと記載されていた虫えいを、その後、モミジガサハグキフクレフシと改称したらしい。 

画像が荒れてしまうけどさらに拡大・・・


詳しい生態や分布は不明のようだ・・・(当ブログ147種類目)


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軽井沢で虫えい(虫こぶ)探し・・・

2019年09月28日 | 虫えい(虫こぶ)

軽井沢のFB友達から虫えい(虫こぶ)らしいものが有るよという情報が入ったので早速出かけてきた・・・

現地に行く前に入山峠で(↑)浅間山の撮影・・・

入山峠は秋が深まっていた・・・


路傍のノコンギクやシロヨメナなどを一株ずつ調べたけど虫えい(虫こぶ)は見当たらなかった・・・(笑)


林道を少し進んだところで約束の時間が迫り時間切れとなって引き返した・・・


FB友達のK岡さんに案内してもらって虫えい(虫こぶ)らしきものが有ったという野菊がたくさん生えている場所へ・・・


隈なく探したけどそれらしきものは見つからず別の場所へ移動した・・・

何と其処で、吾妻渓谷で発見したばかりのアサマヒゴタイツボミフクレフシ(仮称)を見つけてしまった! この虫えい(虫こぶ)については後日詳しく書くね!


この付近からの浅間山も眺めが好いな!


春に花を観察したエゾノコリンゴの実がたわわに実っていた! ズミよりも一回り大きいことを実感! 齧ったら酸っぱくって渋かった・・・(笑)



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吾妻渓谷の虫えい(虫こぶ)・・・

2019年09月27日 | 虫えい(虫こぶ)

22日(日曜日)に吾妻渓谷で開催した自然観察会では10種類以上の虫えい(虫こぶ)が見られた・・・

ここは斜面上の歩道から樹冠部分を見られる場所もあって上手くすると間近で見られるのもいいね! 

(↑)ヌルデにヌルデシロアブラムシによって作られたヌルデミミフシ・・・タンニンが多く含まれ、五倍子(ごばいし、ふし)として生薬や染料、皮鞣などに使われていたんだ!

(↓)は同じくヌルデの葉にヤノハナフシアブラムシによって作られたヌルデハベニサンゴフシ・・・本当に赤いサンゴのように見えるね!


同じくサンゴのように見えるのがハクウンボクエダサンゴフシでハクウンボクハナフシアブラムシによって2年がかりで作られるんだ。

(↓)は既にアブラムシが出てしまい黒くしぼんでしまった残骸・・・


旧・熊の茶屋付近のニセアカシアにはハリエンジュハベリマキフシ(ハリエンジュハベリマキタマバエ)が見られた・・・こんな所まで分布を拡大しているんだね!


榛名山で2015年9月に国内で初めて見つけられたシロヨメナハナフクレフシ(ミツケタノハワタシ)・・・その後、吾妻渓谷や赤城覚満渕、軽井沢植物園で確認!

左側の蕾が本来の花だから肥大しているのがわかるよね!


鹿飛橋の欄干からはフシダニによって作られたイタヤカエデハイボフシが観察できた・・・あまり、気持ちいいものではないね!


鹿飛橋を渡って十二沢駐車場へ帰る途中で群馬県では2か所目にとなるモミジガサツボミフクレフシ(タマバエの一種)が一株だけ有った・・・

今まで千葉県と兵庫県で見つかっていて群馬県は3県目なんだ!


吾妻渓谷にはイヌブナが多いのだけど、葉に一列に作られたボタンのようなイヌブナハボタンフシ(イヌブナボタンタマバエ)・・・


駐車場の斜面ではヨモギハシロケタマフシ(ヨモギシロケフシタマバエ)が見られた・・・


・・・で、この他に図鑑に載っていない虫えい(虫こぶ)が二つも見られたんだ!

一つはヨメナ(もしかしたらノコンギク・・・あとで確かめなくちゃ)に作られた虫えい(虫こぶ)・・・


もう一つはアサマヒゴタイの花に作られた虫えい(虫こぶ)・・・


早速、虫えい同好会に報告するとともに九州大の湯川名誉教授に鑑定をしていただいているところなんだ・・・新種だと好いのだけど!


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赤城覚満渕の虫えい(虫こぶ)・・・

2019年09月05日 | 虫えい(虫こぶ)

9月1日の榛名湖・赤城大沼のワカサギ解禁偵察の本来の目的は虫えい(虫こぶ)の調査だったんだ・・・

バンディー塩原でお昼を食べてから秋の気配が漂い始めた覚満渕を歩いてきた!

2015年に榛名山オンマ谷で発見(国内初)し、その後は赤城山(白樺純林・覚満渕・鍋割山)、玉原高原でも確認できたキオンツボミフクレフシ(タマバエの一種)・・・

今年も赤城山での発生が見られたのか確認しに行ってきた・・・で、今年もしっかり発生していた!


しかし数は出来ていても形成主が入っているものが少なく、中が黒く腐ってしまっているものが多かった。 (↓)この画像の左のものがそうなんだ!


右側の虫えい(虫こぶ)を割ってみたら、かなりの数のタマバエの幼虫が湧き出して来た・・・


同じく2015年に国内で初めて見つけたシロヨメナハナフクレフシ(タマバエの一種)も榛名山・吾妻渓谷に続いて覚満渕でも確認できた・・・日当たりのせいか赤味を帯びていた!


隣接した別株には緑色のものと・・・


赤味を帯びたものが見られた・・・緑色のものの方が日当たりが居場所に有るので赤味を帯びるのは日当たりのせいではないかもしれないな?


両種とも、これから成熟して幼虫が脱出して地中で越冬するのだろうけど、その生活史は不明なんだ!


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虫えい(虫こぶ):モミジガサツボミフクレフシ・・・

2019年08月29日 | 虫えい(虫こぶ)

8月24日(土曜日)は、ぐんま自然観察指導員会の研修観察会で東吾妻町の河岸段丘上の水田地域を歩いてきた!

そのまま孫の追っかけで3日ほど家を空けていたので記録の整理が今頃になってしまった。

まずは、虫えい(虫こぶ)についてアップ・・・今回は群馬県初記録のものも有ったんだ!

河岸段丘の斜面にある林縁部ではクマイチゴがたくさん生えていてキイチゴハケフシ(フシダニ)がびっしりと形成されていた・・・


マタタビにはマタタビツボミフクレフシ(タマバエ)が作られていたので正常果(右)と並べて撮ったらピンボケになっちゃった。


畔のカナムグラにはカナムグラハウラコブフシ(タマバチ)・・・


沢筋のエノキにはエノキハイボフシ(フシダニ)・・・


河原のヘクソカズラの蕾は殆どが虫えい(虫こぶ)のヘクソカズラツボミフクレフシ(タマバエ)になっていた・・・一枚目

下の画像は切断したものでオレンジ色のタマバエの幼虫が数匹蠢いていた!

そして群馬県初登場はモミジガサツボミフクレフシ(タマバエ)で、千葉県と兵庫県で見つかっていて群馬県は初めてなのだそうだ! (ブログ掲載146種類目)


一眼を持って行かなかったので綺麗な画像じゃないのが残念・・・


切断した画像・・・塊状不定形の虫えい内には幾つかの幼虫室があって1匹ずつ幼虫が入っているようだ!

幼虫は9月には3齢になって虫えいから脱出して地中で越冬するらしいが生態の詳細は不明なんだ!



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榛名・沼の原で虫えい(虫こぶ)探し・・・

2019年08月20日 | 虫えい(虫こぶ)

日曜日は榛名・沼の原で虫えい(虫こぶ)探し・・・沼の原周辺ではマツムシソウなどが見頃だった!

キオンツボミフクレフシを始めシシウドミフクレフシやシラヤマギクハナフクレフシ・ナラハベリマキフシなどを探していたのだけどなかなか見つけられなかった・・・

それでも、昨年は見つかっていなかったキオンツボミフクレフシを幾つか見つけられた! やっぱりキオンが自生する場所では見られるんだな!


ピンボケだけどタマバエの一種によって作られた虫えい(虫こぶ)を吸汁するチャバネアオカメムシの幼虫の写真も撮れた! これは珍しい画像なのだそうだ!

虫えい(虫こぶ)は栄養豊富なので他の昆虫に加害されることもあるそうだけどカメムシの吸汁は珍しいそうだ!


次にヨモギの茎の先端の成長が止まって小葉が叢生するヨモギシントメフシ(ヨモギシントメタマバエ)が彼方此方に見られた!


私的に初めて記録した昨年は切断画像が無かったので、今年は切断してみた! 幾つかの幼虫室が認められたけど虫は羽化した後の様だった!


同じように小葉が叢生しているように見えるヨモギがあったのだけど・・・これはヒメアカタテハの幼虫の隠れ家かな? 広げてみる勇気は無かった(笑)



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虫えい(虫こぶ):キオンツボミフクレフシの分布地・・・

2019年08月14日 | 虫えい(虫こぶ)

先日の赤城山・鍋割山での自然観察会で尾根筋を歩いていると彼方此方でキオンが開花中だった・・・

もしかしたらキオンツボミフクレフシが有るのでは? と歩道脇のキオンを隈なく見て行くとありましたよ!

榛名山のオンマ谷、赤城山の覚満渕と白樺純林付近に続いて4カ所目となった! 今のところ、この虫えい(虫こぶ)は群馬県でしか見つかっていないんだ・・・


そして12日は玉原高原へ行ったついでに、自然観察指導員仲間のOさんがそれらしいのがあったよと云うので何カ所か探したら見つかった!

結構、キオンが有るところにには作られていて分布域が広いのかも知れないな?


鍋割山ではリョウブハコブフシや・・・


ヤマブドウハトックリフシなどが見られたので参加者の皆さんに説明した・・・


ヤマブドウハトックリフシは切断して中にいたタマバエの幼虫も観察してもらえた!


ところで・・・参加者の方がこれも虫こぶですか? って持ってきたものがちょっと気になる!

どうもツルウメモドキのようなのだけど葉裏に青白いコブ状の膨らみができていた・・・


葉表は殆ど膨らまず赤味を帯びているだけだった・・・


聞かれた時点でよく見れば良かったのだけど他の説明等で紛れて・・・後でもう一回現物を見せてと言った時は捨ててしまったようだ!

ツルウメモドキにはこの形態の虫えい(虫こぶ)が記録されていないんだ・・・採取した場所も分からなかったのだけどチャンスがあったら探してみよう!


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日本原色虫えい図鑑
湯川 淳一,桝田 長
全国農村教育協会
コメント
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