
玉原高原のブナ林は生物が豊富、特に林縁部や道路脇はソデ群落やマント群落になっていて虫えい(虫こぶ)もたくさん見られる!
ヤマブドウの葉には真っ赤なヤマブドウハトックリフシ(ヤマブドウトックリタマバエ:表題画像)が出来始めていた!
隣の葉にはヤマブドウハコブフシ(ヤマブドウハコブタマバエ)が出来ていた!
林縁部のブナの葉にはブナハスジトガリタマフシ(ブナスジトガリタマバエ)が作られていた。 私的には初見で当ブログ掲載159種目となった!
葉表の主脈と側脈の分岐点に作られ角状の円錐形で葉から斜上するか伏生して先が尖っている。 成熟すると褐変して縦に筋が出来て硬く固まる。
秋に虫えい(虫こぶ)内で3齢になって落葉前に地上に落下して虫えい(虫こぶ)内で蛹になって越冬し早春に羽化する年一世代の生活史らしい!
葉裏は葉脈部が膨らむ程度・・・
樹によっては隣り合わせで虫えい(虫こぶ)が何種類も見られ、観察の絶好の教材になりそうなものも有った!
(↓)も私的には初見のブナハベリタマフシ(タマバエの一種)で当ブログ掲載160種類目となった!
名前のとおり葉縁から葉裏側に垂れ下がるように形成される歪な球形で大きさも3~8mmとバラバラ・・・
この虫えい(虫こぶ)も年一世代の生活史で9月には3齢に達して落葉に先だって地上に落下して越冬、早春に羽化するらしい!
すぐ隣にはブナハマルタマフシ(ブナマルタマバエ)が見られた・・・これも年一世代の蛹越冬の虫えい(タマバエ)だ!
ブナ林内の林床ではチシマザサが密生していて新梢部が枯れていたのでササハマキフシ(タマバエの一種)かなと広げてみた!
ササハマキフシは私が2015年に玉原で新種として見つけた虫えい(虫こぶ)なんだ・・・
巻いている葉を広げてみると案の定、たくさんの幼虫が入っていた!
10日の自然観察会では何種類の虫えい(虫こぶ)が見られるか楽しみだね!
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