林試で行われた自然観察会研修で確認した虫えい(虫こぶ)です。他の記事におされてなかなかアップすることが出来ませんでしたが、ぼちぼちと書いていこうと思います。前回のナラメリンゴフシに続いてエドヒガンハベリフクロフシ(江戸彼岸-葉縁-袋-五倍子)を紹介します。
この虫えい(虫こぶ)はエドヒガンやコヒガンザクラの葉縁にサクラハベリフシアブラムシによって作られた黄白色~赤色の袋状の虫えい(虫こぶ)です。この袋を切断して中を覗くとたくさんのアブラムシが蠢いていました。
秋に冬芽の基部に産み付けられた卵が4月初めに孵化し、葉縁の裏側に寄生して5月初めに袋状の虫えい(虫こぶ)になります。第二世代は梢先端部の葉に移動して同じような虫えい(虫こぶ)を作ります。
その後はヨモギに移動して産卵、孵った幼虫は地下茎に移動して寄生しアリと共生するのだそうです。そして秋になるとサクラに戻って葉裏に卵を産み、これが成長して交尾後に芽の基部に産卵というややこしい生態なのだそうです。(覚えきれませんよね!)
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