かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

松原湖写ん歩:オクモミジハグマとカシワバハグマ

2024年09月16日 | 植物

松原湖写ん歩の続き・・・今回はキク科のオクモミジハグマとカシワバハグマ!

種名のハグマ(白熊)とはチベットにいるヤクの白い尻毛のことで、槍や旗の先を飾ったり、仏具の払子(ほっす)を作ったりしたらしい。

その先飾りに似た花を咲かせるかららしいが、私には正月飾りのけずり花に見える・・・

先ずはモミジハグマ属のオクモミジハグマ・・・(↑)アサマヒゴタイと並んで生えていた!

母種のモミジハグマは関西以西に分布し切れ込みが深い!

次はコウヤボウキ属のカシワバハグマ・・・

名前のとおり葉がカシワに似ている。

オクモミジハグマと同じ歩道沿いに生えているが一緒には生えずカシワバハグマの方が湿気の多い肥沃土壌に生えているような気がする・・・

わ遊び・やま遊び雑記(since2009.2.15)_6281

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松原湖写ん歩:トウヒレン属2種

2024年09月14日 | 植物

松原湖写ん歩の続き・・・今回はセイタカトウヒレンとアサマヒゴタイのキク科トウヒレン属2種をアップ!

先ずはセイタカトウヒレン・・・トウヒレンは塔飛廉で塔のような飛廉(中国名でヒレアザミ属)でセイタカトウヒレン=トウヒレンとなる!

茎には翼が有って、葉脚は茎に沿って沿下している。

次はオオダイトウヒレンの亜種で関東及び中部地方東部に分布するアサマヒゴタイ・・・

茎は細長く狭い翼が付くときも有る・・・

枝先に淡紅色の花を付ける・・・

わ遊び・やま遊び雑記(since2009.2.15)_6279

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松原湖写ん歩:ミヤマモジズリ

2024年09月13日 | 植物

初秋の松原湖写ん歩で以前数株見られた場所でミヤマモジズリ(ラン科)を探したけど見つからず来るのが遅かったかな? って思っていたら違う場所で1株だけ見られた!

比較的珍しいので出会えて小躍り・・・残念ながら見頃を過ぎ花色も白っぽくなってしまっていた!

ミヤマモジズリは北海道~本州中部・四国の深山~亜高山帯の林床や林縁部などに生え、少し捩れた穂状に淡紅紫色の花をつける小さなラン・・

根生葉は長楕円形で対生しているように2枚・・・

よく見たら茎にイモムシ(シャクガ?)が居た! 貴重なランを食べる君は誰だ?

わ遊び・やま遊び雑記(since2009.2.15)_6277

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松原湖写ん歩:シナノアキギリ

2024年09月12日 | 植物

10日(火曜日)の初秋の松原湖写ん歩の第一目的は長野県と群馬県に自生する日本固有種(絶滅危惧種)のシナノアキギリ(シソ科アキギリ属)の撮影・・・

小山海太郎氏が松原湖畔で発見した自生地を訪れたのだけど年々少なくなっているような気がしてちょっと残念・・・

キバナアキギリに似るけど葉は円心形で腺毛が多く触るとべとつくのが特徴・・・

アキギリ属の花の造りはハチたちに受粉して貰うように巧妙に作られている・・・

蜜がたっぷり有りそうな花にハチが訪れ・・・

蜜を求めて花に潜り込んで・・・

奥に有る蜜を吸うために仮雄しべの上に乗ると本当の雄しべが下がってハチの背中にピッタリとくっつくんだ!

吸蜜が終わって後ずさりで花を出て飛び立つときに雌しべに触れて受粉する仕組みだ!

わ遊び・やま遊び雑記(since2009.2.15)_6276

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キツネノカミソリ

2024年08月31日 | 植物

あまぬま写ん歩で撮ったキツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)・・・花は綺麗だけど毒性分のリコリンなどを含み有毒!

多年草本で球根植物・・・花の時期(8月中旬)には葉が無く、早春に細長い葉を出して夏には枯れるのでヒガンバナと同じく「葉見ず花見ず」なんだね!

細長い葉をキツネが使う剃刀に見立てたと云われている。 花は雌雄同花で花弁は細く、鮮やかなオレンジ色で6枚・・・

結実するものと結実(3倍体)しないものがあるらしい・・・これは実が出来ているので2倍体だな!

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カラスウリの花

2024年08月17日 | 植物

夜は晩酌してしまって撮影はなかなか行けないのだけど雨の止み間を狙って夜にしか咲かないカラスウリの花を撮ってみた!

カラスウリには雄株と雌株がある。 雄花・雌花ともに花弁から糸状に伸びたレース編みが特徴! (↓)これは雄株で葉腋に数個の蕾を付け雄花を一つずつ咲かせる・・・

雄花のアップ・・・雄しべが萼筒の入り口を塞いでいるように見えるよね!

雌株はふつう葉腋に一つの雌花を咲かせる・・・

雌花は萼筒の基部が膨らみ中に子房がある・・・

萼筒の入り口には3裂した雌しべが見られる

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高原の花写ん歩:バイカモ他

2024年08月09日 | 植物

高原の花写ん歩で昨年はシキンカラマツが咲いていた場所を訪れたのだけど今年は無くなってしまっていた(涙) 諦めての帰り道・・・水路で咲いていたバイカモを撮影!

実が真っ赤なトチバニンジン・・・

トチバニンジンの変種で実が赤と黒のソウシシヨウニンジン(相思子様人参)・・・

鮮やかなオレンジのフシグロセンノウ・・・

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高原の花写ん歩:シキンカラマツ

2024年08月08日 | 植物

先日のレンゲショウマに続いて高原の花写ん歩で撮影したシキンカラマツ(紫錦唐松:キンポウゲ科カラマツソウ属)・・・

長野県・群馬県・茨城県・福島県にしか分布しない比較的まれな植物なんだよね・・・この花もどんどん減っていくので何時まで見られるのか心配だ!

花期は7~8月。花序は円錐花序で多数の淡紫色の花を付けるのだけど花弁のように見えるのは萼片で花弁は無いんだ!

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レンゲショウマ・・・

2024年08月06日 | 植物

夏恒例の高原の花写ん歩・・・森の妖精:レンゲショウマを撮ってきた! 解説は少な目にしておくので画像に癒されてね!

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榛名湖の花写ん歩

2024年08月04日 | 植物

一昨日の榛名湖花火大会は早くに行ったので打ち上げ開始まで時間がたっぷり・・・周遊道路沿いに南側を花写ん歩したら高原とは言え汗びっしょり!

道路沿いの法面でも色々な花が見られた! ヤマユリの花とボタンヅル(白い小さい花)・・・

ノリウツギの花・・・

ちょっと花期が遅かったシモツケ・・・

いたる所にあるクサアジサイ・・・

葉に特徴があるカメバヒキオコシ・・・

黒い実は1種類だけなので分かりやすいクロイチゴ・・・小さいけど美味しいキイチゴだよね!

一株だけ遅れて咲いていたイワタバコ・・・擁壁も彼らにとっては素晴らしい生息環境なんだな!

鮮やかな黄色が目をひくキツリフネ・・・

こちらも黄色いが目をひくジョウロウホトトギス・・・

ソバナかな?

白い花火のようなシシウドの花・・・

ヤマホタルブクロ・・・

湿地に群生していたメタカラコウ・・・

実が赤黒のソウシシヨウニンジン(トチバニンジンの変種)・・・縁起の良い相思子という豆に似ていると云うことで付いた名前なんだね!

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ミソハギと送粉昆虫

2024年07月20日 | 植物

後閑の県道216号沿いにミソハギが植えられ満開になっていた・・・お盆の頃に咲くから盆花と云われているのだけど我が地域は旧盆なんだよね!

花に誘われて色々な送粉昆虫たちが集まってきていた!

モンキチョウ・・・

羽根の地色が黄色と白色の2種類があって黄色は♂♀で外観からは判別が難しい。

白色は♀だけなので、これは♀だね!

そしてモンシロチョウ・・・

ベニシジミ・・・

定番のセイヨウミツバチ・・・

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トネリコバカエデ(ネグンドカエデ)

2024年07月03日 | 植物

所用で高崎市へ行くときに何時も通るコース上で見える下秋間の桂昌寺・・・遠目にも鮮やかな黄緑色の樹冠を持つ樹木が気になって見に行ってみた!

傍で見上げたら北アメリカ原産のトネリコバカエデ(ネグンドカエデ)だった・・・

それにしても鮮やかな黄緑色だな! と調べてみたら黄金葉の園芸品種でケリーズゴールドという品種らしい!

ところが、この樹の幹にはイタヤカエデ(別名:トキワカエデ・ハナノキ・エゾイタヤ・マイタヤ)と説明文が取り付けられていた! どう見てもイタヤカエデではないなぁ~

トネリコバカエデの横ではお寺に良く植えられているモクゲンジの花が満開だった!

別名がセンダンバボダイジュと呼ばれ種子を数珠にするので寺院に良く植えられているんだね!

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ウツギの花 & ユキノシタの花

2024年06月15日 | 植物

鮎釣りに通う湯の沢トンネル前後の川沿いで見られる花シリーズ第三弾はウツギとユキノシタの花・・・この地域はヒメウツギが多いかなと思ったのだけどよく見たらウツギだった!

ヒメウツギは名前のとおり花が小さく若い枝が淡緑色で無毛、葉裏も無毛・・・一方、ウツギは若い枝が赤褐色で星状毛が有り、花柄や萼片・葉裏にも星状毛がある。

花が小さいけど花数でアピールしている花だね!

近くの湿った斜面ではユキノシタの花が満開・・・これだけ多いと壮観だね!

そして近くで見ると美しい花だね・・・

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ウリノキの花

2024年06月14日 | 植物

湯の沢トンネルを抜けて上野村へ降りていく途中にウリノキが群生している場所があって毎年鮎釣りが始まるころに独特な形の花を咲かせている!

ウリノキはミズキ科(ウリノキ科)ウリノキ属の落葉低木で葉が瓜に似ているので付いた名前らしい!

葉腋から集散花序を吊り下げて白い花を咲かせるため葉に隠れてあまり目立たないけど、よく見るととても面白い花なんだ!

細長い蕾が開くと6~8枚ある白い線形の花弁が外側にカールして黄色い雄しべの葯が現れる。 雌しべは雄しべよりも長く突き出している!

巻いている花弁は2枚や3枚が一緒にカールするので花弁が3~4枚しか無いようにも見える・・・蕾をよく見ると花弁が捻じれているのがカールする仕組みなのかな?

撮影している時にクマバチが下向きに咲いている花の吸蜜を始めた・・・雄しべの葯にしっかりと掴まって花弁の根元の蜜を吸っていた。 

この体制では受粉に貢献は出来ないだろうな・・・ハチなどの虫が直に受粉させるのでなく、風やハチが停まった時の振動で落ちた花粉が下にある雌しべに付くのかな?

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オオバアサガラの花・・・

2024年06月12日 | 植物

鮎釣りが始まって湯の沢トンネルで南牧村から上野村に抜けていくルートを使っている・・・両村の渓流沿いを走っていると白いシャンデリアのような花がたくさん咲いていた!

オオバアサガラ(エゴノキ科アサガラ属)の花が咲き出したな! と車を停めて撮影・・・

アサガラの仲間には、本州・四国・九州に多いオオバアサガラと近畿地方以西に多いアサガラの2種類がある!

オオバアサガラは名前のとおり葉が大きく、花序は長く20cm近くも垂れ下がってまるでシャンデリアのようだ! アサガラの花序は12cm程度と短い!

花序は枝分かれした複総状花序で、一つひとつの花は下向きに着く。 花冠は6~7mmで5裂し、10本の雄しべや雌しべが長くて目立ち純白で美しい・・・

わ遊び・やま遊び雑記(since2009.2.15)_6177

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